水納島

水納ビーチから伊江島(イタッチュー)を望む

訪問日時・回数
 2001年8月。3泊4日。天候は台風が近づいていたために天候不順。

基本情報
 沖縄本島の本部半島近くの島。人口は100人未満の小さい島。形がコの字型をしており、その形状からクロワッサンアイランドとも呼ばれる。形の良さと砂浜・リーフの色の良さから「沖縄の美しい島の写真」という場面で航空写真が良く使われる。宮古諸島と八重山諸島の間にも同名の島がある。

交通
 那覇空港から空港前バス停から111番系統の名護行き高速バスで約1時間45分で名護バスターミナルへ。2020円。そこから65・66・70などのバスで渡久地下車。760円ぐらい。歩いて10分の渡久地港へ。ここから水納島行き船に乗って10分ほど。往復1500円くらい。距離の割に値段が高いのは観光地のためか。この船は午前中に渡久地発の便と夕方水納島発の便は日帰り観光客で船いっぱいの人になる。夕方の便で水納島に渡ったのだが、この船が渡久地に着いたときは甲板にまで立っている人がおり、ほとんど東京のラッシュアワーの満員電車のようだった。その夕方の便で水納島に行ったのは自分を含めてたったの2名だったのだが。

 後で分かったのだが「やんばるライナー」なるバスが那覇空港と渡久地港を直通で結んでいる。料金は少し安いらしい。また時間に余裕があれば、那覇空港から名護までのバスは「名護西線」20番系統がオススメ。料金も1700円と少し安く、海側に座れば途中でたくさんのビーチを眺めながら移動することができる。時間は2時間30分ほど。

特徴
海への予感  夏休み期間中は、日帰り観光客で水納ビーチは人でいっぱい。海の家もあり、物価もそこだけ高い(そこだと缶ジュース160円、島内某所まで行けば120円)。しかもビーチには泳げる範囲が浮き玉によって区切られていた。「オレはこんなチャラチャラした観光化された海に来たんじゃねー」と叫びたくなる雰囲気(実は...)。でも竹富島と同じで夜は静か。

 水納島の特徴の一つは、実は水納という地名が無いこと。近くの瀬底島の住人が移り住んだことから住所は「字瀬底」になっているためである。だから近くの離島伊江島とは文化圏が違っており、港も違う。(伊江島は本部港、この事実を知るまではなぜ港が違うのか不思議だった)

風景
小さな港  水納島行きの船が出発する渡久地港。港の近くには商店が何軒かあったが、商売度低し。離島に行くときのお約束「カロリーメイト・ベジタブル味」を買おうとして賞味期限を見たら切れてた。田舎なのでよくある話。(賞味期限が切れていない「チーズ味」を買った)

クロワッサンの内側の海。左右の突端はコの字の両岸。満潮時の夕焼け。

 水納島に行ったら一番見たかったところは、ビーチではなく、コの字型の内側の入り江。初日は満潮時に夕焼けを見ただけだったので、泳げない場所のようだが、見た目はいいかなと思っていた。

干潮時の内海の入口。ドキドキ 干潮時の内海の入口。ガックリ。上とほぼ同じポイント。
 しかしー、翌日、朝の干潮時に見に行くと、泥の海だった(泣)。浅すぎて、ビーチにならないうえ、泥部とさんご岩のどちらかしかなく、浜辺はない。ここがビーチだったら最高なのに... 同じ事を思う人は多いらしく、島で歩いていたら日帰りの観光客の人がそれを聞いてガックリきていた。

コの字型の先の海にあるカモメ岩。さすがに干潮時でも、ここまでは歩いていけなかった。 コの字型の右側の先端
 以前に竹富島に行ったときに「竹富島一周ツアー」を行って外周を6割ほど周ったことのある経験から、「水納島一周ツアー」を一人で行ってみようとした。しかしどうしても水着が無いと渡れない部分があったため断念(足に怪我をしないためにジーパンで行っていた)。そこで「水納島内海一周ツアー」に変更。

ちょうど内海と外海を横切る付近を渡ろうとしているとアジサシの群れがいた。そこを通らないと海に入ってしまうので鳥達には迷惑だなあ、と思いつつ渡る。すると鳥達は逃げたが、群れのリーダーらしき一羽に追われまくった。空中から急降下して数メートルの近さまで警戒音を叫びながら近づいてくるので、結構恐い。とは言いつつもシャッターチャンス。
警戒音を鳴らしながら迫ってるアジサシ

穴だらけ 内海を右側先端から左側先端に渡った後はさっさを帰ろうとしたが、実はこの左側は泥だらけだった!カニがたくさんいて、カニ穴もたくさんあった。

洗うのに苦労した 今回のツアーはズボンはジーパンであったが、靴には気を使い、ビーチサンダルの上にシュノーケルブーツを履いていった。足場がゴツゴツで水にも浸かるのでマリンブーツがないとこのツアーはできない。写真のように汚れたのは最後の「泥」部分を越えるのに苦労したため。

朝の誰もいない海で。 1日目は、波が高いために泳がなかった。観光客が多すぎたというのもあったし、伊良部島では3日も泳いでいたし、4泊するので急いでいなかった。ただ台風が近づいている情報もあり、2日目は泳ぐことにした。長さ約300m海中距離30mくらいの範囲にフェンスが張ってあって、その中でしか泳ぐことができないようになっていた。それなので海の中は全く期待していなかった。実際、波打ち際10mぐらいは何も無かった。しかーし、20mぐらいの付近には死滅した珊瑚の群落があり、かなりの魚を発見。時間がたつにつれ、かなり大きな魚までいることが分かった。サイズは30cmもある大物までいた。伊良部島のポイントでもここまで大きな魚は見たことが無かったのでびっくり!(もちろん全体的にみれば伊良部のほうが上だが)惜しむらくは台風の影響で水の中が多少濁っていたことと、泳ぎにくかったことか。私的に好きな黒島の仲本海岸よりも圧倒的に魚が多かった。これならリゾート客でもやってきても十分にシュノーケルが楽しめることが分かる。

嵐の予感、出港前の船  しかし、3日目の昼の時点で、明日は朝7時半の1便目の船だけしか運行しないことが決定した。それなので4泊の予定が3泊となってしまった。しかも同宿の女性は予定を繰り上げて飛行機を明日の便に変更していた。それを聞いてその後はテレビにかじりついて天気予報を見て対策を考える。とりあえず明日の宿泊先を那覇に確保し、飛行機については明後日の朝1便に変更した(結果として台風は沖縄直撃しなかった。那覇はずっと晴れだった)。翌日は宿泊者は全員7時までに食事をし、全員島外へ。話によるともう一つの民宿では前日の時点で宿泊客を返してしまったとのこと。まあ1日多く泊まれたので良しとすべきか。渡久地までの船は、台風の影響がやはりあって波が高く、それなりに揺れたが、大型船なので特に酔うほどのことも無かった。
 台風が来ると全く島にいられなくなる原因の一つは、水納島の港が小さいためである。防波堤が小さいために大型船はすべて(ダイビングショップの船も含む)がすべて渡久地港に避難した。他の島なら、定期船は停止するにしても、もう1日ぐらいはあとのはずだからだ。数年中に港をもう少し大きくする予定があるらしい。もう一つの原因は、船が動かなくなるので食料品が全く島に入ってこなくなるためである。地元の人は馴れているが、さすがに観光客にその状態ではいさせない、ということらしい。



 島内には売店無し。自動販売機のみ。ビーチにはいわゆる「海の家」があるので、典型的なヤキソバやカレーなどが売っている。沖縄らしいものはない。ブルーシールアイスが200円で売っているが、手伝いの小学生の太った男の子に少し大目に入れてもらってオマケしてもらったことも有り。

人々
 ●旅人
  • 3年前に初めて沖縄に来て以来、年に10回は沖縄に来ている37歳福岡在住の男性。この人は非常に面白い人で、夜は泡盛を飲みながら話し込んだ。彼のオススメで高橋歩を読むことになる。竹富島仲盛荘の常連。
  • 沖縄2回目の20代後半の女性。ゆっくり休むためとダイビングをするためにこの島に来たそうだ。
  • 50代の夫婦。奥さんが本部の出身。戦争・基地問題などを夫婦で論議していた。
  • 家族連れが2組。カップルも2組。
  • ダイビングのために来ている30代の男性。毎年夏は水納島に来ているらしい。
  • 沖縄本島から遊びに来た10人ぐらいの男女。飲み物と泡盛を持ち込んで夜遅くまで飲んでいた。そーかー、地元の人にとってもここは遊び場らしい。

  •  ●地元の人々
  • 親の手伝いで民宿やビーチで働く子供たち。観光客がいなくなった夕方になるとビーチで泳いでいる。
  • 民宿のオヤジを飲みに誘いにきた近くに住むニイサン。三線が上手。




  • 宿
     民宿大城に泊まった。一泊2食付き5000円。食事はさほど沖縄らしくないところ(バーベキューが夕食だったりするので)が欠点か。場所はビーチの側なので楽。他に3年前にできたばかりの民宿コーラルリーフインミンナと民宿屋富祖(今年は休館中、最初にここに電話した)がある。


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