2000年4月5日 米沢〜新潟〜越後湯沢〜東京


朝、米沢

米坂線で、新潟に抜けます。快速べにばな1号

米沢駅の階段の向こうの切り欠きホームからの発車です。

というか、他のホームは、新幹線列車が乗り入れてくるため、線路の幅が広げててしまって、

米坂線のディーゼル車は、米沢から先、どこにも行けず、新潟に戻るしかないんですね。

 

さて、今泉を過ぎて、山に分け入っていくと、これぞ豪雪地帯。

列車の両側には雪の壁ができています。何mの積雪なのでしょうか。

これでも、陽光を浴びて、きらきらときらめきながら、融けつつありますが、

沢沿いを見ると、元々が急なV字の谷だったのか、その上に何mもの雪が積もって、

谷というより、白い壁に挟まれた空間といったところでしょうか。

ここに降りたら、帰れそうにありません。

 

当分、一色の景色に、今年ひと冬ぶんの雪は見たという満足感です。

(スキーの趣味があれば、こんなのどうってことないんでしょうね。

結局、何だかんだでスキーには行ったことがない、悲しい人生を送っています。

どうしても、スキーの時間が持てたら、どっかの町中を彷徨っている方なモノで・・・)

 

しかし、車内の温度が高い。ひとり汗をかいていました。

元々暑がりなのですが、どうも、感覚が違うことに、このあたりで気付いていました。

日本海側の平地に出ると、もう雪は遠くの景色になって、列車に人が増えてきます。

米坂線の狭いディーゼルに、羽越線内の用務客がどっと乗り込んで、

白新線に入ったときにはかなりの混雑でした。で、ごっつい暑かった。

 

新潟駅に着いて、みんなは寒そうに駅に降り立ったのですが、

僕は、その寒さが、恐ろしく気持ち良くて、しばらくホームに立って、冷たい飲み物を飲んでいました。

 

新潟からは越後湯沢まで新幹線で移動します。

越後湯沢は、温泉とスキー場とリゾートマンションの街です(言い切った!)。

 

西口はわりと大きな駅の様相で、利き酒で有名な「ぽんしゅ館」などがあります。

東口は、外から見ると、田舎の町の駅という感じで、東口の大駅振りとは似ても似つきません。

こちら側は、関越自動車道や国道17号線が走っているので、クルマ中心なのでしょうか。

 

もう一度東口に戻って、駅前の観光案内所で地図を受け取ったあと、

山沿いの通りに並ぶ町を見物しました。

もう、スキーシーズンも終わりを告げたのか、町は人通りも多くはなく、閑散としていました。

湯沢町歴史民俗資料館という、コンクリート打ちっぱなしの、感じのいい建物がありましたが、

何と、水曜日は休館

さらに先に進むと、湯沢温泉ロープウエイで、湯沢高原の植物園「アルプの里」に出るのですが、

(というか、冬場には植物園ではなくスキー場に行くためのものですが)

強風のため運休。なるほど、だから人影が少ないのです。

 

さて、ここまでの道、振り返ってみると、ずっと下り坂だったわけです。

もう上りたくないので、突き進むことにしました。

このまま行くと、JRのガーラ湯沢に着くはずです。

ただ、地図では距離感が分からないのと、道の途中にトンネルがあることが不安材料です。

歩いて行けるのでしょうか。

だいぶ歩くと、新幹線の高架を地形ごとくぐるトンネル。何ということなく、歩道もありました。

その向こうの低地を走る在来線を見渡せる道路を歩くと、丘の上に建物。

ガーラ湯沢でした。越後湯沢〜ガーラ湯沢は、のんびり歩きましたが、1時間弱で着きました。

ただ、ガーラ湯沢を、この入り口から入る人は少ないようで、

えらく小さな入り口から、物寂しいエレベータに乗って、上がりました。そこは、大きなレジャー施設です。

ショッピング、レストラン、リフト、更衣室、大きなトイレ。もはや、ここは駅ではありません。

混んではいないものの、それなりに人はいる。その上の階は温泉ですが、金額が高いのでやめました。

 

さて、その隅にある新幹線乗り場から1駅、越後湯沢まで新幹線で戻りました。

そこから在来線。上越線で上越国境を南へ向かいます。

土合駅は、長岡方面ホームが地底にあることで有名ですが、

通った高崎方面行きの地上ホームは、半分が雪で覆われていました。

列車の通るところだけ雪を除けてあって、他は雪に覆われたままです。

 

夜になり、天気も悪い首都圏に入り、水上、高崎と乗り換え、東京に向かうのですが、

今朝から感じていた暑さが、だるさに変わってきて、帰り道がつらくなりました。

何とか千葉の自宅に戻ったものの、あまりに調子が悪いので、体温計ではかると、

案の定、熱がひどく、今度は寒気を催してきました。

まさかこんな結末になろうとは。風邪です。風邪。

結局、次の6日(木)は欠勤。皆さん、ごめんなさい。迷惑をおかけしました。

7日(金)は、気合で出勤したものの、予想通り、ぶり返して、土日はまた布団の中。

 

せっかく、いい景色を見たわりには(観光施設はことごとく空振りでしたが)、

締まらない幕切れでした。