岸本葉子


「自分で自分を楽しませる知的な生活」「恋もいいけど本も好き幸せな朝寝坊
それでもしたい?!結婚」「私の居場所はここにある」「幸せまでもう一歩
三十女のおいしい暮らし」「今夜もパジャマトーク」「炊飯器とキーボード

自分で自分を楽しませる知的な生活
日常の生活がリフレッシュする誰でもできる16の知的ノウハウ!!
時間をうまく使い、お金をかけずに、ひとりでできることがこんなに!!(帯から)

内容は、読書をしながら半身浴したり、自分で漬物を漬けたり、肩コリの改善策だったり、
ひとりエステをしてみたり・・・。笑えたのは、<「金券ショップ」をとことん究める>の章。
JR東日本の株主優待券を求めてさまよい歩いたエピソードが楽しかった。

恋もいいけど本も好き
岸本葉子さんの読書エッセイ。
楽しくて、共感出来ることが多いエッセイを書く岸本さん。
どんな本を読んで、どんなふうに感じているのかと興味津々でした。
1、2冊読んだことがある本もあったけれど、私も読みたい!と思った本はなかったなぁ。

幸せな朝寝坊
岸本さんのエッセイって、原田宗典さんのように爆笑モノではなく
(昔の)林真理子さんのように言葉自体で笑えるモノでもなく
真面目な中にクスッとさせられる可笑しさがある感じ。

タイトルの「幸せな朝寝坊」
何も気にすることなく、朝寝坊(しかも幸せな)してみたいな。

それでもしたい?!結婚
“結婚したい、と私が思うとき。それはほかでもない、夕方だ”・・・で始まる、
岸本さんのエッセイ。解説は、けらえいこさん。

私の居場所はここにある
過去、いろいろな雑誌に連載されたエッセイ66本をまとめた一冊。

<おわりに>で、
二十代では「ここではないどこか」が常に気になったという岸本さん。
三十歳にさしかかり、今度は「誰か」に対する願望が現われたという。
が、「どこか」「誰か」をみつけなければとの呪縛から解き放たれた後の三十代は
気持ちがとても安定したらしい。

“今「ここ」にひとりでいる自分こそが、すべてのペースと思うようになった。
 この先「どこか」「誰か」にめぐりあうとしても、
 「ここ」にいる自分がまずあって、その上でのことだ”

岸本さん言うところの「ここ」も「誰か」もある私でも、
「ここではないどこか」「オットではない誰か」(こら)があるんじゃないか、
そんなことをふっと思ったりすることもありましたが、今、「ここ」で「オット」といる私が
ちゃんとしていなければ、どこに行っても、誰といてもだめなんだ。と、そう思えました。

幸せまでもう一歩
“めげないのがわたしの身上。もう一歩で届きそうな幸せをめざし、これからも前向きで
進みます。”(あとがきより)・・・と書いてあるとおりの、ポジティブな生き方エッセイ。
<投資それぞれ>の章で、岸本さんが自分のことを“現状肯定的な性格”といっていたのが
印象に残りました。今の自分を肯定できるっていいな。(2003.4.14)

三十女のおいしい暮らし
岸本さんの、「失敗しない食べ放題」「噂のアカスリ初体験」「これはハマる!海外通販」
「効きます!?足もみエステ」など、驚いたり、感心したり、面白がれた体験のあれこれ。
あとがきで心に残った言葉。
  “ある年代になったからといって、さまざまな問題に、突然きっぱりとケリがつくものでも
  ないし、むしろ、ああでもないこうでもないと迷いつつ歳を重ねていくのが、
  人の一生なのかもしれないな”(2003.5.20)

今夜もパジャマトーク
「東京タイムズ」に1990年の3月〜1991年の1月にわたって連載されたもの。

岸本さんの女友達で、自称現役「フツーのOL」トリちゃんと元OLの岸本さんが
夜ごとパジャマに着替えたあとの電話で話すようなことを書いたという本。
おしゃれと結婚という女性誌的なノリの話から、テレビや新聞で見聞きしたことに対する
素朴な疑問など、同い年(当時28歳)でともに一人暮らしという仲の良い二人の
トークが楽しいです。(2003.5.27)

炊飯器とキーボード
副題「エッセイストの12か月」
エッセイスト、岸本葉子さんの2000年1月〜12月までの日常。
仕事の合間に家事をしたり、家事と仕事を同時進行したり・・・。
タイトルの『炊飯器とキーボード』とは、そんな岸本さんの日々の象徴らしい。

印象に残った言葉。“世の中には、あれこれ考え条件を比較したりするよりも
目の前にめぐってきた縁をぎゅっとつかんで、だいじにした方がいいこともある。”(2003.10.20)




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