昆虫採取

 初めから話はそれますが、最近はヘチマを見なくなりましたね。
 庭先に長くぶら下がったヘチマ、それだけで涼しさを感じたモノですが…。
 「ヘチマで体を洗う」と言ったら、ビックリするオバンがいますが、
 「ヘチマ水」と体を洗うヘチマのタワシと間違えているのです。
 時代の流れは仕方のないことですが、……

 総目次に戻る    個別目次に戻る

このページ、遠い昔の私の楽しい経験です。子供達に伝えていただければ幸いです。

 セミ(採取方法A,B,C) カブトムシ&クワガタ  カマキリ  ザリガニ


1 (セミ)

  1. 私が子供の頃(40年くらい昔の石川県)は、梅雨の頃にヒグラシが鳴き始め、梅雨明けと同時にニイニイゼミ、アブラゼミが、その後ミンミンゼミが鳴き、晩夏にツクツクボウシが鳴くという順番であった。

  2. 梅雨の晴れ間の夕方に聞くヒグラシのカナカナという鳴き声、スイカを食べながら聞くミンミンゼミの声、夏の終わりを告げるツクツクボウシの声、どれをとっても何ともいえぬ懐かしい思い出である。

  3. でも最近は、シャーシャーと鳴くクマゼミがいつの間にか現れ、蝉の声の趣も変わってしまった(名古屋での話)。
    子供の頃見たこともなかったクマゼミ、異常気象なのか、今では蝉の代表のようになっており、あちこちで見られるようになってしまった。
    (まだ箱根の関を越えていないようですが)

 採取方法  蜘蛛の巣で捕まえる方法

  1. この方法は簡単に説明すると、市販の昆虫網の布の部分を取り除いて、輪の部分に蜘蛛の巣を巻き付けて、蜘蛛の巣の粘着力を利用して蝉の羽を接着させるモノである。
    当然、40年ほど昔であるから市販の物でなく、竹の棒に竹箒の竹をセットしただけであるが。

  2. 巻き付ける蜘蛛の巣は、粘着力がある必要がある。
    子供の頃は、直径が1メートルほどある鬼蜘蛛の巣があったが、今は鬼蜘蛛を見たことがない。
    代用として女郎蜘蛛の巣をと考えるが、この女郎蜘蛛のいなくなってしまったようである。
    (クマゼミの繁殖、鬼蜘蛛、女郎蜘蛛がいなくなったこと、異常と感じませんか?)

  3. 従ってこの方法で蝉を捕るのは非常に難しいのが実状である。

 採取方法  セミの幼虫を捕る方法

  1. この方法は、子供の夏休みの宿題に最良である。
    是非子供に教えて欲しい方法です。

  2. 夏の夕方、4〜6時頃、蝉時雨の公園を散歩しよう。

  3. 地面を見て歩くと、人差し指くらいの穴が発見できるはずである。
    この穴がセミの幼虫の穴で、深さは5〜6センチ程度である。
    完全に開いている穴は既に出てしまったものであるが、少し小さめの穴に指を入れると、幼虫がいるのが発見できるはずである。

  4. 幼虫には小さなハサミがあるので、枝などに挟ませてそ〜と吊り上げれば直ぐに捕まえることが出来る。

  5. この幼虫を、庭の植木やカーテン(カーテンの場合には、風通しがよい部屋で、あまり揺れないこと)の下の方にとまらせる。

  6. とまらせると、幼虫は上の方に上り始めやがて動かなくなります。動かなくなったら絶対に触らないこと

    公園の木下で、子供達に踏み固められた
    地面です。

    右の穴はすでにセミが出た穴で、大部分が
    土で埋まっています。
    左の小さな穴をご覧下さい。
    小さい穴が見えますね。
      (PM 5時頃)
    左の穴に指を入れてみると、ポコリと穴が
    開きます。

    穴の直径が人差し指程度の太さで、あれば
    、セミがいる可能性大です。
    穴の深さも人差し指程度で、指の先にセミ
    の爪を感じることができます。
    穴が埋まらないように指で周りの土を取り
    除いた写真です。

    セミの爪の部分が少し見えること、判別で
    きるでしょうか?

    細い小枝や草の茎を穴にいれて、爪に挟ま
    せてそ〜と持ち上げるとセミを取り出すこ
    とができます。

    とりだした蝉をあまり触らずに自宅の木な
    どに止まらせて下さい。

    セミが木に登り始めるが、観察するには人
    間ぐらいの高さの木が最適です。
    蝉2
    アブラゼミが木登りを初める ミンミンゼミも木登り アブラゼミが殻から脱皮
    アブラがぶら下がり、ミンミンが逆さ アブラの羽が伸び始める 両者とも羽が伸びるが、体は半透明
    5時半頃、公園で穴の中の幼虫を捕り、
    庭木に登らせた写真です。

    7時頃から脱皮し始め、9時頃には羽も
    伸び、11時頃にほぼ成虫に

    夜明けとともに飛び立ちます。

    以上の出来事を写真やビデオに撮ると、
    夏休みの宿題で金賞が貰えること請け合
    いです。
    是非子供のために試して下さい。

    (アゲハの脱皮は、早朝の30分ほどで
    成虫になるので、観察するのだ非常に難
    しい)
    ミンミンゼミはまだ体が半透明 両者ともほぼ完成であるが、体が柔らかい

採取方法  街路灯に集める方法

  1. この方法は単純で、夜の公園などの街路灯がある場所で、近くの樹木を足でけっぽる方法である。

  2. ビックリした蝉は明るい電灯の元に集まってくるのを捕まえるのであるが、懐中電灯で羽化中の蝉を見つける方が楽しい。

  3. 子供の頃、父に木を蹴ってもらい、電灯に集まった蝉やウマオイ、カブトムシなどを兄弟3人で捕まえたこと、楽しい思い出である。

ご存じですか?
  真夏の暑い昼下がりには、蝉が殆ど鳴いていないことを
  昆虫も暑さに弱いので、涼しいところにじっとしています。

2 カブト & クワガタ   

カブトムシクワガタ

  1. カブトムシ、クワガタ、カナブン、キマダラヒカゲ、ゴキブリなどはクヌギ、栗、ドングリなどの樹液を吸うので、これらの木を探し、樹液が出ている木を探すことが先決である。

  2. クヌギなどがたくさん生えているが、樹液が出ている場所が発見できにくい。
    このような場合には、「キマダラヒカゲ」や「アオカナブン」(いずれも昆虫図鑑を参照して下さい。)を目印に探して下さい。

  3. 樹液が出ているところが見つかっても、人間の手の届く高さには、殆どカブトなどは見あたらない。昼間はこれらの樹木の「うろ」(木の窪み・穴、樹皮の裏、根元など)に隠れているので、割り箸などでつまみ出そう。
    また高いところにいた場合には、思い切って木を足でけっぽろう。コクワなどは震動で落ちてくるのでこれを捕まえるのであるが、すぐに落ち葉の陰に隠れます。

  4. でも昼間は期待薄である。
    昼間に樹液が出ている場所を探しておいて、夜捕まえに行くのが最高である。
    また、樹液が少ししか出ていなければ、バナナの実を木にこすり付けておくことをお勧めする。
    またパイナップルやウリ、スイカなどの皮を栗やブナの木の根本に置いておくのも

  5. なお、カブトムシであればオガクズ(木の削り屑)や稲わらが堆積しているところに産卵するので、梅雨明け後から夏に掘り返してみればふ化間近の幼虫を捕まえることができる。…でも最近は製材所も殆どなくなり無理気味である。
    なお、カブトやクワガタは、梅雨明け直後に成虫になるようで、捕まえるにはこの時期がベターと考えます。

ご注意
 昆虫は温度が高い場所が苦手です。
 田舎の帰りにカブトムシなどを持って帰るときには、温度が上がらないように
 
 カブトムシなどがいるクヌギなどの樹液にはたくさんの昆虫が集まるので、捕まえてみよう。
 (でも、スズメバチもいる可能性があるので、スズメバチがいたら傍に寄らないように)


 最近、田舎に住んでいる親もカブトなどがどこに住んでいるか知らないと言う。
 また生き物を殺すことは可哀想だと、すぐに逃がせと指導するそうであるが、カブトやクワガタは樹木の害虫であり、むしろ大いに捕まえて遊ぶことを覚えよう。

3 カマキリ       

  1. カマキリは三角の顔をして大嫌いな人が多いが、カマキリの肉食性を利用した方法を教えよう。

  2. 細い糸に脱脂綿を少し縛り、棒に釣り竿状の物を作成する。

  3. 花壇などでカマキリを探そう。チョウチョが来るような花壇にはカマキリが多い。

  4. カマキリを見つけたら、縛った脱脂綿を蝶のようにカマキリの目の前で踊らせると、カマキリが飛びついてくる。

  5. このカマキリ釣りは暇人がやるもので、ビール片手に楽しもう。

4 ザリガニ  

  1. ザリガニは、昆虫ではないが同じ節足動物である。

  2. カマキリ釣りど同様な仕掛けに、今度はイカの身、スルメ、ニボシ等を餌とするのである。
    スルメ(味付けはダメ)は幅1センチくらいとし、ほんの少しだけ脱脂綿も入れて縛ると釣りやすくなる。

  3. 小さな池や流れの緩やかな小川の、杭や芦、石の影に餌を入れて見よう。
    ザリガニがいればモゾモゾとした感じがするので、そ〜と引き上げるのである。

  4. このザリガニ釣りは非常に楽しくて、子供と遊ぶとあっという間に1日が経ってしまう。
    なお。ザリガニは共食いをするので、釣れたザリガニの尻尾の殻をとり、それを餌にしても良い。

如何でしたでしょうか。
「自然を大切に」、「ゴミを捨てるな」、「生き物は殺すな」・・・・・だけでは、自然を守ることは出来ません。
自然と楽しく遊び、共生して行かなくてはならないと考えるのですが

神奈川県大和市(海老名市?)にある泉の森公園、カワセミもいますがザリガニもいます。
川も浅く、子供の遊びに最適です。

              

総目次へ   個別目次へ 

注)蝉の写真中、上段右の写真は大昔に撮影したものです。