調布七福神巡り体験記
最近の小学校は僕の理解を超えていて、冬休みの宿題に、
「休み中に何かを体験させてください」
などという漠然としたものがあったのです。
いったい、なにをどうせいちゅうんじゃろうか? と疑問を持ちながらも、とりあえず、近所の調布七福神でも巡ろうと出かけてきました。
【七福神巡り】
元旦から7日までに、福の神を7つお参りして、福をたくさん授かろうというものらしいのですが、今までに言葉として聞いたことはあっても、決して身近なものではありませんでした。
1月3日は、のんびり起きて、遅い朝食を食べて、お昼頃に家を出ました。
京王線の駅まで自転車で出て、まずは西調布まで出ました。
【1.大黒天】
西調布の駅を出て、北に進んで旧甲州街道を左折すると、西光寺の門に「七福神」ののぼりが2本ありました。境内に入ると、数名がお参りをしているという程度の人で、静かでした。駐車場もガラガラでした。
誰も居ない境内の正面にある観音堂に、高さ20cmほどの大黒天が祀られていました。(正月の七日間だけ拝見できるそうです)
御参りをしてから、「受付」と書いた紙のある建物に入り、色紙(色紙代[700円]+朱印代[300円]=1000円)を受けとりました。
色紙の中央には、七福神の絵があり、その周りにお寺の名前が書いてあります。
西光寺の名前の部分には、朱印が押してあります。7つの寺を巡って、全ての朱印をもらうために、七福神巡りの出発です。
───旧甲州街道┘└───
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└┘←西光寺 ││
┌───┤│
至===│西調布│====至調布
府 └───┘│
中 ││ |
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【2.恵比寿】
西光寺を出て、旧甲州街道を新宿方面に進み、現甲州街道に進んで、電通大を越えた左側の大正寺を目指しました。
途中、バス停で老夫婦が手に白い封筒を持ってバスを待っている姿を見かけました。彼らはバスで大正寺に向かうのでしょう。また、西光寺で見かけた子連れ家族が、我々を自転車で追い越していきました。彼らは自転車で巡るのでしょう。同じ目的の人を見かけると、なんだか安心しました。
大正寺まで徒歩で向かう途中、[昔ながらの煙突の銭湯]や[並べた材木に干支の巳を描いた材木屋さん]を見つけたりしました。車で通過すると見つからないものを発見できる散歩は楽しいなァと進んでいったのでした。
大正寺の門をくぐって、右の建物に「受付」の張り紙を発見し、進んでいき、小窓の手前に立って白い封筒から色紙を出そうとゴソゴソまさぐっていたら、お寺の方が中から扉をあけてくれました。新年早々、親切をいただいて、幸せな気分になりました。色紙を渡して朱印を押してもらい、朱印代(300円)を渡して2軒目終了。さて、恵比寿様はどこかと探したのでした。
恵比寿様は池の中央に祀られていて、池の手前に板と木槌があります。この恵比寿様は、背を向けているので、この板を叩くことでこちらを向かせてから拝むというものだそうです。
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電通大│││←大正寺
至立川────現甲州街道──────┘└───┘└┴─
──────── ─────┐┌───┐┌──至新宿
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───旧甲州街道┘└── ──
─┬┬─────┐┌──────
└┘←西光寺 ││ |
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【3.布袋尊】
大正寺を出てから、甲州街道を新宿方向に進んで布田方向に右折して常性寺に向かいました。
右折してからの道路の歩道は狭くて歩きにくかったです。向こうから自転車が来ると、すれ違えないほどの狭さです。その自転車を良く見ると、さっき大正寺に置いてあった自転車ではないですか。きっと彼らも七福神巡りをしているのでしょう。きっとわれわれが徒歩で向かうお寺の御参りを終えて、次に進むのでしょう。自転車だと早そうでいいなぁ。
常性寺が近づくとお線香の匂いがしてきました。そのとき、崩子が「この壁、お線香の匂いがするね」と発言したのです。別に、壁から匂っているわけではないのに、そう思えてくるのが不思議でした。
布袋様は、参道の横に座っていました。高さが1mほどあるものでした。はじめてくるお寺で朱印受付を探すのはけっこう大変でした。
少し奥に入ったところで、静かに座っているお坊さんが居ました。私が近づくと、ガラス戸をあけてこちらを見て微笑んでくださいました。なんだかとくのあるお坊さんのようでした。
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│││←大正寺
┘└┴─────┘└甲州街道───
┐┌──────┐┌───────至新宿
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│├─┐
││ │←常性寺
┘└─┴─
┐┌───
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【4.福禄寿】
常性寺を出て北に進み、甲州街道を渡ってから右に出て、小学校の角を左折して祇園寺を目指します。
だんだんくたびれてきた小学二年生は、お腹が空いてきたようで、どこで食べるのかをやたらと気にしているので、「あとふたつ」と答えて進みました。
野川を越えてしばらく行くと、「七福神」ののぼりが目に入りました。しかし、大正寺や常性寺のようなにぎやかさは無く、それまでに最も閑散としていた西光寺よりも閑散としていました。
「七福神」ののぼりはありましたが、境内には「受付」や「朱印」の張り紙が見当たりません。人もほとんど見当たりません。恐る恐る居住の家の玄関から中を覗くと、主婦らしいオバさんが出てきました。われわれの持っている白い封筒を見て、「ハイハイハイ、どうぞ」と言ってくれました。どうやらここで良かったようです。朱印を押してもらうと、Lisaに「はい、これどうぞ」と福禄寿の土鈴をくれました。ナンとも家庭的なお寺でした。
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祇園寺→┌┤│
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〜〜野川〜][〜〜〜
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┘└甲州街道─┘└──
┐┌─────────至新宿
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││ │←常性寺
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【5.毘沙門天】
祇園寺を出てから左折して、佐須の交差点を右折して、中央道をくぐって、小学校の角を左折して、深大寺を目指しました。結構距離があり、坂でもありくたびれました。時刻は3時に近づいていました。御参りをしたら深大寺蕎麦を食べるぞ!と、くたびれきったLisaをだましだまし進みました。
やっと深大寺に近づいてきたら、最初に見えたお蕎麦やさんには、店の外まで長蛇の列ができていました。時刻は3時だと言うのに、しかも深大寺から離れたおそばやさんなのに行列ができていると言うことは、深大寺の傍のお蕎麦やさんはどれほど込んでいるのだろうかと心配になりつつも、とりあえず朱印受付を目指して進みましたが、三が日の初詣客でごった返していてなかなか見つかりません。しかも、今までのお寺には必ずあった「七福神」ののぼりが見当たりません。仕方なく、警備のおまわりさんに尋ねたところ、おみくじなどの小屋の裏にあるとのこと。行ってみると、小さな文字で「朱印」と書いた紙が貼ってありました。やっと見つけてご朱印をいただいたときに「毘沙門天さんはどちらで拝めるのか」を尋ねたところ、奥のお堂を教えられ、そちらに向かいました。しかし、おのお堂は釈迦堂で、中を覗いたところお釈迦様しか見当たりません。「あれ?」と思い、偶然通りすがりの「深大寺」と書いたハッピを羽織ったオジさんに尋ねたところ、「毘沙門天?あったかなぁ?」とのこと。あまり有名ではないのかなぁ。
再度釈迦堂を注意深く覗いたところ、中央のお釈迦様の右に、小さな毘沙門天が置いてありました。釈迦堂がガラス張りなので、光の反射で見えにくかったのでした。
┌┐←深大寺││
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━━━━━━━中央道━
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┘└────────
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祇園寺→┌┤│
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さて、待望の深大寺蕎麦だ!
とおもいきや、どの店も長蛇の列。少し歩いて、三鷹・吉祥寺行きのバス停の向かいの「きよし」というお店が、道路を渡ったところにあるせいか空いていたのでそこに入りました。席は空いていたものの、お店の人たちはパニック状態でした。「大忙しのときは、そば湯・アルコール中止」という札があり、「ホカホカそば饅頭」の張り紙にも「中止」という張り紙が上から貼ってあったりして、普段が三チャン営業の小さなお店が、大変そうでした。先勘定で注文する仕組みになっていて、レジで
天ざるを注文しようとしたら、てんぷらが品切れだとか。仕方なく、
ざるそば(700円)二つと、
月見そば(700円)を注文しました。そばは、細いのや太いのがあって、いかにも手打ちという味でした。ツユは少々醤油が強めでした。
ざるそばは、その名のとおりざるに乗ってきました。(せいろではありませんでした)
この店の
そば饅頭は、以前、城山亭に行ったときにお土産として買ったことがあるのですが、ひとつがとても小さくて、皮もそばの風味がして、あんこもおいしかったので、そばを食べ終えたら帰る時に一つ買って帰るつもりでした。でも、あまりにお店がパニック状態だったので、お土産は買わずにそのまま帰ることにしたのでした。
外に出て、京王線行きのバス停に向かう途中の羊羹やさんの梅月でも
そば饅頭を売っているのですが、バス停に向かって歩く途中、「今できました。ホカホカのそば饅頭はいかがですか」という元気な女性の呼び声につられて、一箱買ってみました。出来立てのホカホカのもので、バスの席に座ってひざの上にお置いておくと少々熱いくらいでした。家に帰って食べたところ、皮にはあまりそばの風味はしませんでした。あんこは、羊羹のようでした。(赤福のようだったという意見もありました)
どちらも「深大寺名物:そば饅頭」といっているのに、こうも味が違うのかと思ったのでした。
どちらがおいしいのかと問われると困りますが、僕は「きよし」の
そば饅頭の方が好きです。
深大寺
↑
梅月 ││
三鷹・吉祥寺行 ↓ 調布・つつじヶ丘行き││
♀バス停 ┌┐ バス停 ♀ ││
───────┴┴────────────┘└──
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│├┘←きよし
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││
↓
至城山亭
つつじが丘行きのバスに乗って、大人200円、小人100円を払ってつつじヶ丘駅に着いたときには、時刻は4時になるころでした。空気も冷たくなってきたので、そのまま進むのをやめ、京王線に乗って帰ったのでした。
残る二つは、明日以降に行こうと思います。
……
先日5福神しか巡れなかったので、1月6日に残りを巡ってきました。
【6.弁財天】
つつじヶ丘駅で降りて南口から「約20分」を覚悟して南に進んで行くと、バスが一台止まっていたのが目に入ったのでした。バス停を見ると、途中で明照院にも止まるらしいので、ついつい乗ってしまいました。久々に路線バスなるものに乗って気がついたのですが、最近はバスで傘を売っているんですね。雨の日には便利ですね。傘の値段は400円。バスは一律200円。高いのやら安いのやら…。
4つ目のバス停で降りてからしばらく歩いて、ようやく明照院に到着したのですが、いつもの「七福神」ののぼりはあるものの、辺りには誰もいません。とりあえず観音堂らしい建物の奥に弁財天を発見したのでお参りをしてから、朱印受付に向かうと、なんと錠がかかっているではないですか。仕方なく、居住建物のベルを鳴らして痩せた白髪混じりの不精ひげのオヤジを呼び出して、朱印を押してもらいました。聞くと、弁財天を前面に出しているのは三が日だけだそうで、残念ながら弁天様の顔を良く見ることはできませんでした。ここの弁天様は「日本三弁財天の一つ」だそうなので、近くで見たかったなァ。お寺の建物は真新しいけど、印象はあまり良いものではありませんでした。7つのお寺で協力して「調布七福神」なる企画を実現しているはずなのになぁ…
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至調布===│つつじヶ丘│====至新宿
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││ ♀つつじヶ丘駅南口バス停
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♀明照院バス停♀ ││
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明照院→└┤│ |
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【7.寿老人】
明照院を出てから、バス通りを仙川駅に向けて約20分ほど(小学二年生のLisaをだましだまし)歩いて、駅を超えて甲州街道を右に行って昌翁寺に向かいました。
どうやら1月も6日ともなるとどのお寺も閑散としていますが、この昌翁寺にも誰もいませんでした。正面のお堂には、寿老人らしい像が鹿と一緒に祀られていました。お参りを済ませてから、居住の建物の呼び鈴を鳴らして、インターホン越しに「七福神のご朱印をいただきたいのですが…」と伝え、玄関に出てきたおじいさんに色紙を渡して待っていると、まるでトトロの映画に出てくるおばあさんのような女性が、Lisaを見て「良くきたねぇ。何年生?」と声をかけて、しばらく談笑しました。帰り際には、みかんを4つくれるなど、七福神の最後は、人情で締めくくり、良い年になりそうだなァと感じたのでした。
││昌翁寺→┌┐
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──────┐┌─甲州街道───
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至調布=======][│仙川│====至新宿
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明照院→└┤│ |
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【色紙】
完成したスタンプラリーの結果の色紙には、無事に7つのご朱印をいただけたのでした。めでたし、めでたし。
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