ひょっとすると週刊ゲンカイ 00 ■ 『言海』って?

『言海』691ページの一部

 『言海』は国語辞典である。大槻文彦著。「言海」は「げんかい」や「ことばのうみ」と読めるが、正式な読み方は決まっていない。1889年(明治22年)の刊行以来、第二次大戦後まで長年にわたって愛され続けた。39,103語を収録。

 日本の国語辞典で初めて、それまでの「いろは順」から「50音順」配列を採用するなど、『言海』は近代的な国語辞典のもととなった。現在出回っている国語辞典の多くがこの辞典を範としている。日本最初の近代的な文法解説「語法指南」を巻頭に付している。著者が『言海』編纂の経緯を記した「ことばのうみのおくがき」は名文として有名。

大槻文彦
 1847年(弘化4年)、江戸生まれ。大学南校(東京大学の前身)に学び、文部省に勤める。明治8年、明治政府から国語辞書の編纂を命じられたのをきっかけに、17年の月日を費やして『言海』を完成させた。1928年(昭和3年)、『大言海』編纂中に死去。

●各種『言海』が最初に出版された日を以下に掲載。ただし、この他にも種類があった模様です。

『言海』(四六倍判)
 第一冊(お以上)1889年(明治22年)5月5日印刷、同年5月15日出版
 第二冊(自か至さ)1889年(明治22年)10月25日印刷、同年10月31日出版
 第三冊(自し至ち)1890年(明治23年)5月25日印刷、同年5月31日出版
 第四冊(つ以下)1891年(明治24年)4月10日印刷、同年4月22日出版
大形『言海』(四六倍判)1891年(明治24年)12月5日印刷・出版
小形『言海』縮刷(菊半截判)1904年(明治37年)2月20日印刷、同年2月25日出版
中形『言海』縮刷(四六判)1909年(明治42年)8月20日印刷、同年8月25日出版

参考文献


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