気のいい牛はマロンをペロッとひと舐めすると、膝を曲げてお乳を近づけてくれました。ウサギのポーちゃんとヨーちゃんと3人でお乳を絞り、マロンはミルク缶にたっぷりとミルクをもらい、キャラメル作りを始めました。 そんな頃マッシューは…
テーブルの脇に隠れていたリス宅配便がサッーと出てきて、マッシューを背中に担ぎ、2階の部屋へと一目散に駆け上がりました。 「バタン!! マロンちゃん!!! 何処にいるの?! 返事して!」
「わぁ〜ミルクの甘い匂いだ♪ そう言えば夕べから何も食べてないや。腹が減っては戦は出来ぬぅぅ〜」 マッシューとリス宅配便は目くばせして、先ずは腹ごしらえをすることにしました。 「リス君、あの牛舎に行ってみないかい? 食べ物を分けてもらえるかもしれないよ!」 「うん、行って見よう!!」 リスの背に乗り、牛舎へと急ぐ二人の速いこと、速いこと。 牛舎に着くなり甘い誘惑に負けて、マッシューたちは声を揃えて大声で叫びました。 「あのぉ〜僕ら腹ペコなんだけど、少し食べ物を分けてくれないかなぁ〜?!」
マロンとマッシューは青空の下で、甘く濃厚な出来たてミルクキャラメルを食べながら、今までの長い旅を話し合い、その二人の笑い声は春間近の森にいつまでも、いつまでも響いていたそうです。 おわり |
2002.2.8 UP