ファンタシースターは「ドラゴンクエストII」等の登場により、日本でもRPGの
存在が認知され、売れるようになり始めた1987年、セガが家庭用ゲーム機、
「セガ・マークIII」および「マスターシステム」(それぞれセガサターンの三代・
四代前のハード、互換性アリ)用に当時のセガ・コンシューマ(家庭用)チームの
最高のスタッフと技術を結集したのが始まりでした。
後に、後継機の「メガドライブ」にて2作目、3作目、そして携帯用ゲーム機である
ゲームギアやコンシューマ初のモデム装置「メガモデム」にて外伝的な作品を展開、
これらは全て架空世界「アルゴル太陽系」を根幹においた世界観で統一されてました。
そして、その「アルゴル編」の4作目「ファンタシースター〜千年紀の終わりに〜」が
93年に発売されると、ストーリー的には一応の決着を見ます。
その翌年発売されたゲーム機「セガサターン」でも続編の発売が期待されましたが
サターンでは結局98年に1作目から4作目までの総集編である「コレクション」が
発売されただけでした(余談ですがこのコレクション、秋葉原などではプレミアが
ついていたりします)
そして更に二年半後の2000年12月、ドリームキャストにて舞台をアルゴルから
ラグオルに移し、初のコンシューマ用ネットワークRPG「ファンタシースター
オンライン(以下PSO)」が登場、翌年にはバージョンアップ版であるver.2が発売
されました。
その後PSOはパソコンや任天堂のゲームキューブ、そしてマイクロソフトのX-BOX
などにも移植が決定する形で現在に至っています。
ここでは、いわゆる「アルゴル編」を中心にしたゲームの解説をしたいと思います。
なお、コーナーの性質上、ネタバレが多く含まれております事を、あからじめご了承
ください(このページに限らずシリーズ中の全ての紹介文に対して言えます)
発売日/1987年12月20日
時はAW342年、舞台はアルゴル太陽系第一惑星「パルマ」。それまで善政を行っていた
アリサは兄の敵を討つため、そして平和な世の中を取り戻すために、一人旅立った。兄の
形見のショートソードを胸に・・・
アルゴル太陽系は基本的に3つの惑星と1つの恒星(太陽)によって構成されています。
第一惑星がパルマ、気候的に最も人類が住むのに適した、緑の多い惑星です。主人公の
アリサをはじめ、多くの人々が暮らしています。
なお年号の「AW」と言うのは、英雄アウレス・ランディールがパルマを統一し、初代
王に就任した時につけられた年号です(※ゲーム中にこの表記はありません)
次に第二惑星モタビアですが、太陽に最も近く、見渡す限りの砂漠が広がっています。
しかしパルマからの移住も段階的に進んでおり、決して居住不可能な星ではありません。
なお、この星にはこの星で、モタビアンという全身を青い毛皮で覆われた、熊と人間を
足して二で割ったような原住民がいますが、パルマ人との折り合いは悪いようです。
そして3つの星の中で最も太陽から離れた惑星が、第三惑星デゾリスです。モタビアとは
対照的に、一面を氷で覆われた惑星で、その気候の厳しさから人々は地下に都市を造って
生活をしています。
この星の原住民はデゾリアンと言い、背が低く全身を体毛に覆われたモタビアンとは対照
的に背が高く体毛はゼロ、細身で緑色系の肌の色をしています。デゾリアンもモタビアン
同様、パルマ人を侵略者的に見なしているため彼らを嫌っています。ただ、タチの悪い
事に親切顔して嘘の情報を持ってくる人達も多いのでモタビアン以上に注意が必要です。
アリサ:本編の主人公である15歳の少女、兄の敵を討つため、そしてアルゴルの平和を
ミャウ:人語を解する不思議な黄色い猫「ジャコウネコ」という種類の猫でアリサの最初の
仲間、戦闘時はその鋭い爪が武器になります。
外見は可愛らしい子猫なのですが実はパーティー中でアリサに次ぐ実力の持ち主。終盤では
美しく成長するイベントも用意されています。
タイロン:屈強の戦士として名を馳せている男、ネロも生前彼をパートナーにすれば
ラシークをも倒せるのではと思っていました。モデルはA・シュワルツネッガー?
上述のミャウの飼い主で、伝説の斧を入手するためにメデューサに戦いを挑むも返り
討ちに会い石化している所をアリサに救出され仲間になります。
RPG史上稀にみる「弱い戦士」(爆)ハッキリ言ってどのステータスもアリサはおろか
ミャウにも劣ります。ただ、命中率100%でダメージも常に一定な銃を装備すれば、
それなりには使えます
ルツ:モタビアの洞窟で修行していた性別不詳な美形の青年エスパー。モタビア総督と
は懇意らしく彼の依頼によりアリサ達への協力を決意する。メンバー中唯一、マジックが
攻撃の主体と言えるキャラ。
ただし、攻撃マジックは燃費が悪い事に加えルツ自身かなり打たれ弱く、しかも攻撃力の
強い武器を使えないためボス戦以外では「単にいる人」になりがちなのが悲しい(^_^;;
そんな彼だが、2作目以降神格化に近い存在になっているのは、以前の彼を知る人間に
とっては嬉しくもあり、複雑な気持ちでもあり・・・ちなみにPSOver.1での最強の杖系
武器「サイコウォンド」はこれが初出。PS1での効果は「戦闘中に道具として使うと
100%敵から逃げ切れる」という物でした。なお、ゲーム中は一度も出ませんが彼の
フルネーム「ミゼリス・ルツ・イーサ・ラナイ」は全PSキャラ中最長。
・・・と、ここまでがパーティーキャラになります。そしてその他には・・・
ネロ:アリサの兄(ただし血が繋がっているかどうかは表記がまちまちで不透明)幼く
して両親を亡くしたため、アリサと二人で手を取り合って生きてきました。ちなみに
職業はスペースポートの荷物運搬。ラシークの企みにいち早く気付き、それを阻止する
術を探していたがその事を感付かれ、非業の死を遂げる事に・・・
オープニングにしか出番が無いため果たした役割の割に印象はかなり薄い彼ですが、
実は最後の最後に、隠しイベント的に出番があります。ラスボスをアリサが死亡した
状態で撃破すると・・・
ラシーク:元パルマ王家の筆頭宰相にて現パルマ国王、主君であるパルマ王の死去に
際しラシークの陰謀説が流れたが真相は不明。しかし事の真相はともかく、王の死に
不信感と危機感を感じた女官がアリサを民間人に託し、行方不明になったため彼が
国王として就任する事になる。
元来は民思いの優れた人物だったが、ダークファルスに魅入られ、取り憑かれる。
フルネームはレイバード・ラ=シーク。パルマ上空のエアロキャッスルに居を構える。
ダーク・ファルス:
千年毎に甦るとされる邪神。ラシークが崇拝していた。ラスボス。名前の意味は
「闇を産み出す者」後のシリーズを通じての敵役
モタビア総督:第二惑星モタビアの統治を任されている男、甘党。ラシークとは仲が
悪く、ルツの紹介など様々な形でアリサに手を貸してくれる。が・・・
スエロ:アリサの自宅の向かいに住む女性。アリサの叔母とも、王宮にいた時の
アリサの教育係とも、またその割に外見が若い事から上記の人間の娘とも言われる。
傷ついたアリサ達を無条件で全回復させてくれるため、ゲームを通してお世話になる。
ネキセ:アリサと同じ、カミニート居住区に住む男性。ネロからラコニアンポットを
預かっていた(何のために預かっていたのかは一切不明。しかしこのポットが相当に
高値で取引される物である事から資金隠しなどのために預けていたと思われる)
ルベノ博士:偏屈で変わり者な科学者。しかしわずか1200メセタで宇宙空間を
行き来できる宇宙船を開発するあたり、どう考えてもタダ者ではない。
ハプスビー:高い知能を持つロボット、アリサ達の乗る宇宙船の操縦を担当する。
「ハプスビーノアタマハカタイ」らしい(謎)
カオスソーサラー:敵キャラ中で最強の魔力を持つ魔術師。特にイベントがあるワケ
ではないが、2、3、千年紀、PSOで皆勤の唯一のキャラという事で一応紹介(笑)
ただし「最強」だったのは1作目のみでアルゴル編ではイリュージョニストにイマジオ
メイジ、PSOではグランソーサラーという上位キャラが登場しています。
三人娘:町などで出会う事のできる三人の女性「おてがみチエちゃん」「ゲーマーみき」
「チョウコお姉さん」の事。いずれも当時セガにいた人がモデルになっている(現在は
全員退社されているようです)しかしデゾリスの洞窟だのモタビアのガスに囲まれた町
だのにわざわざいなくても、という気がちょっとしたり・・・(笑)
発売当初この作品で何より話題をさらったのは,当時のハードの限界を超えた、滑らかな
また3Dダンジョンのプログラミングは「ソニック」シリーズや、「NiGHTS」で有名な
中祐司氏による物で、PSOは中氏久々のファンタシースター世界復帰作になります。
ちなみにセガの自社開発RPGで、唯一シリーズ化されてるゲームだったり・・・
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