10月3日
支笏湖畔風少々。天気快晴。狐現れず。本日で山内さんとは別行動。山内さんは札幌方面へ移動予定。私はここから金山湖畔まで移動予定。
すっきりと爽やかな朝を迎え時間は刻々と過ぎてゆく。もう数時間で御昼になってしまう。田中はどっちへ行っているのだろうか。もうこの北の大地を後にしているのだろうか?それとも小樽のフェリー乗り場に立っているのだろうか。もしかするとこの支笏湖で必死に竿を降っているのだろうか?無線で幾ら呼んでも返事がないところを見ると金山湖辺りで暢気に釣りでもしているか?(ピンポーン大正解。後々判明)
いくらこのまま考えていても一向に前には進まないという事で、田中のいつもの思考を考えて、それに最後の「積丹を廻って小樽から船に乗る」という言葉を信じて、またも山内さんと共に札幌を経由して小樽へと進路を変更。(一緒にYHに泊まったら夕食を御馳走するという言葉に釣られて?)
札幌の時計台を見物し、大渋滞の中壊れたウィンカーを買うべくYSPを探してひた走る。YSPを出た後、今度はバイクショップでFZのブレーキパットを購入。
夜も更けてゆく中、小樽をめざして凍えながら2台の単車は走り抜けてゆく。まだ、10月になったばかりだと言うのにものすごく寒い。ひたすらに寒い中R5を走りすぎ、小樽天狗山YHに入ったときには全身がちがちになる程。YH到着後、まだ諦めずに無線でCQ。こんな事ならばもっとちゃんとレピーターの周波数を決めておけばと後悔続き。夕食、入浴後もう一度トライ。何度かCQをだすが全然応答無し。やはりこっちには向かっていないのかな?と思いつつ今日はここまで。もう辺りは暗闇の中。
今日も天気がいい。出発はまたまたAM11:00過ぎ。ワイン工場に立ち寄り購入できる事と開館時間を確認する。そして昼食の弁当を買い、北時計というものを見に行く。時計台があるのかと思ったらただの喫茶店。何とかという北の国関係の人の奥さんが経営しているという。なんだという事で金山湖を目指す。金山湖にはすでに何人かの釣り人が入っていてポイントがふさがっている。鉄橋下は諦め流れ込みを目指す。しかし風が強く、モジリが全くない。ルアーを投げるが上流の方へ風で流されてしまう。仕方がないので川までの間を探るが落ち葉ばかり釣れる。食事をしたり昼寝をしたりと時間を潰すが魚の出てくる気配はない。そろそろ鉄橋下が開いたかなと移動。鉄橋下でがんばるがアタリが全くない。暗くなるまで釣ってこの日は久しぶりのボウズ。真っ暗な道を走って富良野の町へ戻る。セブンイレブンで朝食を買い、来来軒に夕食を食べに行く。マスターはいなかったが、奥さんが覚えていてくれた。
キャンプ場へ戻ると雨がぱらついてきた。しばらくは降っていたが止んだ隙を見計らって風呂へ行く。今日の湯加減は普通であった。風呂上がり真っ暗な道をテクテクと歩いて行く。見覚えのある車が横をゆっくりと通り過ぎて行く。そして駐車場へと消えて行く。あれは確かに来来軒のマスターだと思いつつ、駐車場に急ぐ。真っ暗な駐車場の中で人影に向かって声をかけると果たしてそれは正にマスターであった。お茶でも飲もうという事で中富良野の町まで行く。残念ながら喫茶店は閉まっていたが隣の寿司屋で寿司とビールを御馳走になった。北海道の真ん中にあるとはいえ、寿司がうまい。海老も生で透明のままだ。横浜の海老は皆白くなっている。ビールに酔いつつバイクの話になる。CBのエンジンはたぶん、CBX550系のいじった物だろうという。振動も全くなく、冬は足が暖かいそうだ。BMWのハンドルを付け変えるという計画は難しい。日本の規格とドイツの規格が“ミリ”と“インチ”と違うためグリップが入らず使えない。他のBMWのバイクから流用するらしい。
バイクの冬眠のやり方も教えてくれた。防錆オイルを全体に振りかけてカバーを掛けてしまうらしい。
この人はバイクを集めるのが趣味らしく、限定のゴールドモンキーを一度も走らせずに農家の納屋にしまってあるという。他にGT550も同じ方法で保存しているという。バイクは乗らなきゃ意味がないと私は思うが、まあ人の趣味までとやかく言う事はない。とにかく私は、SRとCBの二台を同時に持つ気はない。これだけは、過去の経験から言っても絶対だ。
10月5日の日に来来軒に泊めてもらう事になった。1泊しているうちに、荷造りをして送ってしまおうというのだ。夜6時以降におじゃまする事になった。
今日も一日が終わろうとしている。お休みなさい。
P,S,
お元気ですか?今回の北海道旅行もそろそろ終わろうとしています。長いようでいて短かったこの1ヶ月間。この地を離れる事を考えると後ろ髪引かれる思いです。やはり来て良かった。北海道は最高です。
・・・北海道の幸は届きましたか?ちょうど鮭の登る時期でしたので思わず送ってしまいましたがお気に召していただけたでしょうか?10月中旬から港北局に復帰する予定でいますのでまたお会いできると思います。
ではでは、北の国から 10・5
(誰に送った手紙だか・・・。)
10月4日
雨が降っている。今日はどうしょう。本当は小樽まで行って北一ガラスでおみやげを買おうと思っていたのだが、雨の道を飛ばしたくない。片道140kmの行程はちょっときつい。今はもうPM14:30だ。雨は止んだが曇空で肌寒い。
今日は洗濯とSR/CBについて考える事にする。(この話は直接本文中の物語には関わりはありません。あくまで田中君個人の問題です。)
SRをハイコンプにしてスプロケットを二丁程落としてトップスピード170km/h位になるとベストだが、たぶん160km/hぐらいが限界だろう。あとは極低速でのノッキングだ。渋滞で偉い目にあうかもしれない。それではまるでSRXだ。(?)
ツインにすれば全て解決しそうだが、空冷で味のあるツインなどあるはずもない。W1など絶対、乗りたくない。(自分の乗ってみたい単車NO、1はW3なんだけど..T.S) CBは重さと幅の広さが欠点だ。そして、古さ。ボロボロ故障が出るようでは乗れない。電装系は今のバイクと比べると弱そうだが大丈夫なのだろうか。電装系のトラブルだと分けがわからなくなる。あとはタンク容量とアップハンドル。ハンドルはCB750Kの物をいれるとしてタンクの方はどうしょうもない。早め早めの給油しかないのか。真夜中の長距離走行が難しくなる。そして峠での走りだ。SR程速くはないだろうし(?)、FJ程安定していない思う。リヤタイヤが太くなっているのは、アメリカンよりに振っているせいだろう。フロントから行ってしまったらもう終わりだ。バンク角も異常に少なそうだ。エンジンガードが初めに擦れてしまったらどうしょう。良い所は長距離が疲れないこと。ぱっと見のカッコ良さ。確かに四本マフラーは面白そうだ。ただZEPHER750やディバージョンに比べて使い道がなければ意味がない。古ければ、カッコが良ければそれでいいと言うのではただの馬鹿だ。そして最後に手放すときの処理の仕方だ。誰かに売るにしても誰が買うのだろう。特に有名なバイクでもないし、マニアに受けるとも思えない。ごく一部の分けの解らないマニアに売るのもいいか?いや、やはりSRを乗り継ぐのがベストのような気がする。最高速度さえ気にしなければ、他に文句のつけようがない。それに最高速を上げてしまうとブレーキ性能にも不満が出てきてしまう。本当はノーマルがベストなのだがそれでは他のバイクとはツーリングが出来ない(SRXはどうなるんだ?)。ノーマルならCBが可もなく不可もなくといったところか。BROSはアルミフレームとタンク容量がネック。ZEPHERもいいが、ディバージョンも捨てがたい。しかしこれは中古ではない。でもやっぱり四発は面白くないかもしれない。えーぃ。どうすればいいんだ。ゼルビスだゼルビス。んーっ。もうどうでもいい。好きにして、好きに・・・。T.T
そのころ小樽では・・・
朝からしとしとと、雨が振り続いている。昼過ぎには天気も回復しそうだが、協議の結果、本日は連泊となる。昼過ぎまでYHの館内をぶらぶらと。よく分けの解らない映画を見たあと、晴れ間を見て小樽市内までオイル交換に。
小樽市内をぐるぐる回るが、期待のエフェロGがどこを探してもない。数件の単車屋を見て回るがどこにもない。迷ったあげく、市内にあるイエローハットへ。
結局、エフェロGは見つからずカストロールシントロンを入れる。結構高い。
絶好調!!これで市内を飛ばして観光!と行きたいところだが、もう辺りは暗くなり始めている。YHを目指して一気に走る。
夕食後、ビールと摘みを探して辺りをぶらぶら。酒類の自販機は近くにはない。確か、一つ下の信号の所にコンビニが・・そんなに距離もなかったし・・・とばかりに買いにゆくが、歩くと結構あるんです。距離が。無事コンビにまでたどり着き、ビールとお摘み、タバコetcを買い溜めていざYHへ。買ったサワーを飲みながらとぼとぼと暗い夜道を・・・。途中、雨粒がぽとりぽとり。だんだん激しくなってくる。しかたなく暗い夜道の坂道を早足から駆け足へ。
YHにたどり着いたときにはもうへろへろ。
部屋へ戻ってこまいとビールで乾杯!!
くたクタのべろベロで今日もおやすみなさい。
10月5日
本日は晴天。朝食後、移動のためのパッキング。本日こそは移動。こんなに晴れているのだから。YHを出発するのは決まって鈍決になる。ロビーでうだうだと打ち合わせ。今日はどっちへ行こうかと・・・。ロビーでバスの時間を調整していた女の子達としばらく話しその後単車への積みなおし。小樽駅前経由で積丹まで。小樽駅前で先ほどの女の子2人組を見つけホーンを鳴らす。やはり、2人組と一緒に観光なんぞすれば良かったかな・・・。
余市を少しすぎたあたりで給油。と、突然のにわか雨。少し待機し、いざ出発。R229をひた走る。なかなか綺麗なワインディング。積丹半島の先端を少しすぎたあたりでR229は分断されている。一服していると少し沖の向こうに新潟行きのフェリーが浮かんでいる。田中はもう乗っているのかなと思いつつ、引き返す。
余市まで戻り、R5(羊蹄国道)を下る。ニセコの町に近づくにつれ寒さが応えてくる。間近にみる羊蹄山の頭にはなんと雪が積もっている。蝦夷富士と言われるのが解るような気がした。雪の積もる羊蹄山をながめつつ近くのドライブインで焼きとうもろこしをかじる。今日の宿泊は洞爺湖まで下り、近くの昭和新山YH迄行くつもりだ。昭和新山YHには温泉がある。きっとこの寒さで凍えた体を癒してくれるだろう。前回行った事があるというFZの後につき、洞爺湖畔まずは夕食。その後、YHに無事到着。温泉に浸かりホット一息。
なぜか外では花火が上がっている。
今日は天気がいいとニュースでいっていた。ただ気温は低いという。今晩、来来軒にお世話になることになっていたので、今日中に小樽でお土産を買っておくつもりだ。AM10:00過ぎにキャンプ場を出発する。1時間かけて滝川市に入る。小樽は遠い。さらに1時間後に石狩。そして3時間後にやっとのことで小樽に到着。距離的には地図上で140から150kmと見ていたが、なんと200km以上あった。
小樽で葉書を出し、北一ガラスへ。高井さんと清水さん(?)へのお土産を買い、昼食にカレーを食べて小樽をでたのはPM15:00頃。一般道を走っていたのではPM18:00前にキャンプ場に着くことはできないので高速道路を使うことにする。予定ではPM17:00過ぎにキャンプ場に戻り、荷物をまとめてPM18:00過ぎには来来軒に行くつもりでいた。・・・のだが、しかし・・・。
1600円かけて小樽から岩見沢まで上を走る。途中、札幌の上を通過できる新しくできた道はとても綺麗だった。岩見沢まで平均80km/hのペースでおよそ1時間かかった。この先1時間半位で着くだろうと思っていたが、あまかった。R12からR38に入ったところで、PM17:00を回っていた。R12が町の中ばかりを走るので平均40km/h前後でしか走れないのだ。北海道に高速道路なんて・・と思っていたが、その必要性をひしひしと感じていた。滝川を過ぎ、日が落ちてくるとめちゃくちゃ寒くなった。そして霧雨。路面は濡れているが雨はたいして降っていない。ただ、対向車や前を行く車の跳ね上げる泥でシールドが汚れる。それを濡れたグローブで拭うとシールドを研磨剤でこすっているのと同じ事になるのだ。 知らず〃にやっていた私の視界はどんどん狭くなってゆく。シールドが曇っているのかと思い、何度も開けたり閉めたりしているが、曇はとれない。夜間走行のためかほとんど前が見えない。前に車がいなかったら危なかったかも知れない。 寒さにふるえながらもキャンプ場にはPM18:00過ぎに到着。テントをたたもうとするが、動くと寒気がして、とてもじゃないが耐えられない。時間なんぞどうでもいいから、とにかく温めようと風呂に入ろうとするが今は女子の入浴時間。この時程、時間制の風呂が使えないと実感した事はない。森林公園の風呂は駄目だ。 しばらく、どうしょうかと迷っていたがしゃがむと起きる身震いを我慢して荷物をまとめ始める。史上最大最悪の撤収だ。真っ暗な中、今までの感覚で荷物をまとめてゆくが、結構楽にまとまった。調味料などはすべてごみ箱行きだ。
PM20:00過ぎようやくキャンプ場を後にする。来来軒に着いたのはPM20:30を回っていた。マスターはもう来ないんではないかと思っていたらしい。それでも超大盛りのいくら丼が、夕食に出された。腹がはち切れんばかりに苦しくなりながらも全部平らげる。そして、私の今日の宿となる別宅へ行き、マスターの書いた記事や楯、カップ、写真などを見せてもらい、バイクの話などをした後、風呂に入りマスターが帰宅したのがAM1:00過ぎ。それからバイク雑誌を読んだりした後、寝たのはAM3:00を廻っていた。
明日はマスターとのツーリングだ。
10月6日
朝はゆっくり寝ていようとマスターは言っていたが、AM8:00頃には目がさめ起き出す。しかし、寒いので布団の中にいる。9時過ぎに電話が鳴り、朝食ができたから食べに来いとのこと。
軽く朝食を済ませ、ツーリングに行く。出発予定はAM10:30。マスターはBMW R80。そして私がCB650LC。これに乗りたいが為に火曜発のフェリーに乗らず、木曜日までづらしたのである。バイクは乗ってみなければ解らない。買う直前になってやはり気に入らないというのは、まずい。
エンジンは、セル一発でかかる。しかしアイドリングが低い。アクセルを煽って戻すとスコンと止まってしまう。セルを押し何もしなければ1000rpm以下のところでなんとか回っている。BMWの方はエンジンは掛かるがすぐに止まってしまう。何度目かのチャレンジの後、アクセルを結構あおり、ようやく安定(?)する。いざ出発。
CBは、ステップの位置が結構前にあり、しかもエンジンのすぐ後ろなので妙にシフトしづらい。時々、アクセルを戻した後、エンジンが止まってしまう。
(まぁ、セルにちょっと触るだけで再始動するのだが・・・)
走り出してしまえば多少重さは残るが、とにかくスムースで多少のオーバーステアなどはすぐに慣れてしまう。F19インチ・R16インチのタイヤはアメリカンサイズだ。ギヤは確実に入れないと途中で抜けて空ぶかしをしてしまう。これも何度か経験したが帰る頃には慣れていた。
ヘルメットのシールドに細かい傷が入っているので、多少開けて走行する。風は冷たいがスクリーンが装備されているのでそれほど寒くない。虫達も手前で横に流されるので一匹もシールドには張り付かなかった。速度はだいたい80km/h前後。マスターが先頭だがぐんぐんと追い抜きをかけ、とにかく車の前へと進んでゆく。CBは追い越しの時、五速のままアクセルを開けていってもすぐには加速しない。トルクが薄いのと車重が重いせいか?5000rpm辺りから力が出始める。一気に100km/hオーバーまで行き進路を戻し速度を落ちつかせる。四発だとこういう走り方でも違和感がない。普通に走っている感じだ。SRではこうは行かない。80km/hを過ぎた辺りから、飛ばしすぎだというのが風圧と振動ですぐ分かり、どうしても速度を落としたくなるがCBはもっと開けても平気という感じさえする。5000rpmから上でステップ回りに多少ビビリが出てくるがFJの様に手が痺れてくると言ったような事はない。高速道路では快適に走れるだろう。ポジションもレブルの様に腰が痛くなるような殿様座りではない。椅子に座っているような普通のカッコである。シートも幅広なので好きな位置に座る事が出きる。
コーナーリングの時は尻を後ろに持って行き、腕を延ばした方が良いとマスターは言うが限界まで責めない分にはどんな座り方をしていても同じだと思う。ただこいつでハングオンをしたらどうなるのか試してみたかったが、そんなコーナーはどこにもなかった。マスターは走り始めた後すぐに、スタンドに寄り、軍手を買っていた。やはりもう、革の手袋一枚では冷たいらしい。私は革手袋の下にインナーをしていたが、峠では寒かった。
BMWとCBは国道をひた走り続けた。金山湖の下の国道から日高で夕張方面に右折。峠を2つ越える。
マスターはゆっくりとコーナーを走る。そのために私はいつもコーナーの途中でブレーキを踏んでいた。たいていは高速コーナーだが低・中速コーナーもあった。手前でいつも追いついてしまうのでコーナーで思いっきり倒し込めない。
(まぁ、道がすいていてもマスターがゆっくり走る人では・・・欲求不満!)
もう、2時間くらいは走っただろうか。夕張の大きなお土産屋に入ってゆく。マスターは一人で走るときここで昼食を食べて再び戻ってゆく事が多いそうだ。往復でちょうど200kmといった所だ。このドライブインで昼食をご馳走になる。今日の飯は全部俺が持つとマスターが言っていたので遠慮なくいただいてしまった。
帰りは私が先頭になる。マスターが先にゆけとゆけと合図をしている。行きに面白そうなコーナーをいくつか見ていたのでこれは楽しみと胸は高鳴る。80から90km/h前後で飛ばしほとんどのコーナーも80km/hのまま入る。CBはとても安定している。マスターはコーナーを抜けてしばらくすると追いついてくる。かなりゆっくりと回っているようだ。
BMWのコーナリングは独特だ。左コーナーはバイクが起きようとするらしく左膝を開いて空気の抵抗を多くしてやるとスムースに曲がれるらしい。サイドバックも左側のみ装着している。だから左コーナーでは遅れるが右コーナでは普通に着いてくる。アクセルを開けると勝手に左側へと倒れ込んでくれるのでスムースに曲がれるらしい。
後ろのマスターを気にしながらもコーナーを一人で楽しんでいた。二つ目の峠の手前で3ナンバーのベンツがからんできた。マスターのBMWの後ろに張り付いている。前にはペースの遅い車が何台かいる。こちらもそのペースに併せるしかない。そして峠にさしかかった。ここにはしっかりと登坂車線がある。しかも距離が長く頂上まで続いているのだ。それっとばかりに車の先頭まで出る。BMWも普通に付いてくる。するとその横を結構なスピードでベンツが走り抜けていった。反射的にアクセルを開ける。ベンツと同じ速度になるが徐々にBMWが離れてゆく。まずいなぁとばかりにアクセルを戻すが、前方にまた遅い車の一群が見えた。えーぃ!とばかりにベンツを追ってアクセルを開ける。半径の大きな高速コーナーを結構倒し込みながら回ってゆく。コーナリングスピードはこっちの方が速い。右前方のベンツが近づいてくる。しかしベンツを抜いてしまってはマスターが付いてこれないので等距離のまま次のコーナーへ。左の高速コーナー。大きくバンクしながらリーンウイズで綺麗にラインをトレースする。
当然ながらレブルよりも走りやすい。バンク角は思ったよりも深い。ステップなど掠りもしない。しかしポジションにSR程の自由度はない。あっと言う間に頂上に着く。トラックを追い抜いたところで登坂車線が終わる。げっ!マスターはトラックの後ろだ。しかし、BMWは左側からトラックを追い抜いてきた。
このハイペースな上り坂以降、マスターが結構追いついてくるのは気のせいだろうか?今まで遅れをとっていた左コーナーもちゃんと付いてきている。途中の定食屋でコーヒーをご馳走になり、富良野まで一気に走る。燃費は22km/lといったところか。足着き性もいい。跨いだままの取り回しも以外と楽。降りたときの重さが気になる。四速〜五速にかけてのギヤ抜けは気になるがマスター曰くそこにニュートラルがあるからしょうがないと言っていたが本当だろうか?(そんな分けないだろ)
とにかくただ速く長距離を移動するならSRよりも断然CBの方がいい。しかしそれならほかの車でもいいし、都内では使いにくいような気がする。やはり、CB650LCは北海道用ツアラーと結論づけるべきか?横浜に帰ってまで乗るバイクではないだろう。このバイクの購入は差し控えた方がいいと言う結論に達してしまった。(これは、SRのハイコンプ化が決定か?)
この日ツーリングから帰ってきてさっそくクラウザーの取り付けをさせられた。知っている人が1番とマスターは言うが、取り付けぐらい自分でしろよ!と私は思った。大まかに位置を決め、ステーを合わせていく。SR用のステーが幾つかは使える。マウント固定に苦労しつつもおよそ3時間程でクラウザーのマウントがSRからCB650LCへと移植された。位置が悪い、前下がり、尻つぼみ&前方開き気味etc・・・等々いろいろな問題があるもののマスターは満足している。実用上問題がないので良しとしょう。あーつかれた。
北海道旅行の始めと終わりでクラウザーの取り付けに悩むとは思わなかった。しかし、もうクラウザーを使うことはないだろう。使わないときはかさばり、普段付けているとすり抜けがしづらい。二、三泊の旅行なら布バックで十分だし、次回北海道に来るときには荷物は減っていることだろう。
何でも放り込め、すぐに取り付け取り外しが出来る。とても使いやすい良いバックであった。
もし本当に北海道に住める日が来るのであればそのときはお世話になるかもしれない。(でも、GIVIの方がいいという話も・・・。)
ここで話を元に戻そう。
今朝、FZ750に乗る山内伸二さんと別れた。山内さんはこれから函館に向かう。今日明日中には北海道から脱出し、本土を回るという。彼と初めて出会った稚内YHからおよそ一ヶ月。オシンコシンの滝で再会し、一緒に回るようになってから約二週間。ついでに田中と別れてからおよそ十日間。色々な事があった。 これからの彼の無事と安全とついでに自分の無事を祈りつつも昭和新山YH前の駐車場で見送ることにする。
本日から自分一人の旅となる。
これからの進路と行動に悩み、本日もう一日ここに泊まることにする。考えていてもしょうがないので、とりあえず近くの昭和新山熊牧場に行ってみる。
ここ昭和新山熊牧場にはおよそ九十頭ほどの熊を間近に見ることが出来る。入園料は600円也。入った途端(近づいた途端?)獣臭というか〇〇〇臭いというかが鼻につく。上野などの動物園と同じように上の方から眺めることもできるがここには熊の檻の中に直接入れる所もある。とりあえず、上から覗き写真を撮った後に檻の中へ・・・。
熊の檻の中にもう一つ小さな檻がある。その中で熊とご対面。(通称人の檻)人の檻の外周には分厚いアクリルが張ってありその内側にまたも図太い鉄格子。何か囚人か自分が熊に見つめられる変な気持ちになる。
間近に見る熊はでかい。本土産の少々小振りで気の優しい?ツキノワグマではなく目の前にいるのは元祖北海道出身ヒグマである。あの羆嵐の主人公。やはりでかい。頭と首だけで自分の胴回りよりも太い。手もでかい。これはやっぱり近くで見た牛や馬よりもでかい。こんなのとある日森の中で出会ったら・・・考えたくもない。
熊牧場を退園後、洞爺湖畔周遊道路を一回りしてみる。道は細いが走りやすい。所々で釣りをしている人を見かけるが全く釣れた様子はない。その後、昼食を食べるべくニセコ方面へ。昨日食べたとうきびが食べたくてもう一度行ってみるが今日は昨日のお姉さんではなく変なおじさん。とりあえず食べるが中まで温まっておらずあまりおいしくない。一人で回ると時間の観念がなくなるらしく、もうPM16:00をまわっていた。もうこの時期になると日が暮れるのが速い。YHにはPM17:30過ぎに到着。近くのレストラン?で夕食をすませ、YHの温泉で一息つく。
近くの自販機でビールを購入後、布団に入り・・・
おやすみなさい。
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