地震情報日誌
2004.12.15(朝日新聞2004.12.08)
日本海東縁 まだ残る空白域
北米プレート境界に注目
「特定観測地域」 「観測強化地域」の地域指定と最近の地震の位置関係を、11月の地震予知連絡会で示した防災科学技術研究所企画部長の岡田義光さんは「指定した地域内で地震が起きたからと、しばらくは大丈夫と考える安心材料にしてもらっては困る」と注意を促す。
中越地震が起きた地域にも、近隣に地震の空白域が残る。地震予知連の会長、大竹政和さんによると、日本海東縁のプレート境界のうち中越地震が起きた場所は、1847年の善光寺地震と1964年の新潟地震の間で「ギャップD」と呼ばれる空白域にあたる。ここでは、1828年に三条地震も起きたが、まだ空白域はすべて埋まってはいない。
三条地震と新潟地震の震源域の間に空白域のギャップD1が、中越地震と善光寺地震の間にはD2がある。大竹さんは、それぞれの地域でマグニチュード(M)7程度の地震が、いずれ起きるとみている。
このプレート境界では1828年、1833年、1847年に大地震が起きた。1983年の日本海中部地震以降は、93年の北海道南西沖、そして中越地震と続いた。大竹さんは「数十年の間に集中する傾向がある」と指摘している。
積丹半島沖のギャップA、奥尻島南のB、男鹿半島沖のCという空白域があり、善光寺地震の南の先には、地震調査研究推進本部が、活断層で最も地震発生確率が高い、とする糸魚川−静岡構造線断層帯(牛伏寺断層を含む区間)がある。
国内では従来、東海地震や東南海、南海地震など、どちらかというと太平洋側で想定される巨大地震が注目されてきた。だが、日本海側にある北米プレートとユーラシアプレートの境界や、その延長線上で大地寅が続いており、注意が必要だ。
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