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ニキビの原因
●皮脂の増加
皮脂とは動物では、毛や羽が水に濡れたり、絡まったりするのを防ぐための皮膚から分泌される脂で、体毛が退化した
人間では、その役割が変わってしまっています。
その役割は…
・角質層表面を覆い水分蒸発を防ぐ
・皮膚をコーティングして弱酸性に保ち、細菌の繁殖しにくい環境を皮膚表面に作る。
・皮膚表面を滑らかにして、何かに擦ったりしても皮膚に傷がつきにくいようにしている。
皮脂は必ず毛についている袋状の皮脂腺で作られ毛穴を通って皮膚表面に出てきます。
皮脂腺から分泌される皮脂の成分は中性脂肪(トリグリセライド)・スクワレンという油が主成分になっています。
この皮脂が過剰に分泌されている状態を脂性といい。あまり過剰に皮脂が分泌されると酸化され硬くなった皮脂が
毛穴を詰まらせ細菌(アクネ菌)が毛穴内で繁殖し炎症を起します。これがいわゆるニキビです。
ニキビの芯が白くなるのは、細菌を撃退するために白血球やリンパ球が細菌を攻撃する際に白血球内に脂肪が産生するためです。
皮脂の量は皮脂腺の大きさで個人差がありますが、先天的なもの以外の要因として、ホルモン(女性なら生理周期などが関与)、ストレス、食生活、睡眠などによって左右されます。
●アクネ菌(P.acnes)の繁殖
皮脂が増加するとアクネ菌も増殖します。アクネ菌は酵素リパーゼを産生し、皮脂を分解、遊離脂肪酸とグリセリンに変えてしまいます。この時に出来た遊離脂肪酸は皮膚刺激になります。また、アクネ菌はヒアルロニダーゼという酵素も産生し、毛包管上皮細胞の間に作用して炎症を起こします。
●過酸化脂質の影響
皮脂成分のスクワレン、遊離脂肪酸が酸化されて過酸化脂質(活性酸素付きの脂)になります。
この過酸化脂質は皮膚刺激になり、ニキビ、炎症、シミなどの原因になります。
●化粧品によるもの
油分、合成界面活性剤、コメド形成力の強い原料などを使用すると、ニキビの憎悪や化粧品ニキビが出来てしまいます。
皮膚科学会では「油分の多いクリーム、乳液、ファンデーションはニキビを悪化させる。」「ラウリン酸を含む洗浄剤
(液体石鹸)は強いコメド形成作用がある。」という報告がされています。(日皮会誌1997)