群ようこ


「働く女」「どにち放浪記」「生きる読書」「ヒヨコの猫またぎ

働く女
「働く女性」がテーマの短編集。
百貨店外商、一般事務、コンビニパート、一般企業、フリーライター、女優、
エステティシャン、呉服店店主、元銀行員、ラブホテル店長・・・と
それぞれ10人の働く女性のお話。

女が働くことは大変だけれど私は頑張ってる!といった前向きで力強い女性たち
の話かと思いきや。努力しても報われなかったり、やりたくない仕事を仕方なく
やったり、真面目に働いて同僚に妬まれ体まで壊したり・・・。
みんなそれぞれ頑張ってはいるんだけれど空回り。
なんだか、読んでるこっちまで元気がなくなるような話ばかり。
おやじネタは相変わらず面白いけれど、群さんは小説よりもエッセイの方が好き。

どにち放浪記
新聞での覆面コラムから芸能界コラムまで。
いろんなことが“頭に来た”り、“笑えた”りしたデビュー当時を中心のエッセイ
109本をお蔵出し。お値打ち感満載の一冊!(文庫本裏表紙より抜粋)


私は群さんの小説よりエッセイの方が笑えて好きだけれど、
このエッセイ、かなり毒舌。とくに、何人かの芸能人の悪口には引いてしまった・・・。
最後の章の「本屋さん一日体験記他」では、やっとホッとした。(2002.09.27)

生きる読書
角川oneテーマ21。毎月買う数十冊の本リストとともに、
シンプルで豊かな著者の日常生活を一挙公開」(文庫本帯より)

群さんの「この月買った本」リストが興味深かった。リストを見ると、難しそうな本や
専門的な本が多く、タイトルで読んでみたいなと思う本はあまりなかった。
ミステリーもなかったなぁ。エッセイは<物欲>の章は面白く読めたけれど、
<「廣津里香」という生き方>の章は重かった。(2003.4.09)

ヒヨコの猫またぎ
「文藝春秋」平成11年8月号〜平成13年8月号に連載されたエッセイ。
群さん家族が動物好きで猫や鳥を飼っていたのは知ってましたが、実家ではこのころ
うさぎも飼っていたのですね。「おじさん」という名前のオスうさぎを孫のように可愛がっていた
群さんのお母さん。その「おじさん」が突然亡くなってしまった<「おじさん」と反物>の章は
今、ウチにもうさぎがいるので・・・尚更悲しい。(2003.6.7)




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