2002年8月5日(月) 
ただでさえ暑い夏,さらに暑いヒートアイランド東京の職場を脱出し,
総武線の黄色い電車で向かう先は千葉マリンスタジアム。
試合開始には間に合いそうもなく,ネクタイをはずし,電車に揺られます。
幕張本郷駅から,京成バスの「連接バス」に乗り換えます。
バス2台を連結させた連接バスは,幕張新都心の客を運ぶための,大定員のバスで,
運転免許センター,幕張メッセ,そして,マリンスタジアムなどなどの,
大量の人をさばいています。
しかし,いつもなら,平日のナイターでは,終点のマリンスタジアムまで
乗り通す人は,たいへん少なく,みんな途中で降りてしまいます。
ところが,この日,海浜幕張駅を出て,幕張メッセを過ぎてもなお,
乗客は減りません。マリンスタジアムに,たくさんの人が向かっています。
スタジアムに着くと,おなじみの潮風が吹き抜けています。
風速は3〜5m/秒,マリンにしてはおとなしい方でしょう。
チケットを求め,レフト側外野席に入る階段を上ると,
のーぶひこー! ドンドンドン のーぶひこー! ドンドンドン
そこらじゅうに詰め掛けた鷹ファンの顔の朗らかなこと。
スコアボードに,2回の表,ホークスが先取点「1」を取ったことが表示され,
チェンジになって守備に着く松中信彦選手に,
コールされているところでした。 H1−0M
さて,この先取点,僕は見逃したのですが,物凄いホームランだったようです。
ご存知のように,千葉マリンスタジアムは,球場全体が,円筒形をしていまして,
その筒の上の端っこから「ひさし」が突き出していて,そこに照明がついています。
そのため,外野席の後ろは,25m近い高さの壁があるわけで,
屋外の球場の中では,場外ホームランの可能性が最も小さい球場です。
松中選手のホームランは,その「ひさし」に当たって落ちてきたそうで,
あわや場外弾という,とてつもないホームランだったのです。
家に帰って,ニュースで映像を見て,驚きました。と,同時に,
この瞬間を見られなかったことが悔しくて悔しくて。
2回裏
1死から,初芝がレフト前ヒットで出塁します。
諸積のピッチャーゴロの間に,ランナー進塁で,2死2塁。
そして7番立川。こないだまで4番を打っていたのですが。
その打球は,バックスクリーンの左,金網を直撃する2塁打。 H1−1M
さらに,椎木が1塁線を破る2塁打。 H1−2M
連続2塁打で,あっさり逆転されてしまいました。
申し遅れました。この日のホークスの先発は,永井です。
先制点を取った直後に,すぐ点を取られます。
何やってんだか。
3回表
先発小野晋吾の前に,田口,村松,出口,三者凡退。
それにしても,最近のホークス,
原型をとどめないくらい,打順が入れ替わっています。
1番から,村松,出口,城島,小久保,松中,バルデス,井口,鳥越,田口。
開幕後の好調だったころと比べると,4,5番だけが不動で,あとは変わり果てた打順。
苦しいチーム事情を物語っています。
それもそのはずで,西武に2連敗して,10.5差。貯金はたったの1。
優勝どころか,Aクラスもヤバイのではないかとさえ,大げさではありません。
3回裏
1死後,サブロー四球。
福浦,新しい応援歌が出来たのか,ライトスタンドは合唱隊の様相です。
バックコーラスらしきものまでついた豪華版ですが,歌うのは難しそうです。
慣れていないのか,まだ上手くありません。
2球目,田口がボールをそらしたのか,サブローが猛然と2塁も蹴って3塁へ走りますが,
どうやら,福浦への死球のようです。サブローは2塁に戻り,1死1,2塁。
4番はメイ。
バックスクリーンの左側へ3ランホームラン。
何じゃい,永井。こないだは満塁で押し出し四球だし,
今日は,四球と死球とホームラン。
早くも投壊。ピッチャー交代,木村です。1軍登録され,ようやく登場。
しかし
初芝には,3球連続ボール。その後,フルカウントにはするものの,結局四球。
諸積は三振に取るも,立川にもまたまた四球。
ただでさえ暑いのに,イライラのつのるレフトスタンド。
鳥越がマウンドに行き,何やら熱心に声をかけています。
その成果があったのか,椎木は三振にとって,どうにか追加点は免れます。
4回表
小久保のセカンドフライのときに,酒井と福浦が衝突して倒れました。
しばらくして起き上がり,プレーは続行でした。
松中にヒットが出るも,無得点。
4回裏
ピッチャーは木村が続投。
酒井の初球,打球はセンターへ伸びますが,フェンス直前で村松がキャッチ。
小坂の打球は高いバウンド,それもちょっと変わったようで,
鳥越が長身を伸ばして必死にキャッチし,倒れそうになりながら送球。
1塁は間一髪アウト。ナイスプレーです。
サブローは三振。
守備で盛り立てて,木村は落ち着きを取り戻しました。
地元千葉での凱旋登板,緊張していたのかな。
5回表
井口,レフトを抜けるヒット。打球がよすぎて,2塁には行けません。無死1塁。
鳥越,痛烈な当たりが右中間に伸びていきます。抜けた!と思いましたが,
サブローが好捕。ファインプレーに阻まれます。井口はあわてて1塁に戻ります。
田口が2塁の上をふらりと越えるヒットで1死1,2塁。
マリーンズのコーチが出てきて,内野陣が集まります。しかし,
村松のときは,ストライクが入りません。盛り上がるレフトスタンド。
ストレートの四球で,1死満塁。
出口雄大。スタメン起用に応え,1塁線へ
タイムリー2塁打。 H3−5M。
出口,しっかり結果を出しています。なお1死2,3塁。
小野晋吾KO。小林宏之が出てきました。
城島のサードゴロでは,ランナーは村松といえど,本塁突入は無理。2死2,3塁。
小久保,3球目のスイングの判定に,ホークスベンチから2人ほど出てきて,ちょっと抗議。
フルカウントから四球。2死満塁。
レフトスタンド,すかさずファンファーレが鳴り出し,チャンステーマスタート!
と思いきや,ピッチャー交代。左の川井です。
ここまで2打数2安打の松中に期待がかかり,
再びチャンステーマがスタートします。
しかし,しかし,三振。3者残塁です。
さて,マンデーパリーグということで,
選ばれた観客がマリンビジョンに映って,景品がもらえる企画があります。
3回表終了時に,「ラッキーマンデー」ということで,おっちゃんが拍手を浴びました。
4回表終了後には,「ラッキーゲスト」ということで,家族連れが当たりました。
そして,この5回表終了時には「ミスマリーンズ」ということで,
きれいなネエチャンが,マリンビジョンにアップで映し出されます。
笑顔が少々引きつっています。DJ風の男の人が,盛り上げようとしますが
今ひとつ,このネエチャンはノリがよくありません。なぜでしょう。
DJ男「マリーンズ選手に投げキッスを!」
そのとき,ネエチャンは,手にもっていた「うちわ」を,おもむろに持ち上げます。
映し出されたその「うちわ」は,ワタクシの持っているものと同じ,
鷹,FDHと描かれた,ホークス応援うちわだったのです。
そりゃ,マリーンズ選手に投げキッスでもしようものなら,
周りの鷹党から睨まれることでしょう。DJ男はそれ以上何も言いませんでした。
DJのニイチャンと,鷹党のネエチャンの気まずい時間は,こうして終わりました。
5回裏
ピッチャー佐久本。久々の1軍の登板です。
福浦ヒットで2死1塁の場面,
打席は諸積,三振に斬って取ります・・・が,暴投・・・
福浦は2塁をちょっとまわったところで,いったん止まります。
田口は2塁に投げる格好をして牽制してから,諸積のいる1塁に送球。
ところが,福浦は猛然と3塁へ進塁,1塁の諸積の判定はセーフ。
何?いったい何が起こったのか,訳分からんうちに,2死1,3塁になっていました。
記録は,三振,暴投,いわゆる「振り逃げ」です。
佐久本,ピンチを背負ってしまいますが,立川をセカンドフライに討ち取って,チェンジ。
1塁側の内野と外野の間から,マスコットとともに,子どもがぞろぞろと出てきます。
そして,DJのニイチャンが何やら叫ぶと花火が始まります。
夏のマリンスタジアム名物,毎試合5回裏終了後に打ちあがる花火です。
ドンドンと,大音響が,円筒形のスタジアムに響き渡ります。
ただねえ,この花火,外野席からは見えないんですよ。
というか,内野席の一部からもかなり見えにくいんです。
外野席のうしろは海です。その海に花火が打ち上げられます。
海とスタジアムの間には,そびえたつ20mの壁。
というわけで,外野に1か所存在する,花火見物の最高のスポットは,次の観戦記にて。
花火はマリンビジョンにも映し出され,同時にYMCAも流れ出して,
マリンスタジアムは,しばらくの間,華やかな雰囲気に包まれます。
6回,7回と,ホークスは3者凡退。川井に抑えられます。
マリーンズは,6回に1,3塁のチャンスを作るも無得点。7回は3者凡退。
8回表
ピッチャーは山崎健。その他,何人か守備も変わって,
マリーンズは着々と勝ちの形を組み立てていきます。
1死後,小久保がレフト前ヒット。1死1塁。
松中のところで,ピッチャーは藤田に代わります。
松中は倒れるも,バルデスがレフト前ヒットで2死1,3塁。
そうです。2点差。この回に追いつかないと,
9回には守護神・小林雅英が出てきてしまいます。
バルデスの代走は,大越。
ピッチャーは,抑えに回っているシコースキー。
投球練習の合間に,腕を必要以上(?)にブルンブルンまわしています。
マリサポが喜ぶの何の。
打席は井口。どうにかしてくれ。
しかし,思いはかなわず,ライトへのいい当たりも,立川がキャッチしてしまいます。
8回裏
中盤以降,木村,佐久本と,何だかんだやりながら,0点に押さえています。
そして,登場するは渡辺正和。打席は立川。
放った打球は,すうっと,スタンドへ吸い込まれていきました・・・
駄目押されソロホームラン H3−6M。
立川にやられっぱなしです。
後輩の拓大紅陵高校が,このマリンで甲子園出場を決めて,気をよくしているとか。
さてと,もうこれ以上書くこともないでしょう。
マリンでは,渡辺正和さんのいいところを見たことがないような気がします。
その後も,四球とヒットで,1死1,2塁のピンチを招き,
どうにか併殺で終わらせます。
9回表
この日の展開では,立川の1点は,もうどうにもならない1点となりました。
案の定,小林雅英が登場。
ホークスは,代打柴原,代打坊西,そして村松と3者凡退に倒れ,
あっさり試合終了となってしまいました。
なんだか煮え切らない試合だなあ・・・
序盤の投壊,そしてたまのチャンスには凡退。
あ〜〜〜あ。
今季2度目,貯金ゼロとなってしまいました。
|
Hawks |
0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | ||
|
Marines |
0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | X | 5 |
(勝) 川井 2勝1敗0S (S) 小林雅英 1勝1敗22S
(負) 永井 1勝3敗0S
(HR) 松中19号ソロ メイ13号3ラン 立川6号ソロ
ゆーいち(管理人)の観戦成績 6勝5敗