九州 (長崎 その18)


佐賀県七山村の樫原湿原で見ました。
体長、2センチくらいのトンボで、左が雄、右が雌です。
雄の赤さが印象的で、羽の位置が他のトンボと異なる感じです。
また、人がすぐ側にいるのに逃げないのにはビックリです。

やはり樫原湿原にいたヒョウモンチョウです。
赤いトンボを見た後、この綺麗な彪紋、非常に印象的で、アチコチのアザミの花を飛び回っており、写真をなかなか撮らせてくれません。
実は私は蝶の採取趣味があり、車の中に常時、捕虫網を忍ばせているのです。
駐車場は近いし……と思ったのですが、さすがに多くの人の前で捕ることをあきらめました。
でも、あきらめきれずに少し離れた場所、アザミが咲いている畑地を歩き回ったのですが、全くダメでした。 残念

10センチにも満たない清楚な花です。
私はこの花が本物のスイレンで、一般に言われているスイレンはこの花の2倍ほどの大きさですが、同一の種で栽培環境により大きくなったと思っています。
喩えて言えば、ヒツジグサは明治の日本人、スイレンは欧米で育った現在の茶髪の日本人だと思います。
なんだか急に難しい話になりましたが、「浦上川」の記事といい、どうも私は世の中の権威にイチャモンを付ける人間で、いつも損をしています。
でも、本当にすがすがしい花です。

湿原を案内してくれた説明者の方によると、この花は「トキソウ」とのことでしたが、佐賀県作成のパンフレットと形状が異なります。
未開花のためかもしれませんが、近くで見える花はこのような形状ばかりでした。
何かの影響?

モウセンゴケは食虫植物で、すぐ側のモウセンゴケはふつうの緑色でしたが、この株のみが赤かったので写真を撮りました。
もしこの色が遺伝するようであれば、園芸種として金儲けができるのでしょうが……まあ無理でしょうね。
(沖縄のモウセンゴケは、沖縄報告 その10参照)

シオカラトンボに比べて少し太めで、尻尾もやや短いトンボで、羽の付け根の部分に細かい黒い毛が生えているようです。
なお、このトンボ、九州では珍しくないようで、佐賀県のパンフレットにも掲載されていません。
でも、このトンボ、次に止まった場所が背の低い水草の上で、そばにいた小さなトノサマガエルにガバーと一口で食べられてしまいました。
まあ人生も同じで、何が災いするか解らないものですね。


これまでは樫原湿原で見たものですが、以下の写真は長崎県田平町(平戸近くの小さな町)にある「たびら昆虫自然園」で見たものです。
何をしているのかは知りませんが、何ともいえない微笑ましい光景です。


ルリタテハ、非常にきれいなチョウですが、普段は右の写真のように羽を閉じて樹液を吸っていることが多い。


カマキリが花の裏に隠れているところに、密を吸いに来たホシホウジャク(??)です。
ホシホウジャクはスズメガの仲間で、昼間に活動する蛾です。
このスズメガの仲間は非常に早く羽ばたき、しかも花にとまらずに長いくちばしで密を吸うため、肉眼では羽の色など全く分かりません。
さすがのオオカマキリも全く手を出せませんでした。

この写真は鵜殿の石仏(佐賀県)の胸のあたりにいたハンミョウです。
私が近づくと、磨崖仏の上をアチコチ飛び回り、飛び回る度に、見る角度によりハンミョウの色が変わって、全く別の色に見えました。
子供の頃、リヤカーのわだちの痕がある道を歩いていると、ハンミョウが道案内をするようにしていたことを思い出します(草が生えているところより、土の部分で見ることができる)。
(鵜殿の石仏群は「仏様2」参照)

04/05/15 熊本県玉名市の山中で見つけました。
小雨に煙る新緑の中、赤と黒の色が非常に鮮やかです。
写真の腕が悪いので少しボケていますが、尾部に透明な液体のようなものを着けていました。
話は変わりますが、山頂で大きなハチを見ました。
初めスズメガかと思ったのですが、羽音がして明らかにハチの仲間です。
大きくて胴体も太く、スズメバチに類似、4センチ前後?
再度来るまで1時間ほど待とうかと思ったのですが、美女二人と同行していたのであきらめましたが、でも、結局、「美女ハチとらず」になってしまいました。残念、無念
(大きなスズメバチの正体)

追伸
樫原湿原、たびら昆虫自然園とも、説明してくれた方が非常に親切でした。
夏休みにでもご家族そろってお楽しみ下さい。
私も会社をリストラされたら、このような場所で案内人でもとと考えた1日でした。
樫原湿原 田平町昆虫館
(2003/06/18 記)