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石鹸(無添加石鹸)について
石鹸の製法は紀元前4000年も昔のシュメール遺跡から出土した粘土板にすでに記載されていたそうです。人類の歴史と共に存在したのが石鹸なのです。 石鹸は食用油とアルカリ(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム)を反応させることで、簡単に作ることができます。化学的にいえば脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウムのことです。やはり、石鹸も界面活性剤のひとつで、石鹸分子はアブラなどの汚れを取り込み分離して乳化、溶化していきます。これが汚れを落とすメカニズムで、ここまでは合成界面活性剤と変わりません。
しかし、石鹸には合成界面活性剤のような危険性はありません。それは、生体膜(弱酸性)に触れたり、大量の水で希釈されたりすると、(洗い流されたりすると)界面活性作用を失うからです。
これは、石鹸がアルカリ性で無いと界面活性作用を発揮しないことと、石鹸の洗浄力は濃度が薄まることにより落ちるからです。
一方、合成界面活性剤は、酸性・アルカリ性に関係なく界面活性を発揮し、水で希釈されても界面活性作用を失いません。ここがポイントです。 このため合成界面活性剤は角質層にくっついて、汚れを落とす仕組みで角質層を破壊してゆくのです。こうして、洗剤やその他配合されている危険な化学物質が体内に侵入し様々な害をもたらすのです。 ところが、せっけんは汚れを落とした後、水で洗い流すことによって、すぐに水中の金属イオン(カルシウムなど)と結合してしまいます。脂肪酸ナトリウムが脂肪酸カルシウムなどに変化してしまうのです。 これが石鹸カス(金属石鹸)です。もはや、界面活性作用はまったくありません。石鹸で顔や体を洗っても、微量に残った石鹸はアッという間に、この金属石鹸に変化してしまう。そうなると、肌の表面にテンカ粉か白粉をつけているのと同じこと。ましてやタンパク結合作用など、はじめからないのです。石鹸カスに変化することが石鹸の最大のメリットなのです。
また、合成界面活性剤のようにタンパク質変性作用がないため、まだ汚れていない必要な皮脂まで取り除くことはありません。(必要以上に皮脂を取り除かない=角質層の細胞間脂質を溶かすようなことはない)
ただし、石鹸はアルカリ性で、水を捕まえる力が弱く、洗顔後つっぱるので、弱酸性化粧水を使って中和、保湿する必要があります。
合成界面活性剤をもちいた洗顔料が洗顔後つっぱらないのは水を捕まえる力の強い合成界面活性剤が皮膚に付着、残留し水分を逃がさないからです。○○レモンなどで手を洗ったら、いくら水で洗い流してもいつまでもヌルヌルするでしょう。それと同じです。
合成界面活性剤は肌に悪影響を及ぼします。石鹸による洗顔のほうがどれだけ安全かわかっていただけたでしょうか。
参照 続買ってはいけない化粧品 船瀬俊介
(三一新書)
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