2002年3月18日【遠山 祥一郎様→Pon-f】 DiMAGE X
こんばんわ。 稔田組の遠山祥一郎です。 さっそくにメールをアップロードしていただきまして。 楽しませていただきました。
背中を押していただいた後、世の中もいろいろと動きが慌ただしいようで (笑)、懸案の DiMAGE X、本日 Canon IVSb/50mm f1.8 を下取りに出して購入しました。 製造後早や半世紀が過ぎようとしている今日なお商品価値のある後者と、発売後半年も経てば二束三文に没落することが目に見えている前者、今回の選択、自分でもバカげていると思います。
しかし、フィルム1本撮りきるのを待たずとも1枚だけ直ぐに起こすことができる点は、大変便利です。 高解像度の画像は GR-1s に任せて、DiMAGE X の方は気軽に撮って、ホームページ関係の画像を担当させようと考えております。 報道関係の皆さんにとってはメリット大ですね。 遅ればせながら、私もデジカメのメリットを痛感します。 要は使い分けでしょう。 酒宴の乱痴気騒ぎを AF 35mm/f1.4 で撮るかわりに、 DiMAGE X でホイ。 或いは船中で某代議士が某役人の顔を殴る瞬間に出くわせば、ホイと撮って週刊文春編集部あたりにメールでホイ、と。 或いは旅先でチェキのようなコミュニケーション・ツールとしての使い方も考えられます。
前信でお話しした着せ替えのアイデア、どうやら東芝にパクられてしまったようです。 残念! それから TC-1 用のネック・ストラップ(1点吊り) が使えます。
3月20日【Pon-f→遠山 祥一郎様】
遠山 祥一郎さま
こんばんは。魔のカメラ沼にはまる手前にいるつもりの古川靖史です。
デジタルの世界へようこそ。おめでとうございます。はやばやと、行かれましたね〜。
> 背中を押していただいた後、世の中もいろいろと動きが慌ただしい
> ようで (笑)、懸案の DiMAGE X、本日 Canon IVSb/50mm f1.8 を下
> 取りに出して購入しました。 製造後早や半世紀が過ぎようとしてい
> る今日なお商品価値のある後者と、発売後半年も経てば二束三文
> に没落することが目に見えている前者、今回の選択、自分でもバカ
> げていると思います。
えぇ〜、いいんですか、そんな逸品を処分しちゃって?
バカつながりということで、私もひとつ告白が・・・・・・。
最近、呑み代に困り、もってたライカDVクロームを処分したのです。もったいなくて使わないというのはライカ様に失礼であると考え、私の周辺にいるカメラ好きの諸兄にライカ買わんか〜ともちかけてきたわけですが、「それはアンタが持っていた方が良い。こまった時はそれで呑める」と忠告されてばかりでした。そこでエイっ!と売ったわけなんですが、その足で予定もしてなかった格安ベッサRに投資してしまいました。半額残ったのでなんとか生活をしのぐことができました。とほほ・・・・、何やってんだか。
> 遅ればせながら、私もデジカメのメリットを痛感します。 要は使い分けでしょう。
DiMAGE Xは立ち上がりが速いのでかなり軽快そうです。売り上げの立ち上がりも遠山さんの予想通りいいらしいですね。大当たりです。
ところで先般の遠山様のご指摘、画面縦横比3:4のお話。うかがって首を縦にふりつづけました。そうなんですよね。はじめてデジカメ画像を印刷したときずいぶんテレビ画面ぽいなと思ったのものです。慣れるとこれはこれでいいですね。
余談ですが、テレビのワイド画面っていまだに納得できません。映画とか廃ビジョン(?)については一応理解できるのですが、地上波テレビとかゲーム画面を無理矢理横に歪めて楽しむという感覚はいったいナニ?しかもメーカーごとに歪めかたの作法があるようで、いかに自然であるかを自慢しあってることにはゾッとしたもんです。開き直って需要を喚起しようとする家電業界の陰謀だと思ってました。あきっぽい日本人をおちょっくてるような〜。
そこに来てデジカメ画面の3:4が浸透してくるとすれば、少しは健全な視神経がはぐくまれるのではないかと期待するのです。が、ここまで書いてイヤな予感がしてきました・・・・。廃ビジョンデジカメなるものが登場するのでしょうか。
> ホイと撮って週刊文春編集部あたりにメールでホイ、と。
それ、いいですね〜。週刊文春というのがさすが硬派ですね。私もXほしい。
役所のロビーでみかける談合シーンなんかホイッと撮ってアブナイ目にあったりして。
> 前信でお話しした着せ替えのアイデア、どうやら東芝にパクられて
> しまったようです。 残念! それから TC-1 用のネック・ストラップ
> (1点吊り) が使えます。
あれ、遠山さんがアイデア提供したんじゃなかったんですか。惜しかったですね。
1年前も35mmコンパクトのことをおっしゃったその直後にT3が出ましたものね。
次は何が来るでしょうか。楽しみです。
3月21日【遠山 祥一郎様→Pon-f】 廃ビジョン(笑)
>魔のカメラ沼にはまる "手前" にいるつもりの ...
「もっと寄って、寄って!」 と、しきりに空耳が(笑)
>デジタルの世界へようこそ。おめでとうございます。はやばやと、行かれましたね〜。
初鰹とデジカメは 「はしり」 が勝負ですから。
Canon IVSb にせよ、Leica DIII にせよ、いわば兌換貨幣のようなもの。 今後その価値に大きな変動があるとは考えられません。 それに対してデジカメの場合、「今」 を逃すとその価値は下がる一方。 実売価格の逓減と 「モノ」としての価値の低下を秤にかけて、"X" の購入は今がベストと判断しました。
>バカつながりということで、私もひとつ告白が・・・。
ああ、よかった! 私だけじゃなかったんだ!
1950 年代の高級 RF 機群は、やはり兌換貨幣です。
>その足で予定もしてなかった格安ベッサRに投資してしまいました。
今度、R2 とかいうのが出ますね。 この調子だと R6.1も近いかもしれません。 そして R9 で Leica を超える!
う〜む、コシナ恐るべし。 シグマがベンチャー企業の高密度画素を使ったレンズ交換式デジタル一眼レフを 発売しますが、コシナも Bessa R2 の電子シャッター版とかケチなことを考えないで、M マウント RF の MF (撮像素子コントラスト方式フォーカス・エイド機構を搭載した二重像合致式 RF を持つ) デジカメを開発するべきでしょう。 フォーカス・エイドの搭載は、デジカメのピント合わせが銀塩に比べてシビア (らしい) なためです。
撮像素子の小型化 (低価格戦略) に伴い実効画角も35 ミリ銀塩機に比べて狭まりますが、コシナの広角レンズ群の充実は (12mm) 際だっており、「デジカメは広角が苦手」 というこれまでの常識を打破する可能性を秘めているように思います。
老人の趣味カメラとしてのみならず、実用性の高いプロフェッショナル機材としての需要も十分に見込むことができるでしょう。 液晶モニターによる画面決定は、露出、色調、ピントの確認という意味では確かに優れているかもしれませんが、結果として被写体から目をそらしてしまうことになるので、私は感覚的に馴染めません。 光軸・画面の水平或いは正面をカチッと決める場合も、クリアな光学ファインダーは液晶モニターより優れているはずです。
Bessa Rの素晴らしい RF を活用するこのアイデア、それなりの支持を頂けるのではないかと密かに期待しています。あっ、もちろん 「手動巻き上げ」 も残します。 MF 機は、左手のピント合わせと右手の巻き上げ作業という異なる動作の生むリズムが脳に刺激を与え、作画の緊張感を醸し出している訳ですから、それをおいそれと廃することには慎重であるべきだと思います。
>余談ですが、テレビのワイド画面っていまだに納得できません。
>映画とか廃ビジョン(?)については一応理解できるのですが、
>地上波テレビとかゲーム画面を無理矢理横に歪めて楽しむと
>いう感覚はいったいナニ?
銀塩写真で言うところの 「パノラマ」 と同じ胡散臭さを感じますね。 ワハハ! 「廃ビジョン」! うん、うん。
>開き直って需要を喚起しようとする家電業界の陰謀だと思ってました。
私だったら横長画面の中央に縦横比3:4のメイン画面をまず確保した上で左右両側の縦長画面には複数の広告を常時表示させますね。 そして、視聴者が選択した CMは中央の大きな区画に拡大表示され、メイン画面にあった番組は、その間、左右の小画面と交代する。 衛星放送による多チャンネル時代を迎え、各局が最も頭を悩ませているのがスポンサー問題です。
CM チャンスの制約の無い新たな広告表示システムによって市民の消費意欲を刺激し、スポンサーも気前よく金を出し、各局も想像力に溢れるユニークな良い番組を量産。 広告クリエーターも切磋琢磨して自らの感性を磨く。 経済活動の好転は社会の軋みを和らげ、犯罪を減らし、北方領土もいつの間にか戻る、と。廃ビジョンにしろ、ワイド画面受像器にしろ、極度に近視眼的な発想に立っている点が問題なのでしょう。
>役所のロビーでみかける談合シーンなんかホイッと撮ってアブ
>ナイ目にあったりして。
大阪府警が 「画像メール 110 番」 なるものを始めるそうです。 確かに犯人を緊急手配したりするのにデジカメと携帯電話の組合せを使えば、これらのメディアの現在考え得る最も生産的な使い方となるように思います。
食事の前に 「これから食べる物」 として撮影しておけば、万が一、食あたりした際にも、中毒源を素早く特定できるでしょうし、記録性という、写真が本来持っている最大の 「実用性」 を遺憾なく発揮させる点からも、これからのデジカメは限りなく空気に近い存在へと進化することが求められているのではないでしょうか。
>あれ、遠山さんがアイデア提供したんじゃなかったんですか。
>惜しかったですね。
どうも、私の身辺にはスパイがうじゃうじゃいるようです(笑)。
3月22日【Pon-f→遠山 祥一郎様】 す、すごすぎる(笑)
遠山 祥一郎さま、こんにちは。すでにはまっていた古川です。
さっそくの圧巻メールをいただき、あっけらかんです。
爆笑しつつ、恐縮しごくです。
> 初鰹とデジカメは 「はしり」 が勝負ですから。
> "X" の購入は今がベストと判断しました。
なるほど、なるほど。説得力ありますね〜。
v自分の場合、つぎはデジカメ一眼も気になってくるような・・・。旬が近づいている気配です。まあ、画角の狭さというネックがあるので、まだまだ安心です。が、こうした日本企業の突進は恐ろしいものがありますので、遠山様もお気を付け下さい。
> ああ、よかった! 私だけじゃなかったんだ!
> 1950 年代の高級 RF 機群は、やはり兌換貨幣です。
これまた、なるほどです。また自分(及びカミサン)に言い訳して、投資してしまいそう。
> Bessa Rの素晴らしい RF を活用するこのアイデア、それなりの
> 支持を頂けるのではないかと密かに期待しています。
すんばらしいアイデアです。こんなのが出た日にゃ、爆発しちゃいそうです。
みんなが待ってます。ライカM7など何それ?ってなもんですね。
遠山さん、早めにコシナさんに売り込まれた方がいいですよ。また盗まれちゃいます。
> 異なる動作の生むリズムが脳に刺激を与え、作画の
> 緊張感を醸し出している訳ですから、それをおいそれ
> と廃することには慎重であるべきだと思います。
ワタクシ最近、脳の働きの劣化を痛感します。もともと良い方ではありませんでしたが、カミさんに指摘され「記憶にありませーん」とお答えすることが多くなってしまいました。そのためにも、マニュアル操作による刺激は何よりも大事ですね。良いカメラはボケ防止に最高というレポートを誰か発表しませんかね〜。
そうそう、遠山さんご指摘のようにデジカメのモニター見ながらの撮影はあまり好ましくありませんね。ホールディングが格段に悪くなる上、ピントなどさっぱり確認できませんので、モニターできているようで実は全然できてないように感じます。ですので、眉毛のところでしっかり押えつつ見づらいファインダーで格闘してます。これがまた、いいかげんなファインダーでして写った画面とプロポーションが全然違うんです。
> ワハハ! 「廃ビジョン」! うん、うん。
これ普段アホな漢字変換しかできない、MSなんとか辞書の作品です。たまには気の利いたこともできるのですね。
> 廃ビジョンにしろ、ワイド画面受像器にしろ、極度に近
> 視眼的な発想に立っている点が問題なのでしょう。
するどい総括をいただき納得です。
> 大阪府警が 「画像メール 110 番」 なるものを始めるそうです。
はじめてうかがいました。すごいですね。そこまで実用が進んでいるとはびっくりです。1億総スパイ時代ですか。
それで思いましたが、アサヒカメラも新聞社なんですから、お芸術よりも、こうしたコンテストで社会をにぎわした方が公器として"少しは"世の中に役立つのではないかと感じましたが・・・。
> どうも、私の身辺にはスパイがうじゃうじゃいるようです(笑)。
たいへんですね〜?
実に楽しく拝見いたしました。
ありがとうございました。では、また。