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■塗装で大切なことの一つが、「下地処理」とか「素地調整」です。
●何かと言うと、塗るものの現状を塗装にふさわしい状態に調整することを言います。塗装の見栄えをよくするためや、塗料の機能性を長持ちさせるために必要な工程です。
●具体的には、錆び落としや、段差を修正したり、穴にパテ処理をしたりすることです。また、カビやコケなどを高圧洗浄でクリーニングして清掃し、油分や汚れを溶剤やメタノール・アセトンなどで拭き掃除します。
●この下地処理をおろそかにして塗ると、どんなに高価な塗料を使用したとしても、その性能を十分に発揮することができません。すぐにはがれたり、見てくれの良くない塗装になってしまいます。一例をあげますと、
- たとえば、清掃をせずにゴミやほこりの上に直接塗料を塗れば、はがれや色むら・つやムラの原因となる可能性があります。
- 鉄部の結露を乾燥させなかったり、モルタルやサイディングへの雨水の浸入をコーキング処理せずに塗装すれば塗膜のハガレや浮きが生じます。
- 換気フードや設備器具の周辺に良く用いられる「シリコンコーキング」に専用の下塗り剤を塗らずに上塗りをかければハガレます。
●また、鉄部に生じた錆びに、「錆止め塗料」を下塗りせずに塗れば数年で上塗り塗料の表面に再び錆びが発生します。これでは、せっかく塗り替えをなさったとしても、費用の無駄が生じてしまいます。
●ですから、どのような上塗り塗料を選ぶかは大切なのですが、それ以上に大事な事柄と言えます。「下地処理の丁寧さ」は重要です。塗装職人の丁寧さの程度が一番わかる工程なのです。
●塗装とは、「ただ塗るだけではないのです」。 長持ちする塗り替えには、塗料の選択と下地処理の両方が大切です。
●業者の見積もり書をご覧になられる場合には、使用塗料だけではなく「下地処理をどうするか」に注目してください。
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