2002年5月16日(日) 

大阪ドーム


 

サッカーワールドカップの変則日程で,野球はスカスカの毎日です。

1年ぶりにやってきた大阪ドームは,関東よりもいくぶん暑いものの,しのぎやすい天候。

 

大阪ドームに入ると,青が基調の眺めのなかで,ホークスの打撃練習。

バックスクリーンと,リング状の天井の境目には,

国旗,連盟旗,球団旗,そして,水色,横長三角のチャンピオンフラッグ

今年は福岡に取り戻さなければなりません。

 

大阪ドーム内は,大量の観客が詰め掛けています。

関西観戦のときはよく一緒させてもらうO君とともにレフト外野席に陣取ります。

去年ここに来たときは,鳴り物禁止の日でしたが,今日はいつもの賑わいです。

 

しかし,大阪近鉄は,昨年の勢いそのままに,今10連勝の快進撃中。

しかし,その3.5ゲーム上には,西武9連勝で独走。

わがホークスといえば,何だか煮えきれない試合が続き,

たまには勝っているけれど,大型連敗中の雰囲気,首位と8ゲーム差

 

 

1回表

ピッチャーは前川

今日の1番は大越。期待むなしくファーストゴロ。

2番の柴原。ファールを何本か打つも,タイミング合わずショートゴロ。

3番は井口。セカンドゴロで三者凡退。

なかなか,鷹打線復活とはいかない・・・

 

1回裏

先発は田之上慶三郎

開幕投手でありながら,まだ1勝5敗

とにかく,形はどうあれ,2勝目を挙げて欲しいのですが・・・

1番大村。打球は無常にも3塁線を抜ける2塁打・・・

2番水口。バントかと思いきや,打ってきた。

ファーストのミットを弾いたかな。ライト前ヒットで,無死1,3塁。

ランナーをためて,昨日3打席連続ホームランの化け物,ローズ

おいおい,やめてくれよー。ランナーためてローズなんて,心臓に悪いこと。

左中間へ打ち上げた打球は,スタンドまで届きそうにありません。

レフトフライ。ふう。ホームランは免れたか。よかった,よかった,

って,よかった訳はないんだけどね。先制犠牲フライ。 H0−1Bu

4番中村紀洋。ショートゴロだ。6−4−3の併殺が取れるでしょう。

今日のショートスタメンは,川崎宗則

セカンドへ送球,ボールがそれた・・・おいおい

セカンド井口は身体を伸ばして,どうにかランナーはアウトにするものの,

とてもファーストに送球できる状況ではありません。ランナー残って,2死1塁。

そして5番の川口。高く上がった打球はそのまま観客席へ,

この球場は,外野席の高さが高いのですが,その高さまで飛び込みました。

2点追加。はやくも試合はバファローズペース。 H0−3Bu

もはや,見慣れてしまった先発崩壊劇。

 

2回表

不振の小久保・松中。だいぶ長いこと,この2人の活躍を見ていないような気がします。

4番小久保,ショートの横を抜けるヒットで無死1塁。いいぞ!

5番松中前川直撃。しかし,ピッチャーゴロ。1死2塁。

1分ほど試合は中断しますが,前川,何ごともなかったように投球再開。

6番大道またまたピッチャー返し

前川が飛び上がってよける足元,そのままセンター前にボールが転がります。

小久保生還,1点を返しました。  H1−3Bu

7番は,ここまで打順を下げたバルデス,ここもファーストゴロ。

8番,城島の鎖骨骨折で,この人に期待がかかる坊西

またまたまたピッチャー返し。前川を攻めます。

前川,びっくり飛んで,高いバウンドを取ろうとしますが,弾きます。内野安打か?

しかし,ショート阿部がフォローして,ショートゴロアウト・・・。チェンジ。

 

2回裏

阿部のヒットと,的山の送りバントで2死2塁も,大村を討ち取り,無失点。

 

3回表

3者凡退。

 

3回裏

1死後,ローズ

フルカウントから,レフトへのヒット。1死1塁。田之上,苦しいピッチング。

そして中村紀洋

ライトスタンドには,すっかりおなじみの「驚弾炸裂中村紀洋」の横断幕が。

中村の打球は,ライトスタンドへきれいな曲線を描いて,

フェンスとスタンドの間のすきまに吸い込まれていきました。 H1−5Bu

にしても,このすきま。ワタクシは,大阪ドームのこの構造が,イマイチ好きになれません。

やっぱりホームランは客席に飛び込まないと,サマになりませんよね。

しっかし中村,よく右に飛ばすよなあ・・・

当分,ボケーっとしてしまいました。ライトスタンドが大歓声の後,

次の水口のところで,「いったれ近鉄,やったれ近鉄」のテーマが鳴り出します。

どうにも見ていられないので,コンコースでちょいと休憩。

3回にして,敗色漂う試合となりました。

 

4回表

前川,調子良さそうに投げていきます。

「マウンドの前川,腕が上がる,胸をそらす,お腹が出る,投げました!」

(これ,文化放送のラジオの実況のせりふ,妙に気に入っています)

クリーンアップ,井口三振・小久保ショートゴロ・松中ファーストゴロで3者凡退。

どないなっとんねん。

 

4回裏

田之上,ようやく三者凡退で抑えます。

 

5回表

大道・バルデス・坊西,3人とも内野ゴロで凡退。

今日はゴロがことごとく内野手の正面に飛んでしまいます。

こういうツキのなさ,まさに今のホークスを象徴しています。

4点差引っくり返すどころか,次の1点が限りなく遠い・・・

 

5回裏

大村,4球目をショートフライ。これは川崎が走って走って,よくキャッチした。

水口,2球目をセンターフライ。ローズ3球目をレフトフライ。

田之上,この回を9球で切り抜けました。

ようやく田之上,調子が出てきたようです。遅いわな!

 

5回裏が終わって,グラウンド整備が始まります。

下の階はもちろん,5階席までかなりの観客が来ています(35000人)。

しかし,「Buストレッチ」は始まりません。今年はやってないようです。

 

外野席の最前列に,注意事項が貼ってあります。

1,禁煙  2,物を投げ込まない。まあ,これは普通です。

3,飛び跳ねない。これは何だ?? 

マリサポ「ロッテふぁいちん」禁止令か,Fs田中幸雄の応援歌で飛ぶなということか。

いやいや,どうやら,ロックコンサートで観客がいっせいに飛び跳ねると,

周囲の民家で,大阪ドームを震源とする地震が観測されるということのようです。

大阪ドームって,最初からライブステージなどを公演できる設計になっていたはずなのですがねえ。

そして4つ目の注意事項は,「ファールボールのゆくえに注意!」

どうやったら,レフト外野席にファールが飛んで来んねん!!

 

6回表

1死後,大越の打球は三遊間へ。

サード中村ノリのグラブにいったん当たったのか,ショート阿部が弾きます。

エラーがつきました。大阪名物「近鉄電車で早よ帰れ!」のコール!

2死後,井口の打球は,今度は文句なく三遊間を抜けるヒット。2死1,3塁。

ようやく,ようやく,チャンスがめぐってきました。

小久保。この人に,この人に打ってもらわなければなりません。

フルカウントから,ファールで粘って,打つ意気を見せてはくれるものの

結果はサードゴロでチェンジ・・・

 

前川の前に,ホームが遠すぎる。

依然として得点は1−5。どうにもならない4点差が立ちはかっだっています。

敗色濃厚・・・そんな言葉が,すでに頭に登ってしまっています。

 

6回裏

田之上,川口をヒットで出すも無失点

 

7回表

「いざゆけ若鷹軍団」を歌い,風船を飛ばします。もう7回か・・・

ところが

松中四球,大道四球。無死1,2塁。

ここまで1個も四死球を出していなかった前川が,突如連続四球

7番バルデス,初球,右中間を破ります!

松中に続き,大道も長駆ホームイン!

タイムリー2塁打。  H3−5Bu

一気に2点差。沸騰するレフトスタンド,狂喜のレフトスタンド。

代打秋山のコールに大歓声,そして前川降板,三沢。

「さよなら,さよなら,前川! 近鉄電車で早よ帰れ!」「お前も打たれろ三沢!」

それから,「いざゆけ若鷹軍団」+「南海ホークスの歌」。

ひととおりの儀式が終わると,秋山へは,関西で時おり流れる応援歌(西武時代のやつかな)。

しかし,セカンドフライで1死2塁。

川崎。前日,プロ初安打を放った川崎に期待がかかります。

ようやく川崎のメガホンダンスを覚えたと思っていたら,別の曲の前奏が。

チャンステーマ,藤本選手のテーマです。

ワタクシは外野でこれをやるのは初めてです。(福岡Dの内野で聞いていたことはありますが)

屈んで,上向いて,わっしょいわっっしょい,こりゃ体力使うわい。視線はグラウンドの川崎。

また,川崎,ご丁寧にフルカウント。3分以上の応援の結果,ファーストゴロは進塁打で2死3塁。

代打村松が告げられると,ピッチャー交代で山本省吾

代打の代打は出口雄大

流れ出すのは,チャンステーマ,若井選手のテーマ,ワタクシは,これも初めてです。

段差のあるところで,人並みに押されて右へ左へ。動きながら,グラウンドを見るのは大変だ。

3回ほど段差を踏み外して(恥),何度目かに右に行って,左へ動こうとした瞬間,

出口が打ちました。

センター前タイムリーヒット

1点差まで詰め寄りました!!  H4−5Bu

沸き返るレフトスタンド。どうにかなるぞ。

柴原は,サード中村の好守に阻まれ,チェンジ。

 

7回裏

ライトスタンドは,膨らましたまま,すっかり待ちぼうけを食らった赤いジェット風船が舞い,

「ドリーム&パワー」が流れて,バファローズのラッキーセブン。

田之上続投,キャッチャーは内之倉

阿部をショートゴロに斬ると,レフトスタンドから大きな拍手。

しかし,的山の打球は,三遊間。

小久保飛びつくも届かず,川崎がよくフォローしファーストに送球するも,内野安打。

ここで王監督登場。すでに大村のテーマが始まっていたライトスタンドからは

「パ〜ラリ〜ラ,パ〜ラリ〜ラ,は・よ・や・れ」 やかましい!

ピッチャーは吉田修司

大村の打席,ライトスタンドからは,「今燃え上がる〜紅の炎よ〜」というテーマ。

これって,リードされているときの曲じゃなかったっけ?

大村を三振に獲ります。

しかし,的山は盗塁。内之倉の送球はいいところに決まったかに見えましたが,判定はセーフ。

川崎はセーフだろうという態度。三振ゲッツーとはいきませんでした。2死2塁。

水口,ライトスタンドはみるみる赤く染まって,タオルマフラーのチャンステーマがスタート。

水口の打球は,1,2塁間を抜けるかという当たり。

松中,横っ飛びでこのボールを捕らえ,ベースカバーの修司にトスし,アウト。

抜けていればタイムリーだったでしょう。これは大きなプレーです。

松中,ベース付近のこまごましたプレーは,今ひとつ上手くありませんが,

こういうときにファインプレーをしてくれます。いいぞ松中。

 

8回表

この回の指揮をとる応援団のニイチャンが,気合を入れるため,バケツの水をかぶります。

驚きと喝采と緊張と盛り上がりと,異様な雰囲気がレフトスタンドを包んでいます。

一瞬あっけに取られていた球場係員の若い人が,床をふきふきしています。

ピッチャーはジョンソン。何者だ?この外国人?

井口資仁,フルカウントからの打球は

左中間のスタンドへめがけ,飛び込んでいきます。

同点ソロホームラン!!

ついに,ついに追いついた。

敗色濃厚だったのが嘘のように,完全にホークスの流れ。 H5−5Bu

 

小久保,今日は後援会も団体で来ているようです。

ジョンソンから四球を選びます。

松中,門田選手のテーマが流れます。

ショートのグラブを弾く強いヒット!! 無死1,2塁。

大道,この辺から,知らない応援歌だ。送りバントの構え,

初球,飛び出したセカンドランナー小久保に,的山から牽制球が来ますが

間一髪セーフ。ほお,危ないねえ。

2球目は,しっかり送りバントを決めて1死2,3塁。

バルデス敬遠。ブーイング。1死満塁

そして,内之倉。せめて,外野フライくらい打ってくれよ・・・

しかし,しかし,6−4−3のダブルプレー。そんな・・・。

考えてみたら,この場面,2人目のキャッチャー内之倉に代打は出せないし,

内之倉もここ1年ほど,1軍の控え捕手だから,実戦から遠ざかり過ぎてるのか。

それとも,プレッシャーに弱いのかなあ。

この回は,井口のホームランの同点どまりでした。

 

8回裏

吉田修司続投。

ローズレフトフライ,中村ライトフライ。

この2人が外野フライを打つと,びくっとするねえ。

修司,ほっとしたのか川口に四球。

吉岡のときに,再び「今燃え上がる〜紅の炎よ〜」

ランナー川口スタート,そして打球はレフト前にポトリと落ちる。

2死1,3塁。ピンチ。

同点の直後,ここで得点されたら,流れがまた近鉄に行ってしまう。

「いってまえー」暴れん坊将軍のテーマ,赤い扇子がライトスタンドに広がります。

磯部。フルカウントから内角,空振三振!!よく討ち取った!

 

9回表

同点で9回に入ります。さあ,1点勝ち越そうではないか。

ピッチャーは吉田豊彦

代打鳥越はセカンドフライ。1死。

出口。フォアボールを選びました。勝ち越しのランナーです。

柴原。今日はいいところのなかった柴原ですが,

ここは初球,しっかり送りバントを決めて2死2塁。

ピッチャー交代,高村

高村? 先発要員じゃないの。しばしどよめき。

同点だし,延長を見越して,ここから試合開始だと考えたのでしょう。

レフトスタンドは,ひととおりのコールのあと,

巨匠風「いざゆけ若鷹軍団」+「南海ホークスの歌」

スローで悠々と奏でる「いざゆけ」,途中はアップテンポ。レフトスタンドは最高潮。

井口忠資が打席に立つと,わっしょいコール。

それにしても,関西は応援パターンが豊富だこと。

そして1塁線に落ちるライト前タイムリーヒット。 H6−5Bu

勝ち越しタイムリー!!

この試合,負け試合を覚悟したこの試合,

9回まできてついにリードしました!!

 

 

9回裏

ピッチャーはペドラザ

頼むから,頼むから,いらんことせんでくれよ。

途中まではペドラザを見るなど思ってもいませんでしたが,

見たら見たで,不安が渦巻いていきます。

代打益田。セカンドゴロ,井口のグラブにボールが入っていない!

殊勲の井口が,なんとエラー,無死1塁。

的山送りバント。1死2塁。不安が増大。

大村,レフトフライ。2死2塁。これでいけるだろう。

白風船を膨らませにかかります・・・・・・が,

代打北川

最後に嫌な奴が残っていた・・・

昨年の大阪近鉄の優勝決定試合,

代打逆転満塁サヨナラV決定ホームランを放った

なんとも福々しい男。ライト側は大歓声。

いやな雰囲気。レフトスタンドでは,球場係員と応援団が,

どんな結果になろうとも,絶対にメガホンを投げないでください!」

悲痛に叫びながら巡回しています。

代打逆転サヨナラホームラン,北川ならやりかねん・・・

しかし,北川はセカンドゴロ,今度は井口がしっかり処理して

ゲームセット!

 

よう勝ったなあ・・・

こりゃ面白い試合でした。(結果的に,ね)

大阪の熱狂的な外野席で,えらく高揚しました。

声枯れかけ,足はがくがく,汗だくでした。

とりあえず,着替えてから自宅の千葉に戻ったのですが,

帰りの新幹線の中は,まったく記憶にありません。

たぶん,今年の観戦の中では,かなり印象度の強い試合になるでしょう。

 

 

同点ホームラン,決勝タイムリーの井口。文句なく今日のヒーローでしょう。

 

そして,3点目をたたき出した出口。次の打席も四球を選んで,決勝のホームイン。

ホークスに移籍して初のタイムリーだそうですね。

 

吉田修司,1回2/3を,1安打無失点,相手の主力をよく抑えた。

修司は近鉄にはホームランを献上することが多いのでたいへん不安でした。

抑えられてよかったよ。勝利投手,おめでとうございます。

 

田之上。なんで4回以降のピッチングを最初からできないのかなあ。

いくら立ち上がりが悪いといってもねえ・・・

 

ともかく,近鉄の連勝を10で止めました

西武もロッテに負けて,連勝は9で止まりました。

ホークスは,西武まで7.0差。近鉄まで3.5差。

1つずつ追いついていきましょうか。

 

実は,ワタクシ,数日前にローソンで前売り券を買っておいたのですが,

自宅に置き忘れてしまったのですね。

それで,もう一枚当日券を買いました。

外野なので,さほど高額ではないものの,二重払いはショックでした。

しかあし,この試合,チケット2枚分の価値はありましたよ。

何なら,もう1枚買ったっても。

 

 

 Hawks 

   

 Buffaloes 

   

 

(勝) 吉田修司 4勝0敗0S     (負) 吉田豊彦 0勝1敗0S

(S) ペドラザ 1勝1敗11S

(HR) 井口 8号ソロ

    川口2号2ラン 中村21号2ラン

   

ゆーいち(管理人)の観戦成績  5勝2敗 

 

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