2005年9月22日(木) 

千葉マリンスタジアムに,今年,まだ行っていない・・・
自宅から最も近い球場ながら,何だかんだで今年行きそびれていました。
代わりに仙台では4試合も観戦し,どっちが近所か分からん状態です。
まあ,仙台以外の球場は1度ずつしか行っていないのですが・・・
というわけで,今年13試合目の観戦は,10球場目の千葉マリン。
東京都内での仕事を出たのが,もう19時近くでした。
この日は,珍しいことに,木曜なのにパリーグしかやっていないという特異日で,
TBSラジオの中継で,ロッテ−ソフトバンクの中継を聞きながら電車に揺られます。
そういえば,文化放送は西武戦がない日は,たいていパリーグの中継をするのですが,
今日は,野球放送ではない一般の番組をやっていました。
幕張本郷からスタジアムに向かう連接バスに久しぶりに乗ると,
いつの間に! 座席がマリーンズ仕様。
マスコットキャラクターの3匹がプリントされています。
スタジアムに入る,海浜大通りの信号機を越えたあたりで,
スタジアム向こうの幕張の浜からは,派手に花火が打ちあがります。
おお,5回裏の花火も間にあわんかったか・・・
首位ソフトバンクも,2位ロッテに2ゲーム差まで迫られた崖っぷちの試合,
先発は,ルーキー高橋秀聡。
ラジオを聴くと,四球,死球は出しまくるわ,でも,バッターは打ちとるわ,
まあ,要するに誰も打てんような荒れたピッチングをしているようで,
それでも5回まで1失点。
一方のソフトバンクは,宮地,バティスタ,ズレータの
3本のホームランや何かで,リードしているようです。 H6−1M
スタジアム前のチケット売り場では,完売した券種の案内が聞こえてきます。
両外野席や,1塁側の指定席は完売で,当日売りすらなかった席もある模様。
内野自由席はまだ売っていたので,買い求めて,上段席へ階段をのぼります。
すでに,時計は20時を越えておりました。
6回裏
しかし,上段席も,めいっぱい人が入っていて,座れません。
見下ろすと,高橋秀聡が降板し,三瀬がマウンドに上がるところでした。
う〜,見たかったなあーーー。高橋秀聡の投げるところ。
その三瀬が投球練習をしていると,びっくりするような大歓声が上がります。
1年ぶりに聴く,あの甲高いウグイスの声が響きます。
「9番,橋本に代わりまして,(一瞬の間),初芝」
「はつしば」の「つしば」が,ものすごく高音になるアナウンスに,場内沸騰。
ぎゃああ,スタジアムに着いて,まだ落ち着いてもいないのに,
いきなりクライマックスかよ!
今日は初芝清・引退セレモニーの日。
マリーンズファンが,ぎっしりとスタジアムを埋めています。

三瀬 VS 初芝
外野からおこる初芝コール,内野の2階席からも初芝コール。
とにかく球場全体から初芝コール。
初球の単なるファールにも,場内はどよめきます。そして3球目。
足に絡まるデッドボール。
何回か飛び跳ねてから1塁に走る初芝に,大歓声,そして大爆笑。
引退試合にデッドボール。
こんなの,初芝じゃなければできません。下手なヒットより記憶に残るでしょう。
ズレータ & 初芝
大声援に手を振って応える初芝。
続くは,代打・堀のアナウンスに,また沸き返るスタジアム。
5点もリードしてるのに,どっちが勝っているか分からんような雰囲気です。
まあ,この4連戦,昨日までの3試合とも逆転でしたからねえ・・・
で,ワタクシは,ずっと通路にいるわけにもいかないので,そそくさとコンコースに出て,
とりあえず,吊ってあるテレビモニターで試合を見ます。
野球場に来てテレビ観戦かよ・・・。
堀,四球。2死満塁。おいおいおいおいおいおいおい。三瀬。
何と,王監督じきじきに,マウンドに登り,三瀬に何か言っています。
かなり険しい表情です。って,テレビ観戦だから表情まで見えるんですけどね。
横の売店は,商品がすぐに売れるので,またどこからか,運び込んでいます。
何せ,今日は,ビール500円,ソフトドリンク・オール100円の特別プライス。
場内からは,ノリのいいテンポの,「スキンヘッド・ランニング」のチャンステーマ。
ニシオカ!の掛け声が,コンコースまで響き渡っています。
で,王監督の檄が効いたらしく,西岡はセカンドゴロでチェンジ。

レフトスタンドも,半分以上は白いマリサポが支配。
ホークスファンはポール寄りに押し込められている。
7回表
いざゆけ若鷹軍団が流れます。
この曲ももう17年になるんですなあ。
今日引退する初芝が17年間のプロ生活でしたから,
「いざゆけ」の歴史は,初芝の歴史でもあります・・・??
マリーンズ,先発ピッチャーの清水直行は,すでにマウンドにおらず,
小宮山が投げています。
小宮山に初芝に堀。古いファンを喜ばせる布陣でしょうか。
打席に柴原。久しぶりに見た。柴原。
おおお,柴原が戻ってきています。
その柴原,ライト前ヒット。レギュラー奪還にがんばっております。
バティスタ倒れたあと,
松中,左中間フェンス直撃のタイムリー2塁打。
柴原がホームインで1点追加。 H7−1M
場内から微かな歓声と,巨大なため息が漏れてきます。
マリンスタジアムでもホークスファンはそこそこ生息しているはずですが,
今日は圧倒的に少数派。というか,どこから出てきたんだ,2万人のマリサポ。
続く城島。タイムリーであと1点〜とか期待していたら,
自打球を足に当てて倒れこみます。苦悶の表情がモニターに映ります。
ワタクシは慌ててスタンドへ戻ると,担架が運び込まれます。

しばらくして,担架には乗らずに,両脇を抱えられて,ベンチに戻りますが,
結局,続行不可能のようで,代打に的場が出ます。
しかし,三振。1球見逃して三振。的場もかわいそうにと思ったら,
城島の2ストライクのあとを受けているので,打数と三振は城島に記録されるようですね(野球規則10・17)。
ズレータも三振でチェンジ。
7回裏
三瀬が投げ続けます。
福浦,レフトフライ。
4番サブロー。この人の4番にも,だいぶ違和感がなくなってきたようですが,ここは三振。
そして,フランコはレフトフライでチェンジ。
前の回の王監督の脅しが,相当に効いている模様です。三瀬。
8回表
微かにもやのかかっていて,幕張の街の明かりがぼんやりと曇っています。
球場正面のややライト側に,救急車が止まり,やがて人の群れができて,
しばらくして,サイレンを鳴らさずに,夜の街に消えていきました。
城島を乗せて病院に向かったのでしょう。 (左足けい骨骨折だそうです・・・無念)
城島が乗ったと思われる救急車
マリーンズのピッチャー,高木。
代打荒金,カブレラ,代打鳥越。三者凡退・・・。
8回裏
この回も三瀬がマウンドに上がります。
1死から,バスクチをフォアボールで歩かせます。
里崎を三振に切ると,次の打者は,
DH初芝。またまた大歓声に,幕張の夜空を劈く初芝コール。
いい当たりもセンター正面でアウト。
しかし,またまた大歓声が初芝に送られます。
何だか,スタジアム全体がすっかり出来上がって,えらい盛り上がりようです。
あの〜,勝ってるの,ホークスなんですけど・・・
9回表
21時すぎて,さすがに,この頃から帰るお客さんがちらほら現れます。
といっても,いつもなら人の流れができて,半分くらい帰っちゃうのですが,
今日はさすがに,帰る人は,ちらほらって感じです。
で,ワタクシ,ちらほらを狙って,ようやく座席をGET。
風は,ホームからセンターへ2〜3m/秒ってところで,この球場にとっては無風と同じ。
とはいえ,夏場だとセンターからホームに吹いていますから,正反対ですね。
すっかり秋めいてきたということでしょうか。
1番に入った川崎,久々登場の柴原,そしてバティスタ。
高木の前に三者凡退に抑えられます。
9回裏
馬原登場。
点差はついていますが,馬原で締めるようです。
ところが,いきなり堀がヒットで出ると,スタジアムはまたまた瞬間沸騰。
どないなっとんねん,ここは。6点も差がついとんのに。
まるで接戦の雰囲気です。
西岡はショートフライ。
福浦の痛烈な当たりは,ズレータが倒れこみながらも好捕。
ズレータ,1年かけて,守備ができるようになりました。
そのあと,サブローがヒットで出て,2死1,2塁。
何とライトスタンドはチャンステーマ発進。
白いレプリカユニフォームが,ピョコピョコゆれています。
あのね,差は6点あって,もう9回2死なんやからね。
フランコがファーストゴロでゲームセット。
ホークス連敗ストップ。ロッテとの差を,3に広げました。
選手たちが,千葉の最終戦ということで全員出てきて手を振っています。
王監督は,プロ初勝利の高橋秀聡を称えています。

(左) 手を振る選手 (右)監督と高橋秀
で,ホークス応援団にヒッティングマーチなんかがひととおり流れるんですが,
場内は,そわそわしたままです。
初芝清選手の引退セレモニーが行われるからです。
28249人の観衆の発表ですが,試合終盤で球場に来た客もけっこういるみたいで,
実数はもうちょっと多いかもしれません。
引退セレモニー,見たことないなあ。
だいたい,ホークスの選手は福岡でやるし,秋山選手の西武ドームには行けなかったし,
実は初めてじゃないか,引退セレモニー見るのは。
場内の照明が消えます。
灯りの消えた場内に一筋のスポットライト
まず,初芝選手の入団から現在までをまとめたVTRが,マリンビジョンに映し出されます。
その最後に,「はっつしば! はっつしば!」の声援が採録されていて,
徐々に暗い場内にも,「はっつしば! はっつしば!」のコールが広がっていきます。
いやあ,上手いこと作りよったなあ。演出家がおるんやろか。
そして,あのウグイスの声が響きます。
「4番・サード・初芝」
いつもの切れのある高音ではなくて,必死に絞り出すような声でしたが,
それでも鮮明にスタジアムに響いて,大歓声が起きます。
初芝選手がマウンド後方に現れ,次々と花束が渡されます。
小林雅英選手が,笑顔で花束を渡します。
秋山選手と小久保選手のときの映像をテレビで見たときの濃厚な印象よりは,
明るくあっさりしたものでしたが,ま,初芝のイメージからいうと,あっさりの方がいいや。
最後に,3人のお子さんが花束を渡し,大きな拍手に包まれますが,
いちばん小ちゃい子は,この事態を把握していないのか,
マウンドに登って,投げまねして遊んだり,人工芝に寝っ転がったりと,
大観衆の前で怖気づくことなく,マリンスタジアムを自分のテリトリーにしています。
お子様たち登場
その後,初芝のあいさつ。
「まだ,プレーオフ,日本一という夢が残っています。
その夢を実現してからバットを置きます。」
この発言に,割れんばかりの拍手がおきます。
鷹党としては,ちょいと困る発言ですが,ま,言っただけだということで。
選手たちが出てきて胴上げ。
その後,場内一周。
白一色の紙テープが大量に投げ込まれ,滝のようです。
初芝って,ここまで凄い人やったんか,と思うような豪華さです。
優勝でもしたんか,というくらいの派手さ。

ライトスタンド
ライトスタンドは,一昨年くらいのチャンステーマ(タオル回すやつ)をはじめました。
よく見ると,レフトの片隅のホークスファンも,タオルを回しています。
やがて,初芝が近づいてくると,ホークスファンが,初芝の応援歌を流し始めました。
黄色いメガホンが揺れています。
思えば,1999年の初優勝のとき,M1で乗り込んだ千葉での2連戦,
千葉での胴上げを阻止したのは2試合とも初芝でした。

ホークスファン(左側一帯)も歓声を上げる
いやはや,感動的なセレモニーでした。
今日は試合よりもこっちがメインじゃなかったか,と思うくらいのイベント。
これ目当てに28249人が球場に来たんですな。(去年までなら35000の発表だったでしょう)
とういうか,こんだけ派手な引退セレモニーをやっていますが・・・
ロッテは,公式戦がビジターで5試合残っていますし,
その後,プレーオフが,最大8試合ありうるわけで,
初芝,あと13試合,出にくい雰囲気になりませんかねえ?
あんだけ豪華に送り出したんだから,早よ出て行けよって感じで。
初芝が去ったあとの場内では,
ホーム最終戦の行事として,今シーズンのハイライトのVTRが20分くらい放映されますが,
さすがに,この頃には,だいぶ客は減りました。
最後にマスコットが出てきて挨拶。
夏に登場した悪役キャラ,初めて見た。名前なんだっけ。

さて,人もだいぶ減ったし,帰るかなとおもったら,どっこい,
人は正門前でライブに熱中していました。
22時過ぎても,今宵は当分終わりません。
バンドが,「優勝しよう! そうしよう!」と絶叫しています。
千葉の祭りはまだまだ続きます。マリサポの威力は去年を遥かに超えています。
こりゃ,プレーオフは絶対に福岡でやらんといかん。
ロッテに抜かれて,千葉でプレーオフやったら,どうみても不利やね。

試合終了から1時間以上過ぎていますが,幕張の夜は冷めぬ熱気。
今年のマリーンズが強いわけが何となくわかるような気がします。
|
Hawks |
1 | 2 | 2 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 7 | ||||
| Marines | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
(勝)高橋秀聡 1勝 (S) 馬原 6勝5敗14S (敗)清水直 10勝11敗
HR 宮地3号2ラン,バティスタ 27号ソロ,ズレータ 39号ソロ
ワタクシゆいちの観戦成績 8勝5敗
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