・ポルシェ924系
ポルシェ924は、ポルシェ914のコンセプトを一部引き継ぎ、来るべき1980年代に向けてポルシェが放った次世代スポーツカーです。その後ポルシェ944、ポルシェ968と進化し、そのコンセプトは一部ポルシェボクスター(986、987)に引き継がれています。
一番特徴的なのは何と言ってもトランスアクスルレイアウトでしょう。普通FR車ではトランスミッションをエンジンのすぐ後ろに配置します。ここはシフトレバーの真下なので合理性は高いのですが、エンジンとトランスミッションという重量物が前に集中するため重量配分が前に寄りやすくハンドリングが悪くなる原因になるのです。ポルシェ924系ではトランスミッションをリアに置き、重量を分散しています。最近軒並みFRレーサーが取り入れているそうで「25年早すぎたトレンドリーダー」です。座面が非常に低いのもエンジンを傾けて載せてあるのも重心を下げるため、すなわちハンドリング改善に尽力した結果だと思われます。
当初「フォルクスワーゲンアウディスポーツ」として企画されたためアウディ製エンジン改を搭載するなどフォルクスワーゲンやアウディと共通部品があり単なるローコスト車種と勘違いされました。もちろんコストの制約は普通より強かったかも知れませんが、現車からはポルシェ社が一つのコンセプトに向かって真面目かつ合理的にコストを掛けていた姿が見えて来ます。
車検上は2+2ですが、リアシートは非常用と考えた方が良いでしょう。リアシートを起こしてある時はリアシート上端から後ろへ水平に自動巻取式のカバーで覆うことが可能で、荷物を隠すことが出来ます。リアシートを前に倒せば非常に広い荷物室が拡がり、カタログに見える小型ステーションワゴンの文句も納得です。
・ポルシェ924S
BMWのバイクでもそうですが、ポルシェの自動車でもSは「スポーツ」のイニシャルです。当初ポルシェ924Sはアウディー改エンジン2.0リッターL4のまま足廻りを充実したモデルでした。△11所有の車両は後期型の924Sなので2.5リッターL4エンジン「Eー944」、すなわちポルシェ928用5.0リッターV8エンジンの片バンクが載っています。1988年式は160馬力、今となっては非力に思う人もいるかも知れませんが、実際にはこの程度で充分以上です。
・ポルシェ924Sクラブスポーツ
ポルシェ924Sクラブスポーツはポルシェ924/924S最終の1988年に販売された限定軽量+足周り強化モデルで、5MTはミツワ自動車で12台だけ販売されたもの、色は全て黒です。当時のお値段はノーマルの924S¥5350kに対して¥6250kでした。ちなみにポルシェ924Sクラブスポーツの3ATモデルは8台、色は白のみです。
クラブスポーツのみの装備品はスポーツシャシー、360mm径革巻き4本スポークハンドル、ルーフトップアンテナ。
通常はオプションながらクラブスポーツで標準装備なのはスポーツシート、エアーコンディショナー、パワーウインドゥ、パワーステアリング、リアワイパー、リムーバブルトップ、マッドガード、カセットコンソール、4スピーカー。
フル装備に加えてノーマルと同様リアシートもあり、結果「軽量モデル」なのに重量はノーマルとほとんど変わりません(^_^;
・その他
2003年04/12茨城県土浦にて引渡、04/13東京から名古屋まで走りました。写真はその途中清水ICで降りて日本平に走りに行った時のもの。

2003年04/17 車庫証明申請、¥2k。装備品を揃えようと行ったウィングオート(ミツワモータース代理店)には何もありませんでした。ポルシェジャパンではドライヴァーズマニュアルは「コピーがあるかどうか要確認、あれば¥5k」、書類入れや車載工具は高いのでパス。キーホルダー購入、¥1.68k。帰って来てから自分で助手席シートネジ増し締め。
04/18 動いたり動かなかったりだったオドメーター修理のためスピード&オドメーターを取り外して修理出し。書類入れ落札、¥4.1k。
04/20 車載工具落札、¥8k。
04/22 車庫証明取得、¥0.5k。希望ナンバー申請・交付、¥4.1k(ナンバープレートのお値段含)。
04/24 ヘインズの「924」マニュアル落札。
04/25 オドメーター修理完了の留守電入電、書類入れ定型外にて届く。
04/27 オドメーター修理引き揚げ、燃費計測開始、¥26k。車載工具到着、着払¥840。
04/30 恵那までナイトドライブ。
05/01 名義変更。
05/02 ナイトドライブ(愛岐道路で多治見、19号で土岐、21号で御嵩、248号で多治見、愛岐道路で帰還)。
05/03 ナイトドライブ(19号で多治見、愛岐道路で帰還)。
05/04 初の燃費計測結果、9.7km/l。「THE COMPLETE BOOK OF PORSCHE」購入、¥3k。これまでカーステレオのテープデッキにテープが入らなかったので交換検討していたのだが無理矢理押し込んだら正常に作動(^o^;
05/11 「月瀬の大杉」に会いに行って来ました。
10/16 やっほ〜で購入した924のカタログ類が到着。
10/22〜31 車検。
今後の課題は
・シートが破れている(現状では市販のシートカバーを掛けてある)ので張替か、専用シートカバー作成検討
・ダッシュボードが割れているので修復検討
・助手席側バニティーミラー割れ、交換検討
・ヘインズのマニュアル入手「944」
・限定色の純正ホイールを銀色に交換
でしょうか。
ちなみにポルシェ901/930/964/993/996には個人的に興味なしです。△11にとって「ワークスに請われロスマンズ・カラーのポルシェ956/962Cでジャッキー・イクスやデレック・ベルと組んでル・マンを走る」のでなければポルシェのフラットシックスに乗ったことにはならないと思うし、それは見果てぬ夢になってしまいました。
現物を見ても丸目ライトやフロントスクリーンが立っていて空力悪そうです。今さら空油冷ってのも、オイル交換費用を考えただけで△11のコンセプトからは遠そうです。この辺が解決されたポルシェ996以降は未だ△11とは無縁の価格帯に留まっていることでしょうし、水冷になったのに従来通りオイルをがぶ飲みするのも不合理で美しくないですね。