2003年8月15日(金) 

大阪ドーム


佐賀の実家から,千葉の自宅へ戻る途中,大阪に立ち寄ったのは,

所用があったためでもありますが,ちょうど大阪ドームで試合があったからでもあります。

連勝すればマジック点灯

すでに,4チームの自力優勝が消滅し,残るは大阪近鉄のみ。

大阪近鉄とは,試合前の段階で,残り10試合,7.5ゲーム差。

2連勝で,残り8試合,9.5ゲーム差となり,マジック点灯となるわけです。

ただ,数字のことは何とでも言えて,

もしここで3タテを許せば,残り7試合で4.5ゲーム差。話は分からなくなります。

そんな状況での大阪決戦。

大阪近鉄側も,地下鉄や駅に,多数のポスターを貼って,懸命です。

ことに,福岡ダイエー戦は「まけられへん」と,格段の扱いになっています。

駅掲示のポスター。右のポスターは,左から,大村,岩隈,北川。

 

真夏らしくない,どんよりとした曇り空,

JR大正駅から大阪ドームに向かう道には,

大正橋商店街(バファ郎’sロード)の,多数のノボリが立っています。

 「バファ郎'sロード」のノボリ

このノボリが,数m間隔で掲げられ,近鉄VS阪神の日本シリーズを熱望しているのが分かります。

しかし,阪神と日本シリーズで戦うのは,わがホークスでなければなりません。

さて,大阪ドームは,大阪ガスのタンク(正確には,岩崎天然ガス充填所)に隣接していて,

遠くから見ると,銀色の巨大なタコヤキですが,見る角度を変えると,結構窮屈そうです(上の写真)。

 

大阪ドームは,開門前には長打の列が,3階のデッキに入りきれず,階段にも並んで,下まで伸びている状態。

開門時刻も10分ほど繰り上げられ,みるみる客が埋まっていきました。

ワタクシは,今日はレフト側の外野下段ですが,

下段はしばらくすると満員状態になり,上段へ,さらに立ち見へと,観客が誘導されていったようです。

 

先着者順に配布されたフルスイングTシャツうちわ

Tシャツの背中には,うちわと同じ「フルスイング」がでかでかと書いてある。

うちわの裏は,りそな銀行の広告。大阪でのイメージアップを図る目的とか。

 

開始30分前,「白いボールのファンタジー」が流れ,大型スクリーンには歌詞も出ます。

この曲,パリーグの連盟歌で,福岡ドームや千葉マリンでは,試合前に流していますが,

大阪ドームは歌詞つきで2番までと,球団歌なみの扱いです。

この曲のファンは案外多く,オールスターでは応援団がトランペットでやったりしているようで,

ぜひ,CD化して欲しいのですが,現在のところ販売されていない模様です。

せっかくだから,パリーグ各球団の応援歌CDすべてに入れたらいいのに,と思うのですが。

 

ともあれ,試合前のセレモニーが終わり,いよいよ試合開始。

バファローズ選手によるサインボール投げ入れは,安全のため中止されているようです。

さあ,大阪レッド軍団との決戦開始です。

 

1回表

大阪近鉄の先発は,パウエル

村松,フルカウントから空振三振。

川崎,空振三振。

井口,ショートゴロ。

おいおい,あっさり三者凡退。

パウエルの変化球に,まるでタイミングが合わないようです。

 

1回裏

先発は寺原隼人。後半戦勝ち星なしの不調の中。

大村,ショートゴロ。

水口,空振三振。

ローズ,空振三振。

パウエルに負けず,三者凡退!

 

2回表

松中,一二塁間を抜け,ライト前へ。

無死1塁。さあ,チャンス。

城島,死球。レフトスタンドから罵声が飛ぶも,

さほど痛がるふうもなく,一塁に歩きます。 無死1,2塁。

バルデス,レフト前ヒット!

ローズが取って内野へ返す。松中,痛い足を引きずって3塁を回った!

けっこうきわどいクロスプレーになるかと思いましたが,返球に力なく,ホームイン。

バルデスタイムリーで松中生還,先制   H1−0Bu

ズレータ,深いセンターフライ。城島はタッチアップで3塁へ。1死1,3塁。

柴原,レフト前タイムリー!   H2−0Bu

追い込まれてから,よく打った。1死1,2塁。

なおチャンス。畳み掛けたい。

鳥越,見逃し三振。

村松,ショートゴロ。2点止まり。

 

2回裏

さて,寺原。点数を取ってもらった直後。

ここを抑えれば,試合の主導権が握れるでしょう・・・

しかし

中村ノリ,四球。

吉岡もフルカウントから四球。

連続四球で,無死1,2塁。 逃げに入っている,守りに入っている,寺原!

寺原 VS 今日スタメンの益田  打席の向こうはNANKAI(南海部品の広告)

 

益田,ファーストゴロも,ランナー進塁。1死2,3塁。

そして,

北川博敏

このおぼっちゃまが,嫌な場面に登場しました。

レフトスタンドは,はやくもタオルマフラーのチャンステーマ

そして,高めのボール,打球はライトポール目がけて飛んでいく。

ボールが着地する。一瞬の間があって,ライトスタンドが沸きあがる

レフトスタンドは,悲鳴とため息。

北川,逆転3ラン  H2−3Bu

後続は討ち取るも,

寺原,先制の直後,四球の連続にホームラン。

最悪のパターンで逆転を許してしまいました。

 

3回表

川崎,ショートゴロも,ショーと阿部真がやや焦ったか。

川崎,内野安打で出塁!

しかし,井口センターフライ,

松中の打席,川崎は盗塁失敗。

松中は三振で,3人で終わってしまいます。

 

3回裏

大村,ピッチャー返し。

寺原のグラブに当たった打球はコースを変えてセンター前へ。

もたつく間に,大村は2塁へ滑り込みセーフ。無死2塁。

大村の打球に,ドタバタ喜劇を繰り広げています。

あ〜あ〜,ツキもない寺原。この回のピンチ。

しかし,

水口,三球で見逃し三振。

ローズ,見逃し三振。

中村をセンターフライに取って3アウト。

寺原,ここは踏ん張った。

 

4回表

城島,ショートライナー。

しかし,阿部真宏が取れません。弾いてしまいます。

城島,さほど必死に走ってはいませんでしたが,1塁を間一髪で駆け抜け,セーフ。記録はエラー。

さっそく,レフトスタンドは,大阪名物,「近鉄電車ではよ帰れ!」

しかし,後続は,バルデス,センターフライ。 ズレータ,三振。 柴原,ライトフライ。

 

4回裏

1死後,

益田がレフト前ヒットで出ます。1死1塁。

北川,ライト前ヒット。1死1,3塁。

北川,よう打つなあ。寺原,またまたピンチ。

寺原は,テンポが悪い。見ていても,間延びした試合になってしまっています。

そして,阿部真宏

ショートゴロか,と思ったのですが,ボールは無常にもレフト前へ。益田は生還。  H2−4Bu

北川は3塁へ。再び1死1,3塁。

藤井はフライに討ち取って,2死1,3塁。

しかし,大村の打球は,詰まりながらもライト前へ落ちるヒット。北川生還。   H2−5Bu

えてして,こうなるんですよねえ。

完全に流れがバファローズへ行ってしまい,運に見放された打球が左へ右へ。

寺原の投球のテンポの悪さが,完全に災いしています。

水口は討ち取って,ようやくチェンジ。

まあ,このカード,間延びするのもいつものことだし,3点差もひっくり返るだろうよ・・・

赤く染まるライト側外野席 観衆は48000

 

5回表

2死後,四球で川崎が出るも,

井口の三遊間のゴロ,阿部真宏の好プレーで,川崎は2塁アウト。

スタートを切っていた川崎,よもや2塁アウトになるとは。微妙なプレーでしたが,無念。

今日は,川崎の足がことごとく止められている・・・

 

5回裏

寺原の投球,見てられないので,コンコースに出て,冷たい飲み物を一気にノドに流し込みます。

コンコースのモニターをチラチラのぞいていると,この回はさっさと2死取ったみたいです。

しかーし,

2死から,吉岡ヒット,益田四球で,2死1,2塁。

もう! 毎回毎回,よくもランナーばっかり出しよって。寺原! シャキッとせんかい。

で,バッターは,福々しい顔の北川。嫌なところでまた出てきました。

コンコースのモニターに,アップの北川が映っています。何でこの人,いつも笑っているんでしょう。

打球は,ライトの頭上! また打ちよった・・・ 通路の向こうの近鉄ファンが沸き上がっています。あちゃあ。

柴原,フェンス手前で追いついた。キャッチ。

今度は,レフトスタンドの大歓声が,コンコースまで包み込みます。

抜けていれば2点入っている場面,柴原,さらなる失点は防ぎました。

 

5回を終わると,またまた「レッドdeハッスル」が流れます。

この曲,と言うか、このプロモビデオ,試合前にも流れたんですが,

あっけに取られて,見入ってしまいました。

ギャグ満載,コテコテというか,ベタベタというか,ドタバタというか,

ワタクシも,8年間ほど関西に住んでいたので,多少はそのノリは分かるんですが,まさに,これぞ大阪

バファローズのBは,ビクトリーのBや! そりゃあVやがなあー!

そこの野球少年! 「まっかっか」を英語で言うたら何か知ってるか?  レッドッド!

もう,すべてがこんな感じの,無茶苦茶な歌に,

大笑いする観客,喝采を叫ぶ観客,さぶーっと引いている観客,言葉を失っている観客。

全国的には,大阪といえば阪神タイガースのイメージがあるようですが,

本当に大阪っぽいところを抽出した,濃い大阪の球団は,やはりバファローズでしょう。

 

6回表

松中信彦,ライトスタンドへホームラン H3−5Bu

フルカウントからの球を,ライトスタンドに見事に運びました。追撃開始です。

城島倒れたあと,

バルデス,ボテボテの当たり,

ピッチャー・パウエルが拾うも,バルデスよく走った。内野安打。1死1塁。

ズレータ,ショートゴロ。しかし,阿部真宏。2塁への送球がそれた。

Hの表示。内野安打です。1死1,2塁。

今日は,阿部真宏の守備が良かったり悪かったりで,振り回されます。

とことん不安定な守備しよるなあ。阿部真宏。

ともかくも,近鉄ベンチから人がゾロゾロ出てきて,ピッチャー交代

パウエルを打ち崩すのに苦労していただけに,ピッチャー交代大歓迎,というわけです。

「さよなら,さよなら,パウエル! 近鉄電車ではよ帰れ!」 以下,関西風のひととおりのコール。

出てきたピッチャーは小池

柴原はレフトフライに倒れて,2死1,2塁。

代打大道が告げられると,ピッチャー交代,愛敬

大道,ライト前ヒット! 2死満塁。

チャンス拡大,1打同点。代走,本間。

ピッチャー交代,吉田豊彦

この回4人目のピッチャー。スタンドで待ちくたびれそうです。

大阪近鉄,必死の継投。ホークス押せ押せです。近鉄投手陣,炎上寸前

ここで,村松。期待は膨らみます。

しかし,カウント1-1からショートゴロ。チェンジ。

があああああああああ,ここであと1点でも欲しかった・・・

 

6回裏

寺原は降板。吉武真太郎

この回を3者凡退に切ります。

反撃体制になった直後,しっかり抑えた吉武。

明らかに流れはホークスに来ています。

 

7回表

「いざゆけ〜」を熱唱し,必勝を祈願します。

ピッチャーは吉田豊彦。

1死後,井口が四球で出塁。

松中の三振の間に二塁へ盗塁

さらに城島の打席で三塁へ盗塁

2死3塁。井口が一気にチャンスを作ります。

しかし,城島,ファールフライ。押しているのに・・・

 

7回裏

1軍復帰したばかりの吉田修司

ローズの三振を含む三者凡退

この回は修司が,ピシャリと抑え,反撃の流れを切りません。

 

8回表

このカードの2点差なんて,ないに等しいと思っていたのですが,ホームが遠い・・・

バルデス三振のあと,

ピッチャーは岡本晃

ズレータ,柴原とも討ち取られ,3者凡退。

一見すると,大阪近鉄投手陣が炎上寸前だったのですが,

気付いたら,細かな継投が完成しつつあったのでした。

 

8回裏

近鉄のピッチャーが,吉田から岡本に交代したので,

ホークスも,吉田から岡本に交代します。

岡本克道。この回を抑えて,最後の反撃を呼び込みたい。

1死後,

益田,ライト前ヒット。1死1塁。

北川博敏。この男・・・

レフトフェンス直撃。

クッションボールの処理を,バルデスが一瞬手間取った・・・

バルデス・バックホームも,益田が早い。              H3−6Bu

城島,すぐに3塁に送球も,北川は3塁セーフ。 

記録は2塁打。 1死3塁。

攻めても点が入らなかったホークスに対し,8回のこの1点は重過ぎる。

最後は,今日の観戦記にやたら登場する,阿部真宏。

きっちり犠牲フライを決めやがっていただいて,北川生還。     H3−7Bu   

藤井は三振に取るも,重い重い2点が入って4点差・・・

 

9回表

大阪ドーム,今季初の4万突破(発表48000)だった観客も,

9時半をまわって,だいぶ帰る流れができてきました。勝負は決したということでしょうか。

ピッチャーは,高村。6人目で守護神につないだバファローズ。

本間,セカンドゴロ。

村松,センターフライ。

すっかり意気消沈した状況です。

川崎。レフトスタンドは,旧森脇選手のテーマ。

フルカウントから四球を選びます。

井口の打席,レフトスタンドは旧河埜選手のテーマらしいのですが,

このへんになると,リアルタイムで聞いたことがないもんで,よくわかりません。

♪打つぞ打つぞ井口の一撃〜

しかし,結果は三振で試合終了。

 

 

やはり,序盤の寺原のピッチングが,後々に響きましたね。

後半は押していましたが,マジック点灯阻止に燃える近鉄に,もう一歩で止められてしまいました。

それにしても北川・・・

 

 

これをもって,おそらくワタクシの,今季の大阪ドーム観戦は,おしまいです。

ああ,今年も「パ6球場全勝利観戦」は達成できず・・・

一昨年はGS神戸,昨年は西武D,そして今年は大阪Dにやられた・・・

 

 

  Hawks  

     
  Buffaloes   X

(勝) パウエル 10勝10敗  

(負) 寺原 6勝3敗

(HR) 松中19号ソロ , 北川13号3ラン

 

 

ゆーいち(管理人)の観戦成績 12勝8敗

 

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