WEB相談室 図書館への就職活動Q&A 回答編(2-4)サーチャーってどんな資格なの?
サーチャーの狭義は「データベース検索技術者」です。
コンピュータ技術やネットワーク環境の飛躍的な発展により、コンピュータを用いてデータを入力するだけでなくなりなりつつあります。その入力されたデータを蓄え編集しなおしたデジタル・データの集合体「データベース」を、自宅、あるいは職場や学校などの出先などで、巧みに調査(検索といいます)をすることができるようになりました。これを代行する専門的な職業の人々が広義の「サーチャー」という職業名で総称されています。
インターネットが家庭に普及しはじめる1995年以前は、基本的なデータベースサービスを利用するだけでも、多額な料金を支払わないとイケない時代がありました。また、コマンド検索という技術を用いるデータベースサービスがあり、その技術をマスターするのも大変ですし、サービス毎に検索方法が異なるということもありました。
いまは家庭にまで浸透しつつあるインターネットパソコンがあるおかげで、一般市民がかなり簡素化された「メニュー検索」を用いて、いつでもどこでも検索できるようになりました。昔は誰が聞いても「なんていう意味?」と思う「検索」と言う専門的な用語もかなり一般化してきています。小学校の授業でも、お子様用の「Yahooキッズ」で引いて見ましょうとか、グーグル(google)で調べましょう、という時代になりました。また、近年では官公庁でも蓄えたデータを情報公開の波で広く国民に案内する(ことを強制されている)ために各種調査結果をインターネット上に無料で公開し始めましたし、公的な団体や私企業、あるいは個人でもホームページ上で情報源を提供するようになってきました。
でも、その提供されているデータ類は森羅万象には及んでいるけれど玉石混交で、サーチャーならではの洗練された検索技術を駆使して検索された結果は、ユーザーが非常に満足できるデータ群の集まりとなります。ユーザーへのデータの提供方法もみっちり検討されていて、無駄がありません。
確かに近年は、ユーザー自身が各種検索サービスを無料で調べ上げることもできるため、サーチャーに求められたニーズは相対的に低下していると思われます。でも有益なデータをほしがっていたとしても、自分が検索した結果のどれくらいがニーズに一致しているかを客観的に把握するのは困難ですし、検索するホームページがニーズに合致していないばっかりに、検索結果が「なんか違うなあ」と思っていては、顧客満足度は低下してしまいます。
これからもなお一層のこと、グレードの高いサービスの提供できるサーチャーの役割は高いと思います。
図書館では特に近年、無料あるいは有料のデータベース検索サービスを利用するケースが増えてきました。図書館職員として把握していなければいけない知識の一つとして、「自分の図書館ではどんな利用者がいて、どんなことを望んでいるケースが多いのか?」という提供対象者の潜在的なニーズの把握があります。
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