外壁の劣化・ひび割れ・カビ・藻


建築塗装店 宮城県仙台市

 


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 ■外壁塗装のおもな劣化現象

 
 

 

1.外壁の美観の変化

2.外壁の形状の変化

関連資料PDFカタログ  塗り替えに伴うクリーニングとフッ素皮膜による保護
 

 1.外壁の美観の変化


1)汚れの付着

●粉塵や空気中の汚染物質の付着による避ける事のできない現象。建物の立地条件や外壁の形状により程度はさまざま。

●また、既存の外壁塗料の性能により経年後の汚れ具合は異なります。

●【低汚染型塗料】とか【光触媒】など近年では、汚れが付着しても雨水や化学作用により汚れの程度を軽減する塗料が開発されています。

外壁の汚れ・カビ・藻(アクリルリシンの外壁)

近年の塗替えでは、微生物の発生を抑制する塗料が一般的となっております。


2)カビや藻の発生

●外壁の美観上とても気になるのがこのカビや藻の発生。

●外壁の塗料の性能には、原料のなかに最初から【防カビ・防藻】の成分を含んでいるものもあります。

●しかし、一般的には、新築時の外壁の塗装工事に使用される塗料は、そのような性能を持たないものが多いのです。

 

 ■カビの処理

カビが発生する要因として、養分と湿度・酸素・水分が関係します。湿度と水分に関しては、外壁塗膜の劣化により壁自体の防水性が低下して、壁の含水率が高まることに起因します。

また、カビの発生の養分に関しては、塗料自体に含まれている有機成分が関係します。防カビ性能を持たない塗料を塗った場合にはカビの発生は避ける事は困難。

外壁に隣接する植栽の影響や、外壁周辺部分に物を置いている場合など通風が良くないケースでもカビが発生しやすくなります。

ホースとたわし・デッキブラシなどにより、表面のカビを除去できても、数ヶ月で再発するかもしれません。こすりすぎると塗膜自体をいためてしまい悪影響が生じかねませんので、加減しながらクリーニングしてください。

ワイヤーブラシの使用は塗膜の欠損を招きますので、慎重に行ってください。塗膜が薄くなればその部分の防水性も低下してしまいます。逆に含水率を高めてしまう結果となり、微生物の再発の確率が高くなります。

塗装の下地処理として、除菌剤を塗布してから、植物性のバイオ洗浄液で高圧洗浄をするのが効果的です。

カビは壁面の深部に及んでいる【菌糸】を処理することが大切。そのうえで防カビ性の塗料を塗ると効果的です。

バイオ高圧洗浄

バイオ高圧洗浄

洗浄処理後

洗浄処理後


■バイオ高圧洗浄でカビ・藻を除去

外壁の定期的なメンテナンスとしても効果的
美観を保持するためには有効です


3)雨すじ汚れ(雨だれ汚染)

雨すじ汚れ(雨だれ汚染)1

■雨すじ汚れは、外壁の表面形状に左右され、この例のように凹凸が大きいタイプの外壁の場合は特に目立ちます。

雨すじ汚れ(雨だれ汚染)1の拡大

 ■低汚染塗料

近年、この雨すじ汚れに対して効果のある塗料の開発がさかんです。低汚染塗料や光触媒と呼ばれています。
雨だれ汚染などの塗膜の汚れに対して有効な、親水性・低帯電性・触媒作用による汚れの分解など、塗面の美観を長期間
維持することが可能な塗料が使用されるようになりました。

低汚染型と言われる塗料も、効果はそれぞれでしょうけれど、塗替えの際には、施工に使用する塗料のカタログを施主様ご自身がご覧になり、塗料の性能について知識をお持ちになられることを、おすすめいたします。せっかくの塗替えなのですから、塗面の美観ができる限り維持できることは、大切なポイント。

価格や塗り易さだけで、塗料を選択した場合、経年後に予測以上に早期の塗替えが必要になる場合があります。
施工店が自ら、塗料の経年変化を実際に確認したり、自社で実験などを行う事も塗料の選択の一つのポイントかもしれません。

 

 2.外壁の形状の変化

 

1)ひび割れの発生 モルタル外壁の場合

■モルタル外壁では、ひび割れの現象が良く見られます。ひび割れは熱収縮・乾燥収縮・挙動等の原因によって発生します。

■放置しますと、雨水の内部への侵入により外壁モルタルの【浮き】や【剥落】の心配も生じます。下地ボードの強度が低下したり、ラスと呼ばれる金アミのサビの発生も心配となります。

 

 

■地震や構造部材のひずみに起因する場合や、新築時の左官工事における工程間隔などの原因も考えられます。


■材料の混合比率や厚み、下地の貼り付け具合など、原因はさまざまです。地盤沈下や道路の交通量が大きい場合の振動などが影響する場合もあります。

モルタル外壁のひび割れ(アクリルリシン)
モルタル外壁のひび割れ
(アクリルリシン)

モルタル外壁のひび割れ(アクリルスタッコ)
モルタル外壁のひび割れ
(アクリルスタッコ)

外壁のひび割れは美観を損ねるだけではなく、家屋の構造の強度にも影響します。
雨水の侵入により、大掛かりな外壁工事が必要となることも事実ですが、セールスマンの指摘ポイントとして、適切ではない状況説明により、不必要な不安感を与えるなどの話題が聞かれるようになってきました。

塗装工事により、適切な下地処理と、現況に適合した塗料の選択を踏まえた施工仕様により、ひび割れに対して有効な施工が可能です。

サイディングへの張り替えにより、【塗替えはもう必要ありません】と言われたというお話しを、施主様からお聞きすることがありますが、そのような塗装膜をもったサイディングは、紫外線による耐侯性試験の結果が優良である部材を指していることだと感じます。半永久的に色あせや退色が起こらない外壁材は、現場においてはいまだ見る機会に恵まれておりません。


2)塗膜のはがれ・穴・ヘヤークラック

塗膜の劣化 ひび割れとヘヤークラック

塗膜の劣化 ひび割れとヘヤークラック

塗膜の劣化 ひび割れとヘヤークラック 拡大画像

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■ひび割れからの雨水の浸入は、塗膜のハガレを引き起こします。モルタルの内部の水分が内側から塗膜を押し上げる結果です。

塗膜のハガレは、ひび割れよりも広範囲の雨水の浸入を招きます。素地であるセメントモルタルは、中性化して強度が低下しています。

マクロ撮影による塗膜の表面劣化

マクロ撮影による塗膜の表面劣化 1

マクロ撮影による塗膜の表面劣化 2

↑画像クリックで拡大します↑

左:塗膜の表面には、ヘヤークラックと呼ばれる微細なひび割れが生じています。塗膜に穴が開きその部分からも雨水の浸入が起こっています。

右:塗膜が薄くなり、着色の上塗り塗料がほとんど残っていない状態です。この状態では塗料の持つ防水効果は期待できません。


3)窓枠(サッシ)まわりのすき間・水きり板金付近のすき間

クリックで拡大します

サッシとのすき間1

サッシとのすき間2

水切り板金の上のすき間

 サッシとのすき間1

 サッシとのすき間2

 水切り板金の
上のすき間

■モルタル外壁の場合、地震や躯体のひずみとは関係なく、外壁材自体の収縮により、サッシや水きり板金などの特定部分にすき間が生じます。

シーリングによりすき間を充てんしてから、フィラーと呼ばれる微弾性下地調整材を塗布します。

その後、壁面の上塗り塗料として弾性塗料を数回塗り重ねることで、雨水の浸入を防ぎ、美観を回復することができます。

外壁のひび割れ処理 1

外壁のひび割れ処理 2

外壁のひび割れ処理


塗り替え後の外壁

塗り替え後の外壁

ひび割れの補修も目立たない、単層弾性塗材。

 


関連ページ(別ウィンドウ表示):

・外壁の洗浄 ・外壁のひび割れ補修  ・外壁の塗替え(詳細工程)

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