インターナショナル ポケットウォッチ(Cal67)

 キャリバー67、ケースのシリアルナンバーは982971なので1936年製と推定されます。機械のシリアルナンバーは見つけられず、、、分解しないと見えないらしいですね。ケース径49mm。

 何人かのウォッチマニアに見せましたが「何だ、インターか」で終わりました。愚かな、、、説明してもワカランでしょうからちゃんとは説明しません。そもそも本人もわかってないです\(^_^;0101

 昔からポケットウォッチが欲しかったのですが良いものに出会わず買えなかったところ、アブク銭が入ったのでヤフーオークションを見に行ったら出ていて、入札したらスタート価格¥68kで落札してしまいました(^_^;
 それまでヤフーオークションの「懐中時計」のコーナーって良いものが皆無で、「eBay見に行かなければならないかなぁ」と思っていたんですけどね。

 以前△11が電波時計(レインボー号)で測定した時の誤差は、自転車で1日走り回って10秒狂った日を含め月差15〜20秒程度。クオーツ時計と差がなく、これではどちらが検定されているのか分かりません(^_^;

 整備した職人さんによれば「(長年職人をやっていて初めて出す)10年精度保証」。温度補正をするためのバイメタルを使ったバランス、いわゆる「切りテンプ」を使っていますが、真円度が高いため、動作状態では一見通常バランスにしか見えないそうです。
 精度を保証する文字は全くありません。一体製作者には自己顕示欲なるものはなかったのでしょうか、それとも文字盤の「International Watch Co. SCHAFFHAUZEN」、機械の「PROBUS SCAFUSIA」の文字で満たされているとでもいうのでしょうか。確かに当時のインターナショナルの文字の前にはクロノメーター検定は無論のことジュネーヴシールもポジション表示も全く顔色なかったハズなのですが、、、
 そもそもこのメーカーのこの時代ブランド表示自体非常に控えめ、目が悪い人が見たら無銘と思われるかも知れませんね。ステイブライトのケース、ブルースチールのブレゲ数字とブレゲ針が美しいです。

 

 リストもインターナショナル リストウォッチが欲しくなって買いました。さらにインターナショナル レディースウォッチ(彼女の時計)をペアウォッチ用に入手。

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ユリス・ナルダン ポケットウォッチ

 最初にこのブランドを知ったのは腕時計カタログ1992年版(△11の趣味生活日記)の裏表紙にクロノメーターサンマルコの広告が載っているのを見た時で、エナメルのブルーダイヤルや裏蓋のサンマルコライオンの彫刻に憧れたものです。
 しかし再興以後のユリス・ナルダンはいわゆるETAポンであり、あまり面白くありません。倒産前にもリストウォッチもありますがプゾーだったりしてあまり萌えません。
 ユリス・ナルダンの真骨頂はやはりそのブランド価値を押し上げた立て役者であるポケットウォッチより大きい時計にあるのではないかと思います。まぁ最終的にはデッキ・クロノメーターということになりましょうが、一般人の趣味で収集するには少し荷が重く、ポケットウォッチは良い妥協点と言えます。

 旧体制下のユリス・ナルダンは古臭いデザインが多くてなかなか好みの物が見つからなかったのですがやっと出て来たので入札、¥32kで落札しました。インターナショナル ポケットウォッチと被っちゃってますけどね(^_^;

 ユリス・ナルダン K14WGレディース(彼女の時計)とペアウォッチになっています。

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アガシズ K14PGクロノグラフ

 この時計は、△11が「こんなポケットクロノグラフが欲しいなぁ」と頭の中に描いていたその具現です。ケースは美しいK14PG。ただただほれぼれするばかりの美しさです。
 スモールセコンドにヘアラインが入っていますが、職人さんは「自然に入ったので、職人がドジを踏んだのじゃないと思う、ドジで入るヘアラインはもっと派手」とのことでした。それならば仕方ないので気になりません。

 機械は全てオリジナルパーツ、ケースもオリジナルであろうとのことです。ピラーホイールカバーを確認(^o^)

 実は¥170kまで入札してあったんですが、、、スタートの¥95kで落ちちゃいました。超ラッキー(^o^)!

 アガシズは日本では評価が低いのですが、自社製クロノグラフの評価が非常に高いロンジンと密接な関係があります。ロンジンは設立年として1832年を称しているようですが、多分自社の設立年を古く言うために源流の小川を調べて一番古いのを探し出したのがオーギュスト・アガシが時計工場に加わった1832年、ということなのでしょう。
 一時オークションの最高値更新で話題に上ったルイ・コティエ考案のパテック・フィリップのワールドタイマーは元々アガシズの特許で後にパテックフィリップに譲られたものです。
 日本でクロノグラフの双璧と言われているのはパテック・フィリップとロンジンですが、そのどちらもアガシズと関係が深いのは偶然ではなかろう、と密かに思っております。

 下は職人さんが慣れない手付きでデジカメ撮影しメールに添付して送ってくれた整備中分解画像↓

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ウォルサム K14YG(CalマキシマA)

 ダイヤモンドエンドストーン、ゴールドトレーン、21石、5ポジション。高級な仕様はまぁアメリカメーカー全盛期の最高級品だから当然とも言えます。

 シリアルナンバーから調査したところでは1915年製です。1920年05/23プレゼントした旨の刻印があります。

 キャリバーなのかペットネームなのかよく分からないまま一応キャリバー名として扱いましたが、マキシマAです。Aはどこぞの雑誌には500個しか製造されなかったことになっていますが、、、本当かにゃ(^_^;?
 製品として見かける物でも21石と23石がありますし、500個ということはなさそうな気もします。 

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ハミルトン マスターナヴィゲーションウォッチ(Cal4992B)

 前オーナーK氏はカナダから買ったと仰っていました。とあるオークションに「第二次世界大戦中アメリカ空軍にいた祖父の遺品」として出品されていたそうです。同製品はアメリカ空軍だけでなく、かなりの数がアメリカ陸軍やアメリカ海軍、さらには一部イギリス海軍にも納入されたようです。

 「第二次世界大戦中ならすでにリストウォッチの時代ではないか」と訝しむ人もいるかも知れませんが、飛行隊長クラスが空母のマリンクロノメーターでこの時計の時間を合わせて自隊に帰って隊員の腕時計を合わせた、すなわちマリンクロノメーターとリストウォッチの中間的存在だったのではと想像しています。

 外観は地味でピューリタンの国アメリカ、カメラで言えばカードンやスピードグラフィックの世界です。アメリカの時計はどれも装飾過多が好きになれなかったのですが、これはちょうど良い感じです。

 24時間表示、リューズを引き出すと秒針が止まり秒単位の時間合わせが可能、直径51mm、形式名AN5740。現状渡で受け取り整備はしていませんが、正確に日差ー5秒なのでO/Hすれば月差の領域に突入でしょう。入手価格は¥60kでした。

 2001年10/15にO/Hから帰って来ました。慣らしが済んでいない現在日差+2秒だそうです。慣らしが進めば月差の領域に入って行くハズとのこと。

 下の写真は別に入手した陸軍用のケースに入れた状態です。

 下の写真は機械です。こういうものの美しさを写真に写すのは難しいので本物はもっと格段に美しいです。キャリバー4992B、22Jewels、6ポジション+温度調整=8ポジション相当です。「アメリカ人は不器用だから精密機械は作れない」と思っていた人はこの事実を見て反省しましょう(^o^)
 

 緩急針(手前にある時間調整の針)調整はスワンネック式(緩急針をネジとバネで挟む方式で微調整が可能)、分割プレートにジュネーヴ仕上げと原則的にスイス式ですが、ゼンマイを巻き上げる角穴車&丸穴車(写真右上方の大きい歯車2つ)の渦巻はドイツの様式、移民の国アメリカを感じます。

 しかし軍用なのに中身は高級時計の仕上げをきっちりしてあるのはどういうことでしょう。将校は国家外交の一部を担うので、持ち物にもそれなりの「格」が求められたのでしょうか(^_^;

 天真折れとガラス割れで2003年12/23に修理出し、2004年03/06に受け取って来ました。幸いきれいに治りましたが大切にして来た先人に申し訳なし。

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ハミルトン K14YGポケットウォッチ(Cal921)

 非常に華美なイメージがあるアメリカンポケットウォッチですが、民生用も1950年代になればちょうど良い感じにコストダウンされているようです(^_^;
 コストダウンされていると言ってももちろん1950年代のハミルトンと言えばどのような物かは想像していただけると思います。

 この個体は1953年にベアリング会社の勤続25周年にプレゼントされた、いわゆる「クォーターセンチュリー」物です。¥27kで即決がついていたので落札しちゃいましたが、ケースの金地金としての買い取りでもこのくらいあるのでは(^_^;?

 文字盤の文字が「Tiffany&Co」になっただけの、全くそのものがティファニーからも販売されました。

 キャリバーは921、21石、5ポジション。

 01/11オーバーホールから上がって来ました。「ネジ1本変わっとらんからやっとって気持ち良いぞ〜」「時間はきっちり出ているけどほんのちょっと進むようにしておいた」とのことで測定機での誤差は+0.5秒/日。

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ロンジン 925SV「エクスプレスリーダー」

 お遊びで入札していたらまさかの¥50kで落札してしまいました。「インターナショナル ポケットウォッチと同等の素晴らしい品」だそうですが「時間はアジャスター調整で追い込めるようにしてある、必要なら自分で追い込んでくれ」とのことで現状ではかなりの+誤差が出ます。

 前後ともスクリューの銀ケースです。面合わせが凄くて「良い仕事してますね〜」です。しかしφ55.6×20.4ミリ、約150gでは持ち歩けません(T_T)4949
 時間合わせは前蓋を外してレバーを引き出しリューズを回すというアメリカ鉄道時計の規格に従っています。鉄道時計が何かの拍子に時間が変わってしまうようでは恐ろしいので、わざと面倒な形式を取っているわけですが、これにより実用性を著しく損なっています(T_T)4949

 機械に「ADJUSTED SAFETYPINION」とありシリアルナンバーは358207、17石です。
 マイクロアジャスターが勾玉型の
アガシズ式になっています。と書いてあるのを見ただけで「お、高級品だね」と思えるあなたはマニア、、、

 ロンジンのレイルロードで有名な「エクスプレスモナーク」はアガシズのOEMだそうですが、これもそうかも知れませんね。機械の構造も相当似ています。
 ケース裏にはPGで鹿の象嵌が入っています。

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エルジン K14WG「GMホイーラー」

 機械式時計全盛時代、アメリカで大メーカーとしてハミルトン、ウォルサムとともに鎬を削っていたエルジンのポケットウォッチです。

 クォーツ時代に入り、スイスと並んでアメリカの全ての有力メーカーは壊滅しました。高級メーカーだったハミルトンはいわゆる「ETAポン」とクォーツしか出さないメーカーにまで格を落とし、ウォルサムは日本の資本に買い取られクォーツの宝飾時計に成り下がりました。それでもハミルトンやウォルサムは一部マニアの間でプラスイメージのあるブランドであり続けました。
 それらと比較すると、エルジンは¥10k均一でクォーツの「〜風」時計を主力とするブランドになってしまったため、世間には逆にマイナスイメージしかないかも知れません。

 しかし往年の名機にそんなことは何の関わりもありません。逆に言えば現代においてイメージが悪いブランドであればある程お買得になりやすいと言えます。

 上の写真の凝った針とインデックスを見て下さい。

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