2005年5月9日(月) 


 明治神宮野球場

 今年から実施された,パ・セ交流戦

 ホークスの最初の試合は,ここ神宮球場。

 開幕初日を雨で流し,試合が実施された土曜,日曜に続く

 月曜に急きょ組み入れられた試合。

 おかげで,シーズンシートを除くすべての席が自由席で,外野1000円,内野2000円。

 これはいい席に座れるぞと,内野に行ったのですが,

 意外とシーズンシートのエリアが広くて,平凡な席に。

 まあ,いいか。しっかし,狭いなあ。

 ポスターでは「パ斬り」と宣伝していますが,ここまでホークスの2勝。

 

学生野球のメッカで,なかなか古風な球場です。

売店の通路なんか,配線や管がむき出しの,薄暗い廊下にあるし,

どこも新しいパリーグの球場とはだいぶイメージの違う

昭和テイストの残る貴重な球場ですね。

翌日は,昼間は大学野球,夜はヤクルト・日本ハム戦とダブルヘッダーが組まれているようです。

 

スタメン 松中がレフト。9番はピッチャー倉野。

 

セ主催試合なので,DHはなく,何年ぶりかに松中が外野にいます。

背番号26時代,社会人からやってきて,金属バットが木製になって悩んでいるとか

盛んに言われたころ以来でしょうが,今は三冠王,ホークスの4番です。

 

パ球場のような,明るいセレモニーもなく(3試合目だからか?)

淡々と試合前の時間が過ぎて,子供による始球式が行われて,

試合開始!

 

1回表

スワローズの先発は石川

野球選手の中に入ると,小ちゃいですね。ワタクシよりは高いけど。

柴原,ショートフライ。

この日の2番は鳥越,三振。

この対戦は,城島VS古田の捕手対決が楽しみだったのですが,

残念ながら,古田は股間に打球が当たる惨事により,数試合出られません。

しかし,キャッチャーが変わっても,この石川のいい投球は変わりません。

3番は,トニー・バティスタ。

熱心なキリスト教信者で,いつも聖書を手放さないバティスタが,

日本プロ野球の本拠地で唯一,宗教法人が経営する神宮球場に見参です。

バティスタ,サードゴロで三者凡退。チェンジ。

石川 VS バティスタ

 

1回裏

先発は倉野

ローテ3番目の枠は,馬原の枠でしたが,不調によりファームに行き,

今日は倉野が先発を務めます。

青山学院大時代に慣れ親しんだであろう神宮球場,

青山学院大のキャンパスも,歩いていける程度の距離です。

ヤクルトの先発,石川も青学大なので,先輩・後輩対決ですね。

宮本。アテネ五輪のキャプテン。この人,今年は1番を打つんですね。

ショートゴロで1アウト。

青木。三振。

ユウイチ。ユウイチ松元。

ワタクシ,ネット上で「ゆいち」と名乗っていますから,なんだか人事じゃありません。

とういうか,この人の存在を知らなかったので,あとで,名前かぶったなあとか思ってしまいました。

ブラジル出身の選手で,国際大会にも出場し,去年日本国籍を取ったそうです。

そのユウイチは,セカンドごろでチェンジ。

 

2回表

松中,城島,ズレータ,三者凡退。

 

2回裏

 試合開始から,ヤクルトの攻撃中,打者が入るところも,

 ヒップホップ調で染め抜かれた神宮球場。

 ZEEBRA氏のプロデュースで,「BEAT PARK」をキャッチフレーズに,

 効果音から,ビジョンの映像まですべて統一されています。

 小気味よいラップにあわせて,選手のPVが流れてきます。

 

ラミレス,鈴木健,土橋,三者凡退。

 

3回表

ホルベルト・カブレラが,センター前ヒットで出塁。

井出竜也のショートゴロは2塁アウトでランナーが入れ替わります。

打席は,9番ピッチャー倉野。

セリーグの主催試合では,DH制がないので,ピッチャーも打席に立ちますが,

前日の試合では,和田が内野安打で出塁し,本塁に戻ってきてプロ初得点,

さらに,最後の打席では見事な送りバントを決めてダメ押し点に貢献しました。

珍しい光景なので,じっくり見ていたら,なんとキャッチャーのパスボールで,井出は2塁へ。

倉野が,青学大の6年後輩の石川にニラミを効かせたのでしょう。

倉野はサードフライに倒れますが,バットに当てただけで、スタンドは「ウオー」のどよめきでした。

倉野の打席,パスボール

2死2塁のチャンスで,柴原はいい当たりでしたが,セカンド土橋のいいプレーで,

セカンドゴロ。チェンジ。

 

3回裏

城石,米野,石川。三者凡退。

一回りをパーフェクトに斬って取る,完璧なピッチングです。

 

4回表

暗くなった神宮球場。

スタンドの向こうには,青山や六本木のビル街,さらに向こうには

赤色に光る東京タワーが小さく見えています。

パリーグの球場で,都市のど真ん中で,夜景が目に入る球場ってあんまりないですもんね。

鳥越が倒れて1死後,

バティスタ・死球!

バティスタ,マウンドへ向かって突進。スタンドは騒然。

小さい石川雅規,逃げる

と思いきや,マウンドまでの距離の真ん中あたりまで走ってきたバティスタ,

急カーブを描いて,1塁へ向かっていきました。

場内大爆笑。おもろい見せ物に,歓声と拍手が沸き起こります。

しっかし,石川は怖かったろうなあ。

バティスタも,石川の子供みたいな姿を見て,攻撃を止めたのかも。

さて,球場が落ち着いて,石川も一応落ち着いたような感じで,

アナウンスは,「4番・レフト・松中

松中の打球,どんよりと曇った東京の夜空に,

白い一本の筋を描いて,バックスクリーンに飛び込んでいきました。

先制2ランホームラン         H2−0YS

それにしても,きれいな打球でしたなあ。

バティスタのフェイント攻撃に,石川は冷静さを失ったか?

続く城島にも死球

特に何も起こらず,ランナー1塁。

しかし,ズレータ,カブレラ続かず,チェンジ。

 

4回裏

松中はレフトの守備位置へ。

ホークスファンの陣取る,最も近い守備位置につき,

大歓声に迎えられます。

手前のブルペンでは,斉藤カズミが練習をしています。

ここのブルペンは,グラウンドとの間に柵もないので,

コーチが常にバッターのほうを向いて,打球を見張っています。

倉野,ここまでパーフェクトでしたが,

宮本,センター前ヒット。

今日始めてのランナーを出してしまいます。

青木がショートフライの後,

ユウイチはライト前ヒットで,1死1,3塁。ピンチ到来。

4番ラミレス。今年はあんまり打率が高くないので大丈夫かな。

空振りに取ります。

5番,鈴木健。ライオンズから流れ着いた鈴木健。

ヤクルトでは活躍しているようですね。

レフトフライで無失点。チェンジ。ピンチを切り抜けた倉野。

 

5回表

井出,倉野,柴原,三者凡退。

 

5回裏

土橋,サードゴロ。

城石,初球をショートゴロ。テンポよく2アウト。

しかーし,米野,左手首にデッドボール。痛そう・・・。

2死1塁で,ピッチャーの石川倉野の,青学大の後輩石川。

レフト前ヒット・・・ 2死1,2塁。

ううう,ピッチャー相手には投げづらいのかなあ。

宮本。右中間を破るタイムリー2塁打。      H2−1YS

倉野,立ち上がりはいい投球をしていたのですが,ついにつかまりました。

ライトスタンドは,雨も降っていないのに,青緑色の傘が舞います。

なお,2死2,3塁。

青木。初球を,ピッチャーゴロで打ち取り,1点で抑えます。

 

6回表

ライトスタンドからは,「白いボールのファンタジー」が流れてきます。

去年は,球界危機の中で,メッセージソングとして,パリーグファンに数多く歌われた歌。

ヤクルトの古田も,セリーグの選手と共に,この曲を歌ったといわれています。

球界再編の産物として産まれた,パ・セ交流戦の球場でも歌い継がれていくようです。

突き放したいところでしたが,

鳥越,バティスタ,松中,三者凡退でチェンジ。

 

6回裏

1死後

ラミレス,同点ソロ本塁打・・・   H2−2YS 

ひゃああ,やられてしまいました。

ラミレス,ホームインして,ベンチの向こうで,「つば九郎」とともにパフォーマンス。

1塁側からは何やっているか見えません。

 ラミレスに寄って来るつば九郎

ピッチャー交代。フェリシアーノ

倉野,2失点での降板,打線の援護に恵まれない無念の降板でしょう。

内野に,フェリシアーノ,ズレータ,カブレラ,バティスタと4人揃う,強力(狂力?)守備陣。

ショート鳥越だけが邦人ですが,けっこう威圧感ありそうです。

その威圧感で,鈴木健,土橋を,ともに内野ゴロにさばいてチェンジ。

 

7回表

セリーグの球場らしく,外野のトランペットだけでの「いざゆけ若鷹軍団」。

1死後,ズレータがレフト前ヒット

カブレラのサードゴロ,5−4−3の併殺・・・と思いきや,

ここは俊足カブレラが,1塁でのアウトを免れます。2死1塁。

井出竜也。ライト線にポトリとと落ちる2塁打。

2死2,3塁のチャーーーーンス!!

打席は,ピッチャー・フェリシアーノに替わって,荒金。

初球から打った打球はレフトへ。

一瞬,おっ,と期待したのですが,伸びずにレフトフライ。無得点。

 

7回裏

東京音頭が鳴り,ライトスタンドに傘が舞います。

 つば九郎&ビニル傘の集団

岡本登場。沸くレフトスタンド。

城石,ライトフライ。

米野,真中,連続三振

見事!

岡本VS真中

 

8回表

2−2の同点のまま,試合は速いテンポで大詰めを迎えました。

ピッチャーは吉川

柴原,鳥越,バティスタ,三者凡退。

チャンスの糸口をつかめません。

 

8回裏

岡本続投。

2死から,ユウイチにレフト前ヒットを打たれますが,

ラミレスを討ち取り,無難に切り抜けます。

 

9回表

ここで点を入れないと,サヨナラの恐怖と隣り合わせになってしまいますが・・・

松中,城島,ズレータ,三者凡退・・・

 

9回裏

ピッチャーは吉武真太郎

鈴木健,土橋,城石,三者凡退!

いうことなし!

速いテンポで進んだこの試合,

あっさりと9回を同点で終わりました。    H2−2YS

延長戦に突入します。

 

10回表

ピッチャーは,ついに石井弘寿登場

ホルベルト・カブレラ,サードゴロ。

サード城石,拾ってファーストへ,悪送球!

ボールは,フェンスも何もない,オープンなブルペン付近へコロコロ。

俊足(暴走)ランナー・カブレラは2塁へ到達!

無死2塁

代打,稲嶺。最初からバントの構え。

イライラするほど間合いを取りながらの投球。

場内は,張り詰めた緊張感。

くぅーーー,この気持ちいい緊張感。

稲嶺,完璧な仕事!  キャッチャーは米野

稲嶺,送りバント成功!

ベンチへ戻ってくる稲嶺に,3塁側からは,拍手喝采の嵐。

送りバントで,これだけ盛り上がるのか,と思うような神宮球場の雰囲気。

1死3塁。

代打,井手正太郎

去年は開幕スタメン,大活躍し始めた矢先の怪我で1年待ちました。

ここはヒーローになるチャンス。

しかし,敵もさすが石井弘寿。手が出ず,見逃し三振・・・

柴原。ここは頼んだ,柴原。

思いむなしく,サードゴロでチェンジ。

大チャンスが,するりと抜けていきました。

 

10回裏

ピッチャー神内

稲嶺に続いて,宮崎県勢の活躍が見られそうです。

もうひとり先発投手に,大物の宮崎県人がいたような気がするのですが・・・

まあ,気にせず,神内の投球を見守りましょう。

神内 VS 度会

米野,セカンドゴロ。度会,ライトフライ。宮本,ライトフライ。

三者凡退

いやあ,爽快なピッチングですね。

フェリシアーノ・岡本・吉武・神内。

ピンチらしいピンチもなく,きっちりとつないで,つないで,勝利を待ちます。

 

11回表

テンポの良かった試合も,さすがに遅い時間となってきました。

22時を過ぎて,11回表の途中から,トランペットが鳴り止んでいます。

1塁側に見えていた東京タワーの赤い光も,いつしか見えなくなりました。

 

先頭の鳥越,フォアボール

無死でランナーが出た!

バティスタ,センター前ヒット

鳥越は好走塁で3塁まで進みます。

無死1,3塁。 きたきたきたきた!

4番松中,ファーストゴロ・・・

鳥越は突っ込めません。度会,2塁への送球も無理。

結局,ベースを踏んで1塁でアウトを取るしかありません。1死2,3塁。

城島敬遠

トランペットの止んだレフトスタンドからは,ブーイングの嵐。

1死満塁。

1死満塁の大チャンス。 石井弘寿 VS ズレータ

10回に続き,この回も大,大チャンス。

小気味良い緊張感が,3塁側を支配しています。

ズレータ。外野フライでも1点が入る場面とはいいますが,・・・

ズレータ三振。

2死になって,ホルベルト・カブレラ。

こんなときになって,ライトフライ・・・

あああ,無得点

10回の1死3塁。11回の1死満塁。どちらも無得点・・・

 

11回裏

神内続投。

宮出をファースト・ファールフライに打ち取って,まず1アウト。

しかし,ユウイチには,センター前ヒット。

続くラミレスにはレフト前ヒット。

あっという間に1死1,2塁・・・

代打・リグスのところで,ピッチャー交代。

守護神・三瀬幸司

何とかしてくれるだろうという期待を受けて,

11回1アウトから,1+2/3イニング投げる予定で,登板です。

4番ピッチャー三瀬。レフトの松中に代わって,宮地が守備固め。

しかし,

いきなり初球,リグスにライト前ヒット。

1死満塁。

今度は,大ピンチ。

ファーストのズレータに代わって,笹川が入ります。

14人目の野手の出番です。

いろんな選手が見れてうれしいな。

いや,そんな場合ではありません。

絶体絶命。次の回の攻撃のことは度外視して,守備固めです。

 

土橋。ここは空振り三振。三瀬の勝ち。2死。

2死満塁,打席は城石。

カウント0−2。

3球目,ピッチャー返し。

三瀬のグラブをかすめたようにも見えました。

ショート鳥越が飛び込むも,グラブの先,わずかに足りず・・・

そのまま,ボールはゆっくりとセンターへ抜けていきました。

城石サヨナラタイムリー         H2−3YS

 

サヨナラ負け。 右は三瀬と城島。向こうから笹川。

 

う〜む,交流戦初の敗戦を見てしまいました・・・

残念。やはりヤクルトは強かったか・・・

 

投手陣は,けっこう良かったと思うんですが。

攻撃陣は,10回,11回の大チャンスに,たったあと1本出なかったのが

悔やまれて仕方ないです。

でも,ホークス打線,けっこう攻めていたように見えて,実は,

この試合,5安打しか打っていないんですね。

 

まあ,投手が打席に立って,選手交代も激しくて,

いろんな選手を見れたのは面白かったですし,

今度は勝ち試合をみたいです。

 

 

  Hawks  

   
  Swallows   1X    

(勝) 石井 2勝5S     (敗) 神内 3勝1敗 

HR 松中 13号2ラン  ラミレス8号ソロ

 

ワタクシゆいちの観戦成績 2勝2敗

 

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