2000年4月30日(日)  東京〜静岡〜名古屋


4月30日、前日のダイエーホークスの爽やかな勝利の余韻を感じつつ、

朝の東京駅から、特急東海1号に乗り込みました。

新幹線ではないところがいいんです。

いやあ、ゴールデンウィークにしては空いていますねえ。

 

で、とりあえず、終点静岡を目指すのですが、

特急東海1号は、富士で降ります。このほうが特急料金が安いのです。

ところが、東京駅の出札に、富士までの特急券を頼むと、

「新富士ですか?」と聞き返され、在来線と言うと、

「そんな特急あったかなあ、あれは急行じゃなかったかなあ」、と言いつつ、

最後にはちゃんと、特急券を売ってくれました。

 

 

富士で各停に乗り換え、富士川鉄橋からは、富士山を眺め、

電車は静岡に滑り込みました。

 

静岡

NHK大河ドラマ「葵・徳川三代」にちなんだ静岡が催されています。

 

東静岡と、駿府城の2会場で催されており、首都圏でも宣伝されています。

共通入場券で1000円。それなりの期待をして、まずは、

静鉄電車を使って、東静岡会場に行きました。

静岡鉄道では、沿線のゆかりの地を、1000円で乗り放題というチケットもありましたが、

今回は葵博だけの予定なので、長沼までの乗車券。

長沼駅から路地裏を通り抜けて、葵博会場です。

(本当は、JR東静岡駅の目の前なので、そちらが圧倒的に便利です。遠回りしました。)

 

切符を買って、門をくぐると、大御所御殿と城郭が作られています。

ドラマのセットなので、見た目はいいのですが、当然ながら、叩くと軽い音がします。

まあ、しかし、ドラマのオープンセットを見に来たのに、簡単な立て札が立っているだけ。

文字で色々説明されているのは分かるが、かなりインパクトは弱い。

メイキングとか、撮影現場とか、実際の放映シーンとか、

そういうものがモニターで紹介されているなら興味も湧くが、

第何話のどのシーンとか言われても、さっぱり実感が沸きません。

はっきり言って、見せ方が下手すぎ!!

立体ハイビジョンシアターという、3Dメガネで見る7分間の映画があった。

これで、大河ドラマの裏側が見れると思ったら大間違い。

映像そのものは悪くないが、何が言いたいのかさっぱり?? きれいなだけ。

 

さて、少し歩くと、駿府城下町を模した店が並んでいます、といいたいところだけど、

これも、コンクリートでこざっぱりとまとまっているせいか、

店の中は全然当時を意識していないせいか、

どこぞの祭りの縁日の屋台と変わらん。逆に、屋根とか作っただけ無駄。

一生懸命、手品だとか民謡などの催しはあっているものの、とにかく浮いています。

カネかけるのなら、それなりの効果が出な、意味ないで!

 

さて、一番奥に、巨大迷路がありました。

内容でダメだから、せめて遊んでいって!とでも言わんばかりでした。

まあ、面白そうだから挑戦しました。最短の中学生が4分でゴールとか言っていました。

入り口から入るのに、100円の通行手形が必要でした。ぬおお、別料金が必要とは。

で、タイムカードを押して、出発。ゴールまでに、いくつかのクイズを解くのです。

このクイズは、駿府にある東海道の宿場などについての出題で、まあいいのですが、

しばらく歩いて、とんでもないことに気付きました。

この迷路、ちっとも面白くない!

とにかく、迷う枝道が1つもないのです。ひたすら歩くのみ。

迷路というのは、迷って、戻って、頭と足をつかう、試行錯誤が面白いのです。

なのに、ここは迷わない。クイズも全部本線上にあるのです。

あのクイズにいくには、ここを曲がって…とかいう面白さは全くなし。

ひたすら歩くだけ。そして、そして、もうお気づきでしょうが、

迷わせる枝道がないということは、迷路全ての面積を、

くまなく歩かないとゴールに着かないということです。

何という無駄な迷路よ!

途中、ずるをして、壁をよじ登っている人がいましたが、よけいゴールが遠くなるだけ。

結局、20分かけて歩き通しましたが、達成感も満足感も、全く沸き起こりませんでした。

で、景品に、お菓子の詰め合わせをもらうのですが、なるほど、これが100円なのです。

4分で完走した人は、迷路が得意なのではなく、単に陸上の長距離の選手なのでしょう。

 

さて、最後に、大河ドラマ展示館「葵の館」というのがあって、

当然、この博覧会のメインになりそうなところですが、実態は小さなプレハブ。

他に見るものがないので、ここに人が集まるのですが、おかげで、えらい混みよう。

大河ドラマの衣装が展示されているかと思いきや、大半は博物館で見かける品々。

それが、博物館より格段に狭いスペースに置かれているので、ゆっくり見れない。

で、肝心のドラマのロケ風景や、実際に俳優が着物を着ているところなど、

あったのか、なかったのか、全く印象に残らず、

最後のテレビモニターに映っていたのは、西田敏行でも津川雅彦でもなく、

横のカメラで取られていた自分の姿

ここは電気屋の店先かア!

 

さて、駿府城会場へはシャトルバス。

ゴールデンウィークというのに、便数は少なく、

客が満員になってもまだ出発しない。車内では、どこかの幼児が泣き叫ぶ。

片道20分ほどかかるのだから、もっと頻繁に運転して、

着席か、立つにしてもゆっくり立てるようにしたらいいのに、この混みよう。

で、ついた駿府城会場のバスストップが、えらい離れたところで、

だいぶ離れた橋で堀を渡って、工事中の公園を抜けて、だいぶ歩いてやっと会場でした。

 

こちらの展示物は、東静岡会場よりはるかに分かりやすく、工夫もされていて、

見やすく説得力もありました。どっちがメイン会場か分からん。

しかし、この展示、本来は博覧会のためではなく、常設展とすべき内容。

なんだか、2会場合わせて1000円+迷路100円+バス180円では、損した気分。

僕の評価は、

東静岡200円+駿府城300円+バス0円の、計500円が妥当と思います。

チケット持っている客は、バスは無料にすべきでしょう!

 

そんなこんなで、ごつう損した気分の葵博でした。

チケットを見れば分かるのですが,主催者側は教育委員会などお役所ばかりで,

民間の出展ではないのですね。だから,どうしても「見てもらう」発想ができなくて,

既存物を押し付ける的な発想になってしまうのだろうと思います。

もっと,客の側からの「見たい」ニーズを重視すべきだったのですが,

そのためには,民間企業の力を盛り込むべきだったのではないかと思います。

 

さて、静岡を後にし、夕刻に名古屋に着いて、

念のため、この春開通した地下鉄で、小雨の降るナゴヤドームに向かいました。

中日VS阪神が開催されています。でも、当日券は完売でした。

ううむ、ナゴヤドームのチケットの入手方法は、実はよく理解できていない。

 

その日は、阪神の完敗。星野伸之が中日打線につかまり、2−7で敗戦。

入れなくて正解でした。

名駅近くに宿泊。