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合成洗剤の人体への影響
●合成洗剤の人体への影響
1962年9月、30代の男性が、洗剤の箱を粉ミルクの箱と間違えてしまい、合成洗
剤を誤って一口飲み込んでしまいました。
彼は1時間40分後に苦しみながら息を引き取ったそうです。彼の胃の中から、ABS
0.525gを検出。死因は、「中性洗剤ABSによる中毒死」でした。大の大人を、たった
0.5gで殺してしまうほどの猛毒です。
合成洗剤は川崎病の原因にもなるとも言われています。(川崎病とは乳幼児に多い病気
で、症状は40℃以上の高熱、目の充血、体中の発疹などです。10%くらいは心臓の
動脈瘤などの後遺症が残ります。)
濡れたオムツからABSは、皮膚の保護膜を溶かし体内に侵入します。そのABSが
アレルギー抗原になって、自らの血管壁へ総攻撃が起こり、小爆発が大爆発へと誘爆して
いってしまうのです。「合成洗剤が川崎病の原因であることは、洗剤発売前には1症例も
ないこと、そして洗剤発売直後に最初の患者が出たこと。」とあります。
(人体への影響)
石鹸は皮ふから浸透することなく無害なのですが、合成界面活性剤は強い浸透力があり、
皮ふから血管に入って体内を巡り、特に肝臓や生殖器に悪影響を与えます。
蛋白質変性作用があり内臓障害、皮膚障害を起こし、体内の酵素の働きを阻害します。
舌の舌乳頭、味蕾を壊し味覚を失わせます。髪に関しては抜け毛が多くなります。
発ガン物質と出会うと相乗作用で発ガン率が高くなり、遺伝毒性、催奇性があると考えら
れ、三代先に出現するだろうといわれています。
(生物分解性)
石鹸は1日で分解します。川に流れると界面活性作用は急激になくなり、水中のカルシ
ウムと結びつきカルシウム石鹸(金属石鹸)になり、微生物や魚の餌になります。
下水処理場では活性汚泥ですぐに分解します。
しかし、合成洗剤は30日かかって20%しか分解できません。合成界面活性剤は、
界面活性作用がいつまでも残っているのが特徴で、自然界に出ると微生物を殺すなど
悪影響を与え、水の自然浄化作用妨げます。魚類に対してエラが溶ける、卵がふ化しな
いなどの毒性があります。
下水処理で除去できません。水道水に残留します。
これだけ科学的に証明されていても、メーカーはまだ作り続けているし、
消費者はそれが一番良いと信じて買い続けているのです。
船瀬 俊介・著「だから、せっけんを使う」より抜粋