2002年3月19日(火)     

千葉マリンスタジアム  


2002年オープン戦

幕張本郷駅を出た京成バスは、平年よりはやい桜の開花のせいか、いくぶん彩りの加わった服装の人々で満員でした。

免許センターに向かう人、新都心のオフィスに向かう人、日常の瑣事に追われる人、

柔らかな日差しに満たされた幕張新都心、人々は思い思いの各停留所で、降りてゆき、

メッセを過ぎたあたりでは、だいぶ空きました。その先にはわが目的地、

千葉マリンスタジアムのみが建っているのです。

ここまでの停留所と明らかに客層の違う人々、日常の瑣事ではなく、楽しみを求めている人々。

 

バスを降りると、潮風がいくぶん冷たさを残しながら心地よく吹いています。

内野にするか、外野にするか、しばし悩んだ末、3塁側外野席に座りました。

そこには、去年と同じくホークスを応援する人々が集まっていました。

しっかし、平日の昼間に、何でこの人たち、ここに来れるのでしょうか。自分も含めて。

 

1回表

半年ぶりにマリンに響く、関東版・試合開始のファンファーレ。

打席には柴原。投手は、マリーンズの強力投手陣の柱、小野晋吾

ご存知のとおり、この千葉マリンスタジアムでは、昨年3勝10敗。

ホークスファンには、鬼門として、大変評判の悪い球場であります。

で、今日は小野晋吾。点が取れるでしょうか・・・

 

応援歌の前奏中に、柴原はライトフライに倒れます。

続く2番バルデス、今日はレフトを守っているメイの横を抜け、2塁打になります。

しかし、井口サードゴロ、小久保四球、秋山メイへのレフトフライで3アウト。無得点です。

小野晋吾、どうもボールが先行して、ストライクが入っていない様子・・・

腰を痛めたための調整不足が響いているのでしょうか。

 

今日のマリンスタジアムは、外野からホームに向かう、6〜7mの海風が吹いています。

空は春らしく、「霞か雲か」というような、うっすらと白みがかった青空。

雲はなく、ただ陽光がグラウンドと内野席を、明るく照らしています。

しかあし、外野席の後ろには高い高い23mの壁

この壁のおかげで、外野席にはまったく陽は当たりません。

外野席は寒い、寒い。

天気のいい日のデーゲームと思って、上着を着ずに薄着をしてきたのも判断ミス。

内野に行こうかと思って、結局外野にしたのも判断ミス。ああ寒い・・・。

 

 

1回裏

先発はラジオ

オープン戦を見ていると、先発投手のローテ争いも、激化しています。

ラジオ、どんな投球をするのでしょうか。

1番は大塚明。三振。 2番澤井、ファーストゴロ。 3番福浦、セカンドゴロ。

おお、三者凡退。ラジオ好調じゃなかですか。

 

2回表

城島 けがで出遅れが心配されていましたが、どうにかやっています。

三遊間を抜けるヒットで出塁。

大道 右中間の当たり、シングルヒットも、城島3塁まで達します。無死1,3塁。

バークハート 初めて見ます。左打席。

昨年までの記憶にある背番号4が、急にでかくなって、見慣れるまでは違和感たっぷりでしょう。

そのバークハート。レフトへ打ち上げた打球、やや浅いフライでしたが、3塁城島、走る気満々です。

メイが捕球した打球は、3塁側にややそれて、城島生還、1点先制です。H1−0M

鳥越はセカンドゴロで1塁ランナーの大道がアウト。その鳥越は盗塁失敗。チェンジ。

1人で2アウト。あちゃあ。

 

見渡すと、レフトホークス側の外野は、150人ほどの客が入っています。ライト側も同じくらい。

内野にはそれより多くの客がいますが、1000人を少し超えるくらいでしょうか。(公式発表は4000人ですが)

オープン戦らしく、ポケットサイズの選手名鑑を持っている人もちらほら。ワタクシも買いました。

内野2階席は、人ひとりいません。正確には、係員がレフトとライトに1人ずつ。

客が0だから、暇そうにベンチに座っています。東京ドームなら閉鎖するところ。

 

2回裏

ボーリック、三振。 メイ、セカンドゴロ。順調だア、

と思ったら、立川の速い打球が三遊間を抜けていきました。

里崎四球で、2死1,2塁。おやおや、マリンスタジアムらしくなってきましたねえ。

取ったら取り返される、千葉マリンの魔物。

しかし、渡辺正人を三振に取って、無得点でチェンジ。ほっ。

 

3回表

柴原・バルデス 連続レフト前ヒット!!

そして、井口センター前タイムリーヒット!! H2−0M 無死1、3塁。

そして、さっそく井口は盗塁。今季オープン戦、初打点、初盗塁。

小久保は2打席連続四球。これで無死満塁。

小野晋吾、ストライクが入りません。内角がことごとくボールになっています。

秋山、ストレートの押し出し四球。 H3−0M なお、無死満塁。

キャッチャー里崎、マウンドに向かいます。小野晋吾、今日はおかしいぞ。

城島、レフト線へ高々と打ち上げます。風に煽られた高い打球、

これは3塁側内野スタンドに切れそう・・・でも切れない、切れない、

そのまま、黄色いポールの内側を通過しました。

1号満塁ホームラン!! H7−1M

いやはや、すばらしい。えっ、マリンで6点差?? こんなの記憶にありませんよ。

公式戦に繰り越しとかできないのかねえ。

城島を迎えるベンチは、みんなオレンジ色のジャンパーを着ています。ベンチも日陰で寒いのか。

続く大道。サードへの高いバウンドの当たり。大道、必死に走って、ファーストはきわどいタイミングも

川口塁審の手は横に開きます。大道内野安打。おお。

続くバークハートの応援歌がレフトスタンドに流れ始め、覚えないといけないなあと思っていたら、

突如、スピーカーから、男性の大きな声が。

「1塁塁審の川口です。山本監督から暴言があったので退場とします。

監督が出てくるのは見逃してしまったが、あるいはベンチから暴言を吐いたのかな??

オープン戦から、山本監督やりますなあ。まあ、小野晋吾を見て、イライラがたまっていたのでしょうね。

そんな状況でも、着々とボール球を投げ続ける小野晋吾。バークハート四球。

無死1、2塁。まだノーアウトです。

マリーンズのほうは、内野陣がマウンドに集合。

鳥越はセンターフライ。大道、タッチアップの素振りをしますが、戻ります。

1死1,2塁。打者一巡し、再び柴原。

 

ここでピッチャー交代。田中充(たかし)。

さっそく選手名鑑を見るのは、ワタクシだけではないみたいです。27歳のルーキー。

ついでに小野晋吾も見てみると、「大崩れがなく首脳陣の信頼も厚い」(スポニチの名鑑より)

目の前で3回7失点の大崩れ、首脳陣のボスは退場。何だかなあ。

 

柴原センター前ヒット

センター大塚が前進してボールを拾ったとき、3塁を回る大道。

コーチは、ぶるんぶるん手を回す。大道、今日は走る気満々。

しかし、大塚からの送球は、投手を中継され、ホームタッチアウト・・・

バルデス三振で、長い長い攻撃が終わりました。 H7−1M

 

3回裏

この回も、2死を簡単に取りますが、澤井が右中間のフェンス直撃の2塁打。

福浦はライト前ヒットも、澤井は3塁を回れません。

それもそのはずで、秋山からの返球は、ストライクで城島に戻ってきます。

ボーリック、高々と放ったフライ、討ち取って終わり、・・・というところでしたが、

ふらふらと上がったフライは、風に煽られたか、小久保とバルデスの間にポトリと落ちます。

このパターン、マリンではよく見かけるんですよねえ・・・  H7−2M

 

その後、ようやく試合は落ち着いてきまして、

5回裏のボーリックのでかい当たりも、風に押し戻されて、ライトフライ。

それにしても、外野席は寒い。

太陽が右回りに動くので、3塁側外野は、そのうち陽が射すと期待していましたが

春分の日の2日前の太陽では、まだ高度が足りない。

今度は、バックスクリーン「マリンビジョン」の陰に隠れて、やっぱり寒い外野です。

 

6回表

柴原、ライト前ヒット。

バルデスの打席、柴原の足が見たいのですが、さっきから井口にも柴原にも、執拗な牽制球が来ます。

それでも、エンドランがライト前ヒットで決まり、無死1、3塁。

井口はショートゴロ。ショート渡辺正人が一瞬取りこぼしそうになりましたが、

すぐに6−4−3の併殺。その間に、柴原はホームイン。  H8−2M

小久保の大きな当たりは、バックスクリーンへ伸びていき、ホームランと思いましたが、

さっきのボーリック同様、失速して、フェンスの内側。大塚がキャッチ。

大塚は、フェンスにぶつかりましたが、元気に戻っていきました・・・

 

7回表

「いざゆけ若鷹軍団」が流れます。

福岡のほうでは、選手の声の曲のようですが、さすがに千葉では普通のバージョンです。

投手は6回から川井。2死後、

大道四球

バークハートは、やたらファールを打ちますが、最後は足に死球。

2死1、2塁。

鳥越、応援団が「ここで去年の最後に少しやったチャンステーマを、」

と、こう叫んで、昨年終盤3試合だけ使われた、関東版ファンファーレ + チャンステーマが始まり、

そのファンファーレの間に、鳥越は初球を跳ね返します。

伸びた打球は、レフトフェンスまで達し、ランナー2人生還のタイムリー2塁打。 H10−2M

チャンステーマ、恐るべし。でも、次の柴原は、チャンステーマの下で三振でした。

 

7回裏

ピッチャーは期待の飯島。中継ぎとして、面白い投球を見せてくれています。

1軍に残れるでしょうか。

1死後、酒井に、二遊間を抜けるヒットを打たれる。さらにワイルドピッチで2塁へ。

大塚は、ショートの頭の上を抜けて、渡辺正人生還、 H10−2M

ううむ、・・・

ここでピッチャーは、教育リーグで調整をしていた、渡辺正和

今日は8点差だから心配ないものの、マリンの試合って、僅差で先行し、土壇場でひっくり返されることが多いから、

中継ぎ、押さえが、どうしても重要なんですね。

渡辺正和投手、ここではよく打たれるので、今年こそ・・・

去年までフルネームでアナウンスされた「渡辺正和」選手も、今年は「渡辺」のアナウンス。

1死1塁で代打サブロー。ライトスタンドは「サーーブローーーー」という、旧BWイチローのパクリ。

それ以外に、ただ叫べばいいと思っている一部ファンが、無茶苦茶な奇声を上げている。

しかし、渡辺正和、4球で、ショートゴロ併殺にとってチェンジ。さすがです。いいです。

 

マリンスタジアムでは、ハラハラ心臓に悪い観戦をするのが、習慣になっているので、

8点差などという、安全な点差で観戦していいのかなあと、かえって落ち着きません。

お祝いの日でもないのに、なぜか豪華なステーキを食べている、あの心境です。

で、あいかわらず、寒い。夕刻になって、冷えてきます。

 

 

8回表

ピッチャー吉田。

小久保が3塁線を抜けていく2塁打。

代走で、川崎が2塁ベース上に立っていると、

「2塁ランナー、小久保に変わりまして野々垣」 ??? そりゃ背番号1個違いだけど・・・

数秒おいて、やっと訂正のアナウンス。

荒金は、前の回から守備についており、初打席です。

トランペットの人は、近くの人に楽譜を持ってもらって、一生懸命吹いています。

しかし・・・ピッチャーゴロ。荒金、結果が出せません。

 

オープン戦だからか、スクリーンに、選手の打率やホームランが出ず、0が並んでいます。

オープン戦の成績でも出してくれたら分かりやすいのに。

 

 

9回表

ピッチャーは山崎健。新天地マリーンズで結果を出したいところですが、ホークスと当たったら運がない。

大道、センターへのヒットで2塁まで好走塁。今日はよく走る大道も、ここで大越に交代。

バークハート、今日は1度右打席に立ちましたが、またまた左打席です。

ライトへのヒットで、1死1,3塁。代走村松。

そして鳥越。三遊間を抜けるタイムリーで、今日3打点目。 H11−2M

 

 

9回裏

ペドラザ登場

9点差で登場。昨年は、あのボーリックの延長逆転満塁サヨナラホームランを含め、

マリンスタジアムでは、あんまりいいところを見られなかったのですが、今日は9点差。

びしっと3人で抑えて欲しいなあ、と思っていたのに、

辻と佐藤にヒットを打たれ、塀内のファーストゴロで進塁され、2,3塁のピンチを招きます。

9点差あるからいいけど、これが1点差だと、もうあたふたしてますよ。

その上、やたらファールで粘られている。1塁側にファールが打ちあがるたび、

この回からファーストに入った内之倉が、どたどたと、ファールグラウンドを走り回る。

あざ笑うように、ボールは風に流され、流され、スタンドに入る。内之倉の練習モード。

まあ、最後は、大塚がセンターフライに倒れ、無失点ということで終了しました。

 

マリンスタジアムで勝った!!

これを公式戦でやってくれ!!

 

最後に、外野では、1番から9番までの応援歌がメドレーされますが、

去年までは先発メンバーのメドレーだったのです。

今回は、「最後の守備についた選手の・・・」という指揮。ざわつきます。

ちなみに、その9人は、

柴原−内之倉−本間−川崎−荒金−坊西−大越−村松−鳥越

今日打席に立っていない選手が5人も混ざっているのをメドレーするのは、これは難しい。

でも、これは面白い企画ですね。バックスクリーンに残っている選手の応援歌ですから、

またスタメンとは別の価値があります。

 

スタジアムを出ると、さらに強い風。でも、太陽の光があって、まだ暖かかった。

今年はマリンで10勝しましょう!!

 

  Hawks  

    11
  Marines      

(勝) ラジオ    (負) 小野

(HR) 城島満塁

 

     次の試合