2003年4月4日(金) 

東京ドーム    


公式戦,今季初,ホークスの関東遠征です。

とはいえ,ついこないだ,オープン戦でも来ていますが,

公式戦となれば,選手もファンも気合がちがうものです。

金曜の夕方,夜桜見物に行く人とは違う流れで東京ドームに入ります。

この日は,ファイターズの地元開幕戦ということで,

何やら,監督・選手が自らゲートでお出迎えをしたそうで,

私がドームに入ったときは,すでにFsの選手はグラウンドで練習をしておりました。

今日のワタクシは,仕事の帰りなので,内野席。

今年から新設された,1階内野自由席に座ります。

去年までのC指定席のエリアを,自由席にしたのですが,

B指定との境目に柵はないように見えます。

しかし,よく見ると,座席の高さにロープが張ってあります。

通路には係員。固定されていない柵を置いていて,

売り子さんが通るたびに,柵をどけて通しています。

それよりも,1階内野自由席から,グラウンド下の売店に行くには,

一度,上の周回コンコースに出て,奥の階段を使わざるを得なくなりました。

 

さて,開幕セレモニーということで,Fsの球団歌を歌っている,

あの「だんご3兄弟」の速水けんたろうさんが登場,

若々しい格好で,マウンドと本塁の間にたった1人で立ち,

Fsの球団歌のひとつ,「輝け未来へ」を熱唱しました。

しかしねえ,速水さん,一生懸命なんだけど,寂しい。ひとり浮いている感じ。

試合開始前で,まだ観客もまばら。選手はベンチにすら姿を現していない時間。

できれば,選手が全員グラウンドに整列してから,

バックにダンスをつけた状態で歌えば盛り上がるのになあ。

どうせなら,5回裏終了後に,YMCAとともに歌うとかねえ。

 

ともかく,「輝け未来へ」のあとは,Fs球団30周年ということで,

30年間の栄光の軌跡がVTRで流され,

その後,ようやく両チーム選手が,グラウンドに整列します。

1塁線にFsのベンチ入り控え選手3塁線にFDHのベンチ入り全選手

そのあと,Fsのスタメン選手が1人ずつ紹介されながら,列に加わります。

ひととおり花束や記念品の贈呈が終わると,

再び速水けんたろうさん登場。ここで「輝け未来へ」を歌えばいいのに。

ここは厳かに「国歌斉唱」

さすが,NHKの「歌のお兄さん」は,音楽系の大学で勉強をした人しかなれないので,

アカペラの「君が代」の歌唱力に聞きほれます。

しかあし,アナウンスのミスなのか? 国歌斉唱の前の決まり文句,

「起立,脱帽の上,オーロラビジョンの国旗をご覧ください」

というのがなかったので,客席はみんな座ったまんまの国歌斉唱

何かしまんないの。

 

始球式

大沢啓二親分登場!

これには,1塁側,3塁側,ともに大歓声,

ライトスタンドは,引き続き「頑張れ,頑張れ,おやぶん!」コール。

ここで,親分「喝!」とか言ってくれたらウケるのになあ。

しかし,いつもに増して(?)笑顔の親分,

打席の村松に対し,高めのボールで見事に空振りを取りました。

 

1回表

Fs先発ピッチャーはミラバル

開幕戦で,L松坂と投げあい,見事勝利をおさめたスグレモノ。

この調子で,どんどん西武を倒して欲しいものです。

そのためには,ホークス戦では息を潜めてもらう必要があります。

村松,さっそく3塁線への2塁打!

リードオフマンとして,確実に役割を果たそうとする村松。

柴原が復帰しても,村松1番は,今のところ不変でしょう。

さっそくのチャンスでしたが,以降凡退でチェンジ。

 

1回裏

ホークス先発はカズミ

開幕戦では,7回途中までノーヒットピッチングを見せた,

今年のローテの軸であり,現段階では「エース」と呼ばれる男です。

というか,残りのローテのメンバーは,ナイト,新垣,和田と,3人は初めてだし,

寺原と杉内も2年目なもんだから,カズミ,この歳ですでにローテの軸だもんねえ。

1番は森本ひちょり

俊足と積極的な打撃,そして横浜の山下監督にも負けない存在感で,

ヒルマン野球の申し子,新リードオフマンとして重責を背負います。

その期待に沿って,センター前ヒットで出塁。

2番は好調金子

しかーし,ここは2塁ベース上で川崎が打球をキャッチ,1塁に転送で併殺。

ノーバウンドでキャッチして,飛び出した森本を刺したようです。

カズミ,いきなりのピンチの芽は摘み取ったかに見えました。

ファンファーレが鳴り出すと,さすがに今日は客が入ったライト外野が大賑わい,

ミチヒロ・ガッツ・小笠原登場です。

その,大きな構えから振り下ろされるバットに,敵ながらカッコいいなあと思わせます。

しかし,打球はカッコいいことなくボテボテショート川崎セカンド井口の間,

川崎のグラブにちょこんと当たったみたいで,2人とも拾えません。

そのまま外野に転がっていくボール,井口が追いかける,ライトネルソンがやってくる。

こんどはこの2人が,顔を見あわせて,ゴロゴロ転がっているだけのボールを拾えません。

おい,あんたらプロか? 小笠原は2塁到達。

小笠原の,ショートへの内野安打,というか内野2塁打??

あああ,まったく,なんばしよっとかなあ。

しかし,Fsはこのあとに,今のところ怖くない外国人が並んでいます。

DTクローマーカズミきっちり空振り三振で斬って取ります。

カズミ,落ち着いています。

 

2回表

2死後,

大道がライト前に巧く流し打ち。2死1塁。

短く持ったバットと,右打ちは,やはり健在ですなあ。

しかし,ネルソン倒れて無得点。

そのネルソンに,帽子とグローブを運ぶのは川崎。

そういえば,開幕セレモニーで,受け取った品物を持っておくのも川崎でした。

川崎,レギュラーをつかみ取りましたが,チーム内では下積みなのかな。

 

2回裏

新外国人エンジェル・エチェバリア

背番号の上の名前のアルファベットが多くて,双眼鏡でも読めません。

ライトスタンドからの「エンジェル」コールも,

カズミ,コントロールよく見逃し三振!

続く田中幸雄,サードフライ。

さらに,坪井

阪神−Fsの大物トレードでやってきました。

(坪井,山田,伊達)←→(中村豊,野口,下柳)

外野手,投手,捕手を1人ずつの,事実上3対3トレード。

それも,双方わりといい選手が揃っているだけに,驚きました。

坪井の阪神時代のファンファーレの歌詞,

「PL〜,青学〜,東芝〜,つ・ぼ・い〜!」

応援中に学歴と職歴をコールされる選手も珍しかったのですが,

残念ながら,このファンファーレは,Fsには受け継がれていません。

なぜなら,Fsのヒッティングマーチで,ファンファーレをつけるのは,

スター1人に限るという決まりごとが,どうやら存在するようなのです。

片岡がいた時代は片岡でした。これは現在,阪神でも使われています。

現在,ファンファーレをつけてもらえるのは,ガッツ・小笠原。

と,どうでもいいことをタラタラ書きましたが,

振り子っぽい坪井らしいスイングはいい当たりも,セカンドライナー。

カズミ,見事に三者凡退で抑えました。

 

3回表

2死から

川崎,センター前へきれいなヒットを打ちます。

しかし,無得点。

 

3回裏

阿久根。開幕戦で西武を倒した打の殊勲者。

ここは四球を選びます。

森本の三振のとき,ワイルドピッチでランナー2塁となります。

金子の打席,

城島ひざをついたままの牽制球をみせ,ドーム内は感嘆の声。

しかし,アウトにはなりませんでした。

カズミ,後続を討ち取って,無失点に切り抜けます。

 

両チーム,ちょこちょことランナーは出ますが,

両投手の前に,得点は入りません。

オーロラビジョンには,軽快なBGMとともに,

「We Love Tokyo , We Love Baseball , We Love Fighters」

という文字が出てきます。

しかしねえ,「We Love Tokyo」って,まあいいけどさあ。

東京との別れが目の前に迫っているFs,

今月中に予定されている札幌では,「We Love Hokkaido」って出す気かな。

 

4回表

城島,ライトフェンス直撃の2塁打

7試合連続ヒットです。打率は6割をキープ。

いやあ,城島,好調なときって本当に凄いなあ。

しかし,大道,ショートの深い当たりも,もう一歩のところでアウト。

 

4回裏

小笠原から始まるクリーンアップを,三者凡退!

カズミ,安定感抜群のピッチング。

 

5回表

1死後,

本間が四球を選びます。

村松,右中間を破る2塁打。

今日2本目の2塁打は,先制タイムリー!      H1−0Fs

村松の打撃,去年までは,「転がせ転がせ村松!」と言われていたように,

浮かんでしまうと,もうダメみたいなところがありましたが,

今年は,見事に打撃開眼。若手主体のチームにあって,

ベテランらしい動きを見せてくれています。

川崎,1塁線を破る3塁打!

1塁の右を痛烈に破った打球,それにしても川崎の足の速いこと,

あっというまに2塁を蹴って,ゆうゆうと3塁に達しました。

川崎の3塁打。3塁打って,ホームランより出にくいはずですが,

この人がレギュラーに定着すると,何度も見せてくれそうです。

本当に華がありますね。川崎。その華,守備でも見せてくんないかなあ。

ともかくも,村松はゆうゆうホームイン。      H2−0Fs

見事な1,2番,足を生かした連続長打でした。

こういう野球って,見ていて本当に面白いですよねえ。

バルデス,レフトファールフライ。ちょいと浅い。

内野席の外野寄りに座っているワタクシからは遠く離れたフライでした。

しかし,川崎は果敢にタッチアップ!

こりゃ,面白いことになったぞ。この距離のフライで,本塁を狙うか!

慌てた返球,ホームのやや右(ファール側)にそれます。

川崎は,ホームの左側(マウンド側)を狙って滑り込み。

タイミングは微妙でしたが,コースが完全に違いました。タッチは遅い。

しかし,主審柳田の判定はアウト

おいおい,今のセーフだろう! コーチたちが抗議を行います。

しかし,Fsの選手はみんな引き上げてしまいます。

オーロラビジョンは,「プリクラタイム」が始まります。

なおも続く抗議もむなしく,プリクラは,どこかのお嬢ちゃんに決まりました。

 

5回裏

2死後

高橋信佐賀出身の実松で安泰と思われたFsキャッチャーも,

長打力も秘めたこの人が出てきてから,分からんようになりました。

ここは四球を選び,Fsの反撃が始まります。

阿久根,センター前ヒット。この人,要注意かも。2死1,2塁。

しかし,森本をショートゴロに斬って,チェンジ。

 

6回表

松中,ライト前ヒット。

ノーアウトのランナーが出ました。

城島,ライト前ヒット。

ノーアウト1,2塁。この2人がかみ合ってくると大きいねえ。

井口,送りバント。

井口,きっちりチームプレー。

3塁線にしっかり転がし,サード小笠原に拾わせます。

サードの小笠原が打球を処理したの,この試合これが始めてです。

1塁に送球して,1死2,3塁。

大道,フォアボール。

もう,押せ押せです。1死満塁。盛り上がるライトスタンド。

内野のワタクシも,ワクワクであります。

さあ,行け行け! 次は誰だ? ネルソンか・・・

とりあえず,併殺だけはやめてくれよ(急にトーンダウン)

ネルソン,打席に立っていても,何か頼りないんだよなあ・・・

タイミングが合っていないのか,力が足りないのか,

レフトスタンドの「満塁ホームラン,ネルソン!」コールが響きます。

しかし,ここはネルソン,ライトへ打球が上がります。

一瞬「おっ」と思いましたが,さすがにスタンドまでは届きません。

犠牲フライには充分。タッチアップから松中ホームイン。   H3−0Fs

本間はサードゴロ。小笠原がさばいてチェンジ。

 

6回裏

さて,開幕直前,突然サードに移った小笠原も,

守備でまずまず無難にこなしております。

そしてこの回の打席,

カズミの低めのボールを,見事にライナー性の打球

バックスクリーンにソロホームラン!

こりゃあ,打った小笠原がすごいわな。     H3−1Fs

カズミ,動じることなく,崩れることなく,

後続の外国人2人を討ち取ってチェンジ。

 

7回表

ピッチャーは,ガンちゃんこと,岩本ツトム

結局、先発でなく中継ぎになっちゃいましたねえ。

1死後,

川崎,センター前ヒット!

さらに盗塁!

この人の,走・攻のセンスと勢いは止まりません。

しかし,後続は,ガンちゃんに討ち取られ,無得点。

 

7回裏

カズミ心配なし。

この回も三者凡退!

 

8回表

城島,引っ張ってファールを連発します。

1球は近くに飛んできました。

そして,高々と上がった打球,

ワタクシの目の前に立つポール,さあどっちだ。

打球はポールのさらに上,内野の2階席がちょっとだけ外野に張り出しているあたり,

レフトスタンド湧き上がる。審判の手はまわっている。

城島1号ソロホームラン!

いやあ,超特大だねえ。城島猛打賞。打率は667。     H4−1Fs

井口,レフト前ヒット。

大道の打席,井口スタート。大道は見事にレフト前。

エンドラン成功で無死1,3塁。

ピッチャー交代,高橋憲幸

レフトスタンドは「いざゆけ〜」から,ファンファーレ,チャンステーマ。

「かっせかっせネルソン,かっせかっせネルソン,いざゆけ!ネルソン!」

おお,このチャンスでもネルソンかあ。

ネルソン,2打席連続犠牲フライ!

何だか,あんまりいい当たりではなかったのですが,

とりあえずライトへ打ち上げて,タッチアップから井口生還。     H5−3Fs

最小限ですが,やるべき仕事はやりました。

途中からサードの守備に入っている鳥越,センターフライ。

村松,三遊間のゴロ,

サード小笠原,グラブで弾きます。

村松の足を気にして焦ったか,慣れないサードでエラー

慣れないといっても,もう7試合目。今季はこれでいくのでしょう。

小笠原もサードをやりたさそうだし。

2死1,2塁も,川崎凡退でチェンジ。

 

8回裏

この回のカズミが凄かった。

8回だというのに,強気で押しまくる投球に,

ほおと,ただただ感心するのみ。

阿久根,見逃三振!

森本,空振三振!

どこにそんな力があるのだというくらい見せてくれます。

金子をファーストゴロにとってチェンジ。

 

9回表

1死後,

松中がライト坪井のエラーで出塁。

城島,3塁打が出ればサイクルヒットなのですが・・・

まあ,世の中そこまで甘くはないということで,併殺。

城島,猛打賞なのに,昨日より打率が下がってしまいました。

 

9回裏

カズミ,完投めざし,最終回のマウンドに上がります。

小笠原,ライト線へ2塁打。

この人,猛打賞で,順調そのものだねえ。

1死後,エチェバリア,レフト前ヒット。

1死1,3塁。

最後の最後でピンチらしいピンチとなりました。

マウンドに集まります。しかし交代はありません。

田中幸雄。嫌なところで嫌なバッターです。

しかし,ショートゴロ併殺。カズミの勝ち。

試合終了

 

 

カズミのインタビューが,ドーム内に流れます。

優勝しかない。その言葉で,レフトスタンドが沸きます。

プロ初完投おめでとうございます!

 

ここまで,ちぐはぐだった「打線」が,いよいよ機能し始めました。

オープン戦終盤に,公式戦とだいぶ違う打順だったせいか,

各打者の役割がいまひとつつかめなかったのかもしれませんが,

ようやくつながってきました。

 

そして城島。この人の好調が続く間に,

チーム力をできるだけ上げておきたいですね。

 

 

  Hawks  

   
  Fighters      

(勝) カズミ2勝    (負) ミラバル1勝1敗

(HR)城島1号ソロ   小笠原2号ソロ

ゆーいち(管理人)の観戦成績 1勝1敗

 

 

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