2003年7月12日(土) 


関東地方には,数日前からじわじわと湿気が充満してきて,蒸し暑くなりました。

前半最終の3連戦,昨日の金曜は和田投手の完封で勝利をおさめ,

土,日の勝負に注目が集まります。

 

どんより蒸しているものの,想像していたよりはしのぎやすい西武ドーム。

もう少し暑くなれば,スコールのような激しい雨が,外周通路に叩きつけることがありますが,

この日は,そこまで激しい天候にはなりませんでした。

 

所沢市長が始球式をおこなって,13時30分,試合開始。

ワタクシは,内野自由席の外野寄り(ポールよりも外野側)で観戦です。

 

1回表

ライオンズ先発は,張誌家(チャン・ズージャ)。

さあ,打ち崩しにかかりましょう,と思ったのですが,

村松,ファーストフライ

川崎,サードゴロ

井口,サードゴロ

三者凡退,あっさり終わります。

 

1回裏

先発はハーラートップの11勝を挙げている

斉藤カズミ

プロ7年間で9勝だったカズミが,今年はローテの軸,まさにエースとして

先発陣を引っ張っています。

松井,レフトライナー

大友,ショートフライ

後藤武敏,三振。

カズミ,いい立ち上がりです。

 

2回表

松中がストレートの四球。

張,ストライクが入らない!?

城島,きれいに打ち返して,レフト前ヒット。

無死1,2塁。さっそく攻略のチャーンス!

しかし,

バルデス,初球をセカンドゴロ併殺

2死3塁。

スタメンDHに戻った大道はライトフライで,

張を立ち直らせてしまいました・・・

 

2回裏

カズミカブレラと対します。

カズミ VS カブレラ

 

ストレートが冴える! フルカウントから 空振三振!

和田にヒットを打たれるも,

佐藤をゲッツーにとって,心配まったくナシの投球。

 

3回表

今日スタメンに入った出口,レフトフライ

鳥越,三振。

村松,セカンドゴロ。

張をとらえるのはいつになるのか。

 

3回裏

平尾,何やらしばしば活躍している話を聞きますが・・・

レフト前ヒットで出塁。無死1塁。

細川,送りバントが小フライに! キャッチャー城島へのファールフライ。

をっ! 西武らしからぬ攻撃,

というか,今年の西武,こういうところが決まりませんよねえ。

高木浩之,ファーストゴロ。併殺かと思いましたが,

ファースト松中が小さく弾いてしまい,2塁に投げられず,1塁のみアウト。

2死2塁。

松井を三振にとって,無失点!

 

4回表

川崎,井口,松中,三者凡退。

張はいいのかなあ・・・

 

4回裏

試合開始からまだ1時間経っていません。ここまで速いテンポの試合です。

ブルペンでは,杉内,寺原が投球練習をしています。

前半終了で先発の予定のない2人は,中継ぎ待機に入っていますが,

実現すれば,豪華な継投ですなあ。

ブルペンに並ぶ寺原と杉内(4回ごろ)

 

さて,そんな中継ぎに頼らずとも,カズミは飛ばしてくれるでしょう・・・

大友を討ち取って1死後,

後藤武敏,レフト線への2塁打,1死2塁。

カブレラ,嫌な場面だ。

カブレラ,いつものあのスイング。

打席だけ見ると,詰まったフライにしか見えないんだけど,距離は飛んでくるんだよなあ。

高く打ち上げたボールは,いつのまにかレフト上空へ達して,

急角度で落ちてきます。あぎゃー,スタンドに届くのか・・・

しかし,落下した位置はフェンスに届かない。レフトオーバー2塁打。

後藤は生還で先取点を取られました・・・    H0−1L

しかし,レフトスタンドは,むしろホッとしている不思議な雰囲気。

ホームランじゃなくてよかった,びっくりさせやがるぜ,この野郎,といった感じ。

ところが,

和田,センター前ヒット。1死1,3塁。

ライトスタンドは,ハイテンポのチャンステーマ。

佐藤,レフトオーバーのタイムリーでカブレラ生還。   H0−2L

佐藤は2塁に達し,なお1死2,3塁

カズミ,炎上寸前,くすぶっています。まずい。

尾花コーチがマウンドへ。交代ではありません。

次の平尾は空振三振。カズミ,立ち直ったか。

しかーし,

細川,さっき送りバントを失敗している細川,

2死だというのに,意表を突くバント。セーフティースクイズ?

3塁ランナー和田は,本塁に突入してきません。

状況を見て3塁ランナーがスタートを切る形のセーフティースクイズは,

結果,細川単独のセーフティーバントの形になりました。2死満塁。

カズミをかき回してきます。

高木浩之はショートゴロでチェンジ。

この回,2塁打2本を含む5安打を浴びたカズミ,

しかし失点は2で抑えました。

ズルズルと炎上して,ビックイニングにしたりはしません。

一方,西武の攻撃,たしかに変だぞ。あの憎たらしい嫌さが薄まっているような・・・。

そんな西武相手に,どうにかなるでしょう。2点だったら。

 

5回表

リードを許したホークスですが,

四球でバルデスが出ただけで,張を打ち崩せません。

 

5回裏

三者凡退。カズミも立ち直り,力の投球。

 

6回表

1死後,

村松,レフト前ヒットで出塁。

スコアボードを見ると,なんとこれがチーム2本目のヒット。(西武はここまで7安打)

張の前に,そこまで抑えられていたのか・・・

川崎の打席,村松盗塁

村松らしいヘッドスライディング,細川からの送球はややそれて,

松井のタッチは間に合いません。盗塁成功で1死2塁。

そして,

川崎,センターフェンス直撃

タイムリー3塁打。

川崎のときって,外野はそんなに深く守らないのもあるけど,

川崎のきれいなライナー性の打球は,地方球場ならホームランという当たり。

村松ホームイン,川崎の3塁到達に,沸きあがるレフトスタンド。  H1−2L

それにしても,今年は村松・川崎コンビで,3塁打をよく見ますねえ。

3塁打なんて,たくさん観戦してもあんまり見られるもんじゃあないのに,

今季に入って,やたらと3塁打を見せてもらっています。いやあ,楽しいもんです。

川崎,今季7本目の3塁打でした。

井口三振のあと,

松中,四球。2死1,3塁。

そして,

城島,センター前同点タイムリー

川崎,ゆっくりホームインで同点です。  H2−2L

そして逆転のチャンス!

 

松沼コーチが1塁ベンチから出てきます。張は降板です。

ピッチャー交代は長田

レフトスタンドは,ファンファーレ〜チャンステーマ。

そのバルデスも,フルカウントから四球を選びます。2死満塁。

大道,初球を打った・・・サードゴロで,3者残塁。同点どまり。

こちらも西武同様,畳み掛けられません・・・

 

6回裏

とりあえず,試合は振り出しに戻りました。

さらに,先発の張をKOして,カズミが先にマウンドを降りることも防ぎました。

流れはじわじわとホークスにきています。

カズミ,カブレラをフォークで空振三振!

和田も佐藤も討ち取って三者凡退。いい感じで,ラッキー7。

 

  Lucky 7

7回表

外周通路と屋根の間から,太陽が射してきました。

レフト側観客席に日光が入ってきて,背中が熱い・・・

長田続投,

代打柴原,鳥越倒れ,2死。

村松,レフト前2塁打。

レフト和田が,のんびりと打球を処理する間に,村松が一気に2塁へ達した!

西武,これ以上は点を許さんとばかりに,

7回2死,同点のこの場面で,森真二を投入してきました。

打順は,先ほど3塁打の川崎。

川崎,1,2塁間へのゴロ,

高木浩之が拾いますが,ちぃと前にこぼします。

川崎の俊足なら1塁セーフだー,内野安打

そのくらいで喜んではいけません。

村松が3塁を回って本塁突入

高木浩之,1塁はあきらめ本塁へ送球。バックホームも村松が早い! 

逆転のホームインです!    H3−2L

常にスピーディーに先の塁を狙う村松,

本当に,今年の村松は光っていますねえ。

村松がダイヤモンドを自在に走り抜けて,逆転成功。

2死1塁。井口の打席,

川崎,盗塁成功!

さらに,森のワイルドピッチで,川崎3塁へ到達。 2死3塁。

今日いい仕事をしている川崎も,

ダイヤモンドを自在に走り抜けて,かき回しています。

村松・川崎コンビが,足で西武を追い詰めていきます。

井口,センター前タイムリー。

川崎生還です。  H4−2L

森をかく乱して,もう,流れは完全にホークス。

そしてトドメは

松中,バックスクリーン右へ

特大150m場外2ランホームラン

T字型に立つスコアボードの下,外野スタンドとのすき間に,

見事に飛び込んでいく,大きな大きなホームラン。

歓喜と同時に,驚き,感動が押し寄せてきます。

実は,ダイヤモンドを回る松中を見ていませんでした。

ボールの去った方向から目が離れません。  H6−2L

松中150m特大弾は,僕の記憶が正しければ,このように見えました。

(同じ日の別の時に撮った写真に書き込んだものです)

帰りに,スコアボードの裏手に回ってみたのですが,

ボールはおそらく,1塁側の入場ゲートの外側に飛び出したものと思われます。

そこには,かの「カブレラ地蔵」が鎮座しております。

西武ドームでの場外弾といえば,カブレラが有名ですが,

まさに,お株を奪う松中のホームランでした。

いやあ,「凄い」という言葉しか思い当たりません。

 

7回裏

カズミ,三者凡退に片付けます。

もう完投でしょう。

 

8回表

ピッチャー三井

三井は,先発の予定がないから中継ぎ稼業をしているのか,

本当に中継ぎになったのか,よう分かりません。

大道がヒットで出ます。

新外国人ズレータが来てから,DHは明け渡していましたが,

ズレータもイマイチだし,大道がスタメン復帰しました。

とりあえずヒットが出てよかった。

しかし,無得点。

 

他球場の経過は,いつもながらに,得点経過が少しずつ表示され,

なかなか粋な見せ方をしています。

注目の東京ドーム,Fs−Buは,相変わらずノーガードの打ち合い。

近鉄の得点が増えるたび,レフト,ライト,両スタンドとも,大きなため息。

最後に日本ハムが5点返したときは,どっと歓声が沸きます。(結果は,Bu14−11Fs)

西武ドームでの途中経過は,2行くらいの簡単なコメントも表示されるのですが,

しっかし,ローズのホームランはともかく,鷹野の3打席連続本塁打って,何ちゅう試合やろ。

どよめきがおこります。

 

8回裏

1死後

代打大島,ライトスタンドにソロホームラン  H6−3L

去年なら,3点差で,ホークスファンはあたふたしたでしょうが,

まあ,ほとんど気になりませんな。

なぜなら,カズミはまったく衰えていない。

後続,後藤をセカンドゴロ。

そして,カブレラ,今日3つ目の空振三振!

 

9回表

途中まで進行の速かった試合も,時計を見ると

いつものように3時間を越える熱戦になっていました。

9回のホークスは三者凡退。

 

9回裏

カズミが最終回のマウンドに上がります。

3点差ですが,カブレラに回る心配はほとんどありません。

和田,ショートゴロ。

佐藤,センターフライは村松がナイスキャッチ。

2アウト。レフトスタンドは,勝利の風船が膨らみ始めます。

平尾,右中間を破る2塁打。

平尾,何でこの人は,「相手チームのファン」が嫌がるような時に打つかなあ。

もうちょっと空気を読めよ! といっても仕方がないですが,

仕切りなおして,次は,

代打マクレーン

そういえば今日は出てなかったなぁ,マクレーン。

でも,カズミの球にまるでタイミング合っていない。

いわゆる,「打てそうに見えない」わけで,案の定,空振三振。

 

カズミ完投で12勝目

10連勝で,ハーラートップをキープ!

最多勝も夢でなくなってきました。

 

ヒーローインタビューに応えるカズミ

 

打つほうは,村松,川崎の足で,西武投手陣をかく乱しておいて,

最後の仕上げは松中の特大弾。

3点の点差以上に,西武に与えたダメージは大きかったような気がします。

 

そして,ワタクシごとですが,西武ドームでは一昨年9月以来の勝ち観戦。

西武ドーム7連敗,西武戦8連敗で,ようやく連敗ストップ。

西武ドームに響く,勝利のトランペットが,妙に懐かしく感じてしまいました。

 

ところで

西武電車の駅には,ホワイトボードにスコアが書いてあるのですが,

負け投手が「張」でなく「許」になっていました。

このボード,ビジターチームの選手名はよくまちがっているのですが,

自分のところの選手をまちがうとは・・・

 

   Hawks   

   
   Lions       

(勝) カズミ 12勝2敗

(負) 長田 4勝3敗

(HR) 松中14号2ラン,大島4号ソロ

 

ゆーいち(管理人)の観戦成績 8勝6敗

 

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