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す い す い 日 記 No.21 番外編

[BD-MLオフ会]鋸山ツーリング2001〜のこぎり山は峠でした[2001.11.11]

移動経路 自宅→立川駅→[電車]→武蔵五日市駅→[自転車]→檜原村→神戸岩入口→鋸山登り→頂上→鋸山下り→奥多摩駅→もえぎの湯→奥多摩駅→[電車]→最寄駅→[自転車]→自宅
走行距離:約25km(地図ソフトでプロット計測)

BD-ML企画への初参加は10月13日の日原鍾乳洞まで行く「吉田@BD-3さんプレゼンツ 峠の香りを "ほんの少し"楽しもうよ オフ」でした。お天気も良く、景色も良く、日原鍾乳洞も楽しく、かなり危惧したわりには楽に上がることができました。帰ってきてから、一体「峠」というのはどういうものなのか興味が湧きました。

少し後に吉田さんが約一ヶ月後の11月11日に同じ奥多摩の鋸山ツーリングの案内を出され、ちょっと行ってみたい気分になりました。でも、未知の世界は怖いものです。いろいろと調べたり、おのさんに「ビューポイントでどうですか」とメールしたり、吉田さんやまめさんに実際の状況を聞いたり。。。

今思えば、ここまでするということは、気持ちは「行きたい」と思ってるわけです(笑)。でも、自分自身を納得させる決定打がないと踏み切ることができません。結局「輪行30分、電車賃290円、10000円のヘルメットを2回使用して5000円に」と、主婦の金銭感覚が決定打となり、こっそり?参加表明しました。

天気の安定しない日が続き、金曜日・土曜日ともに大雨、気温は真冬並の寒さ。しかし、11月11日当日、天気は快晴、まぶしいほどの朝日が窓を照らしています。走るときにはご飯はきちんと食べましょう、お味噌汁とご飯2杯を無理やり食べて家をでます。

■今回の持ち物(カッコ内は反省点)
・ステンレスボトルにコーヒー(重かった)
・500mlペットボトルに湯冷まし半分
(足りなかった、途中で水補給)
・着替え、タオルなど
・パンク修理用パッチとタイヤはずし用スティック
(意味がなかったらしい)
・デジカメ(重かった)
■今回の服装(カッコ内は反省点)
・ヘルメット
・Tシャツ
・普通のセーター(暑かった)
・フリースジャケット(かさばった)
・ウィンドブレーカー
・コーデュロイパンツ
・タイツ
・自転車用グローブ[登り用]、普通の皮手袋[下り用]
・アウトドア用靴

集合は7時半に青梅駅と、8時半に武蔵五日市駅と、選択ができましたので、迷わず武蔵五日市駅に集合組みにしました。8時半少し前に駅前に出てみると、上気した顔の吉田さんが全身から湯気をたてながら立っていました。青梅駅から武蔵五日市まで1時間かからず走ったなんて、私から見るとすごいことです。

名前しか言わないめちゃ簡単な自己紹介をした後、自転車歴を探ってみると(いや探るまでもなく服装で分かるのですが)、相変わらず峠的弱者は私でしたので、吉田さんのすぐ後ろを走ることにします。幹事の吉田さんいわく「今日はアタック」だそうで、いきなりビビりました。そんなことどこかに書いてありましたか?(いや、どこにも書いてない…)

コンビニで補給 少し走ってコンビニで補給食の買い物。この時点で、軽く走る吉田さんについていくことができず、内心かなり焦る私。

■コンビニで買ったもの(カッコ内は説明)
・あんぱん(私が好きな補給食)
・ソフト梅(塩分が必要だと言われたので)
・おにぎり(持ち運びやすい)
・のど飴(なんとなく)
・ラムネ(持参)

9時、さあ出発です。吉田さんは独特の走法でどんどん走っていきます。リズミカルで軽い吉田走法を間近で見ながら走って、自分のリズムを思考錯誤しているうちにふと気づくとずっと先に吉田さんがいました。

10月の峠の香りオフから1ヶ月、天気が悪かったり、体調を崩したり、予定があったりして、私は全く走ってませんでした。前日の10日に多摩川サイクリングロードか和田サイクルさんまで走りに行くつもりでいたのですが、雨でそれもできず。

というわけで、私は完全に運動不足な上、体重も増加していて、走っていても体が重くて重くて仕方ありません。すごい遅いスピードで走ってるということが自分でもよく分かりました。前の吉田さん、後ろを走る5人の方はさぞやイライラされたことと思います。重い体をどうにもできないまま登り基調の道を進みます。

真っ暗なトンネル

途中で休憩して体勢を整えます。が、またすぐにすごい登り坂が・・・。はっきり言って私はもうこの時点で限界を感じていました。それなのに、まだその「アタックポイント」まで辿りついてないなんて。うーん、うーん、泣きそう・・・。これからどーなるんでしょ・・・。

私の心を表すかのように、目の前には真っ暗なトンネルが。噂には聞いていましたが本当に真っ暗で1m先くらいにいる吉田さんの背中すら見えなくなりそうです。大騒ぎしているうちに出口が見えてどうにか無事にトンネルを終了しました。

10時、いよいよ皆さんはアタックしていく模様です。 私はアタックじゃなく、なんでしょう・・・?、うーんなんなんでしょう。。。 吉田さんの説明だと1時間ほどで山頂、遅くても1時間半あればつく、とのこと。 ここから1時間半かあ、そうかあ、気が重くなる私でした。 一応、かなり遅い私が一番先に出発しますが、とっとと皆さんに抜かされます。

大きくて重い困った荷物になってしまった私は 吉田さんについてもらって鋸山をタラタラと走ります。 途中で、吉田さんのBD-3と私のpacificを交換してもらいましたが、 やはり自分の自転車の方が乗りやすくて、結局自分の自転車で走り続けます。

山道は素晴らしい景観で、空気も良く、自動車もほとんど通らず、 何も気にすることなく走ることができます。ただ、そこが坂だというだけ・・・。 峠好きの吉田さんは、自分を取り囲む360度の自然の中で本当に幸せそうでした。 吉田さんは「やっぱいいね、峠は!!!」「今日は良い天気で、いいね、峠は!!!」 「わあ景色が開けた、いいね、峠は!!!」こんな感じで、めちゃめちゃ楽しそうです。

その隣でヘロヘロの私は頭の中は「無謀」「無謀」「無謀」という 文字でいっぱいに埋め尽くされてました。 でも、なんだかおかしくて笑いながら走ったりしてました。峠ハイでしょうか?

そして、この峠の辛さに納得もしてました。 数々の峠ツーリングレポートを読んだ私はすっかり「峠耳年増」となっていて、 ツーレポの印象と今自分が経験している感覚がマッチングしてくことが、 なんだかとても嬉しかったのです。 「そうだよ、峠ってこんなに辛いもんなんだよー」

峠から見た山間の表情 峠から見た山間の表情
青い空と紅葉した山

11時になってもゴールはまだ先のようです。 きっと先頭を走るかぜはるかさんやのりにいさんはもう着いたころでしょう。 にちさんもいまむらさんももうすぐ到着するはずです。 体調が悪そうな金田さんと憔悴した私と2人に付き添う吉田さんは、 まだまだ下の方を走ってました。

この頃になると、私はすっかり憔悴しているうえに、なんだか苛立ってきました。 目の前に見える坂はそんなに急坂には見えません。 なのに、一番軽いギアで走ってもペダルが重いどころか、 自転車がほとんど進まないのです。 視覚的な情報と通常の走行感覚のズレがとても気持ち悪いものでした。 登りたい気持ちはあるのに体がついていかない現実も辛かったです。 また傾斜がきついと、どうしても重心が後ろに下がってしまって、 いつもどおりのポジションを保てませんでした。

吉田「自転車を降りて歩くよりも、自転車に乗りながら少しずつ進んだ方が楽だ」

金田「自転車に乗りながら少しずつ進むよりも、自転車を降りて歩いた方が楽だ」

という2人の議論が続く中で、いつもは金田さん派の私も、 吉田さんの言うとおりになるべく歩かずフラフラとペダルを回します。 「辛かったら歩いて登ったっていいんだからね」と言ってくれたのは、 吉田さんだったのだけど・・・。

もうすぐ頂上の景観 坂道は終わらないし、ゴールは見えないし、 苛立ちがやがて自分に対する怒りに変わっていきました。 その怒りパワーで一踏み一踏みペダルを踏みしめていきました。 きっと夫と走っていたらその怒りを夫に八つ当たりしていたことでしょう。 峠は他人と登る方が夫婦喧嘩にならずにいいかも、 と吉田さんの笑顔を見ながら思いました。

振り返るとずっとずっと登ってきたことが分かります。 今、自分がいる位置は信じられないほど高いところです。 なのにまだゴールにならないなんてね・・・。

11時半、金田さんが「あと少しだよ」と言ってくれたところで、 ずいぶん前に到着したかぜはるかさんが降りてきてくれました。 本当にもう少しみたいです。あっ・・・

のこぎり山の頂上で記念撮影 やっとやっとゴール着きましたーーー。 いや、もう足腰が自分の言うことをききません。 そこにあったのは達成感というよりも虚脱感でした。もうエネルギー0です。 でも、エネルギー0になるってことはめったにありませんから、 この虚脱感も貴重です。ゴール直後のことはあまり覚えてません。 感情も記憶もどこかに吹っ飛んでました。

私のゴールが遅かったので、30分も山頂で待たせてしまった皆さん、 どうもすみませんでした。

山頂でごはんを食べて集合写真を撮影すると、 皆さんの後ろには山のてっぺんが写ってます!!!すごいです。

12時、もえぎの湯を目指して下ります。 濡れた路面、張り付いた木の葉、荒れた舗装、 滑らないようにバランスを崩さないように注意しながら走ります。 登り終わって少しだけ心の余裕ができた私は、 その分少しだけ景観を楽しむことができました(でもあまり覚えてません)。

そして、30分後にはもえぎの湯に到着してました。

もえぎの湯では30分待ちと出ていましたが、 実際の待ち時間は15分(男性)-20分(女性)くらいでそんなに長く感じませんでした。 温泉に入って出てくると、にちさんがもうビールを持って座ってました。後を追うようにビールを買いに行くと、吉田さんとバッタリ。吉田さんは今、温泉から出てきたらしい(笑)。吉田師匠は長風呂(教訓)。

その後、先ほどの辛さを忘れるかのようにビールを飲んで…、おかげさまで完全に酔っ払いました。そして、最寄駅まで輪行して、最寄駅からは自転車をひいて帰りました。 はあ、無事に終わってよかったです。

イニー@pacific18赤

もえぎの湯 ご主人様は温泉に

■まとめ■

鋸山ツーリングはいつもただの運動不足の主婦である私には辛かったです。でも、とても良いコースだと思います。 鋸山が半分くらいの辛さだったら、景観や山の雰囲気を楽しめたはずです。 あまりに辛くて下ばかり向いて走っていたのがもったいなかったですね。

参加表明した以上→集合場所に行く、集合場所に行った以上→走る、 走り始めた以上→走り続けてゴールを目指す、 というわけで参加を表明を流すのが一番悩むところだなと思いました。

吉田さん、かぜはるかさん、金田さん、のりにいさん、いまむらさん、にちさん 一緒に走っていただき、どうもありがとうございました。

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