ショートショートの流れ

〜ショートショートってどこから来たの?〜


さて、ショートショートは、いつ頃生まれいつ頃日本にやってきたのでしょう。

ショートショートが生まれたのは1930年代。

アメリカの雑誌『ザ・アメリカン・ショート・ストーリーズ』を舞台に発達し、

1940年代から1950年代にかけて全盛期を迎えました。

ところが、日本にこの形式が定着するのは、

1950年代から、とかなり遅かったのです。何故でしょう?

一つの理由として、ショートショート形式が流行するに従い

そのジャンルに特徴がでてきたということがあげられます。

ショートショートの定義のところでも書きましたが、

ショートショートにはジャンルの規制はありません。

SFでもミステリーでもファンタジーでも、何でもいいことになっています。

しかし、この形式に向くジャンルがやはりあったようで、

ショートショートは、ミステリーとSFの分野で成長していったのです。

この傾向が明確になってから取り入れられたので、

日本のショートショートのほとんど全てが、ミステリーやSFの作家に

よって手掛けられています。特にSFの分野での取り入れられ方は大きく、

近年のSFではかなりの割合でショートショート形式が用いられています。

日本では、都築道夫氏がフレドリック・ブラウンやロアルド・ダールなどの

海外諸作家の作品を紹介する、といった形で持ち込んだことが

日本の文学に大きな影響を与えることになりました。

・・・しかし、一気に大流行するというわけにはいかなかったのです。

海外の作家名が日本ではあまり知られていなかったことと、

SFというジャンルそのものもまだそれほど広く読まれていなかったからです。

だから、日本でショートショートという形式が広く知られるようになったのは、

実はそれほど昔のことではないのです。


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