5-4 地理風水による土地選定
地理風水による土地選定には、前に解説しました四神相応があります。ここでは、住宅建設に関し、より具体的
で身近な事象を解説していきましょう。
5-4-1 風水の核心(4つの要素)
 風水はその場所に於いて、一番良い場所を決め、良い気が流れ込んでくる絶好のポイントを見つける事が使命であります。その場を見つける要素として、「龍」「穴」「砂」「水」があり、この要素を探し出す事が風水の核心に迫る事である。ここでは知識として説明しますが、この場で全て説明出来るものでもありません。本来、全てを捨てる覚悟で修行しても1つの場所を見つけられるかどうか、という厳しい物であると言われ、悪戯に見つける様な事もやらない方が賢明です。この地球には良い気もあれば悪い気もあります。注意してください。それでは、知識としての解説をします。まず「龍」です。龍とは山を指します。四方にある山の姿形を見て穴を捜します。山は形が整っていて、木々の色で青々としていて心和むもので南から北へ向かう山を善しとします。龍が南から北に向かって空に昇ってゆく姿が想像出来る山が最高です。つぎに「穴」です。穴は気が出るところです。大地から湧き出る幸福なエネルギーの様な物です。先ほども話したように悪穴もあります。次は「砂」です、砂は穴の前後左右の山で穴を守る物のことを言います。そして「水」は、川若しくは海を差します。川は静かで音がしない、たとえしてもサラサラ流れる物を良しとします。海の場合は波が高く白く泡立ち透明度の高い物を良しとします。川は屈曲していて曲がりくねっている物を吉とします。又、水の味も重要なのですが昔の様に今は飲めませんので、臭いと透明度を判断の中に入れます。近代風水学では、特に都市では川は暗渠となり、地表面で確認出来なくなっています。そこで、道を川とみなし風水を実践する事が一般的になりつつあります。この4つの要素を基に風水師は良い場所を判断します。 理想的な風水地形

5-4-2 風水学の基本(土地選定)
 穴を捜すのが無理でも風水師にはなれます。奥義を習得する事です。毎日勉強と修行を重ね習得す
る物ですが、ここで何点か紹介しましょう。これから説明する物は陽宅風水といい、つまり住宅を建
てるために実践する地理風水解説します。まず土地の選び方から行いましょう。
先ず良い土地の条件
6つのポイントです。

地理風水吉祥地選定ポイント
NO.1「背山面水」
山が背後(北)にあり正面(南)に水がある土地

 NO.2「坐北朝南」
北側を背にし南に面し腰をおろす土地
NO.3「前低後高」
前方が低くて、後方高い土地

 NO.4「地表乾燥、排水便利」
地面が乾燥していて、排水の便が良い土地

 NO.5「樹木旺盛」
樹木が生き生きと茂っている土地

 NO.6「五行相生」
住む人の五行に合っている土地

次は道路と敷地で凶の関係です。悪い場所を知っていれば、それ以外は基本的に大丈夫である。

家を建てるのに凶の場所
1−大通りや道路(川)の交差する場所は凶     大通りは「陽気」が強い為に住宅には向きません。三叉路やT字路、Y字路の交差点に面する敷地も凶です。強風の被害や火事が起きやすい場所です。「死気」の場所とも言われます。この考えは「川」も同様で特に三叉やT字、Y字になる川は注意しましょう。

「丁字路口」
2−袋小路の突き当たりは凶 このような場所は「生気」が流れ込まない場所として、死気が強く災いの元とされています。

路冲「死巷しこう」
3−植物の育たない場所は凶 植物の育たない場所は悪い気が存在します。良い気が流れて来ない場所です。
4−正面に池が2つある場所・西の池は凶 家の正面に池が2つある場所(哭字こくじと呼ぶ)は突然の悲劇が家族を襲います。又西側の池(白虎開口びゃっこかいこうと呼ぶ)も凶です。池は良い気や悪い気を集め溜めると考えられるので、作るのは難しい。どうしても作りたいなら徹底的に綺麗に使う。今あり止める場合は埋めずに、白砂利を入れ、枯れ山水をつくる。
5−正面に滝がある場合は凶 この様な場所は乱れた気に影響され淫乱に走る者を生んでしまう。家の前に滝がある家は珍しいですが、視点を変えると川を堰き止めてある為に滝の様になる場所があります。注意しましょう。又注意して川を観察すると涙のように流れる場所は目の病をもたらし、人が泣いている様に聞こえる場所は散財をもたらすとあり凶となる。
6−家の後ろにある山で形の悪いものは凶
家を覗き込む山
普段から目に見えない圧迫を受ける。
盗難(泥棒)に遭い易い。
尖った山
気分的に落ち着かない、煙突も同様。
                                      参考図書:「宅書」「陽宅十書」「風水天命術」
以上が、地理風水における敷地の吉凶判断ポイントです。要は建築する土地は周囲の環境に影響を受けることを言っています。精神的な圧迫・湿気対策・衛生管理・周辺の音、空気の流れや匂い等、人が住まう事に対する心理面・精神面・肉体面に対し細かくアドバイスする事が、地理風水の目的であります。又、存在が確定できない良い気をその場に留める事が最大の目的となる。機能主義に染まる現代建築は自然との歩み忘れている。
次章はいよいよ建物の形について、解説します。お楽しみに。