タンヤオ=早上がり の図式は成り立たない



前に個々の役の確率を静的分析してみたが、実戦になると、複合した役で上がる事が多い。

そこで、ここでは複合役を含めた確率を考えてみたい。


組合数 確率
1
2
1
2
1
2
2
3
2
3
2
2
3
2
3
3
3
5
3
4
3
役満
6
3
役満
4
4
7
4
4
4
3
2
7
3
役満
8
役満
役満
役満
役満
役満
平和
七対子
タンヤオ
平和・タンヤオ
一盃口
平和・一盃口
三色同順
平和・三色同順
一気通貫
平和・一気通貫
三暗刻
タンヤオ・一盃口
タンヤオ・三色同順
チャンタ
タンヤオ・七対子
混一色
平和・チャンタ
七対子・混一色
純チャン

平和・純チャン
タンヤオ・三暗刻
四暗刻
清一色
二盃口
国士無双
平和・二盃口
平和・混一色
平和・清一色
混老頭
タンヤオ・二盃口
小三元
タンヤオ・対々和

三色同刻
タンヤオ・清一色
タンヤオ・三色同刻

大三元
七対子・清一色

九連宝燈
四喜和
字一色
緑一色
清老頭
5398000000000
1505000000000
931800000000
574100000000
437800000000
277900000000
217500000000
151700000000
116700000000
83760000000
67410000000
62160000000
38080000000
34780000000
32110000000
30800000000

12740000000
9518000000
6369000000

5117000000
4830000000
2137000000

1337000000
1318000000
1309000000
1082000000
828700000
551700000
409300000

322400000
265500000

156300000
103900000

37200000
27270000
16140000

15120000
8951000

2295000
161300
146100
46080
1/2.38
1/8.54
1/13.8
1/22.4
1/29.4
1/46.3
1/59.1
1/84.8
1/110
1/154
1/191
1/207
1/338
1/370
1/400
1/418
1/1010
1/1350
1/2020

1/2510
1/2660
1/6020

1/9620
1/9760
1/9820
1/11900
1/15500
1/23300
1/26200

1/39900
1/48400

1/82300
1/124000
1/346000
1/472000
1/797000
1/851000
1/1440000
1/5600000
1/79700000
1/88000000
1/279000000



一目見て解る事は、複合役も数と出来易さは比例せずにバラツキがあると言う事だ。


タンヤオ系と平和系を比べるとハッキリする。


これはタンヤオは平和と比べ5.8倍も出来難いと言う基本的確率が関係しているためだ。


麻雀が発明された頃、チーは何処からでも出来たし、平和も鳴く事が出来たと言う説も有る。

このルールが現在のルールに変わったのは、やはり平和が上がり易過ぎたからなのだろう。
食い平和は無くなり、食いタンヤオ有りルールが残ってるのは、
平和と比べて、タンヤオが如何に上がり難いと言う事が経験的に解ってきたためなのだろう。

しかし、早上がりを狙う際や、何かの手を作っている際、タンヤオも複合させようとしてしまう。


これは、初心者のおちいりがちな下手な作戦と言えるだろう。


麻雀の基本戦略は平和だと言う事を、しっかり頭に入れて勝負に臨んだ方が良いだろう。


タンヤオが不利なのは、字牌と老頭牌、つまり34種の内、13牌を排除して作る役だからで

どうしても、手が狭くなってしまうからである。


ここで、平和とタンヤオを比較するにあたって、平和系、タンヤオ系複合役の分析を行ってみた。
平和系、タンヤオ系の中に、どれだけの割合で、それぞれの複合役が含まれているのかを考えてみる。
また、逆に単純役の中に、平和系、タンヤオ系がどんな比率で含まれているのかも合わせて考慮してみる。

平和系複合役 タンヤオ系複合役
役名 飜数 平和の何% 平和は何% 役名 飜数 タンヤオの何% タンヤオは何%
タンヤオ
一盃口
三色同順
一気通貫
純チャン
二盃口
混一色
清一色
2
2
3
3
4
4
4
7
10.63
5.14
2.81
1.55
0.09
0.02
0.02
0.01
61.61
63.50
69.70
71.43
80.48
82.01
2.70
41.29
平和
一盃口
三色同順
七対子
三暗刻
二盃口
清一色
三色同刻
2
2
3
3
3
4
7
3
61.61
6.67
4.08
3.45
0.52
0.03
0.00
0.00
10.63
14.20
17.49
2.14
7.18
24.46
2.78
26.27


・平和系で早上がりを狙う場合、ガメる対象は一気通貫くらいまでにしておく。
・逆に純チャンを狙うなら平和型にした方が有利だ。
・一気通貫や三色同順は、平和型にした方が上がり易い。
・清一色は平和系にしても良いが、混一色は順子、刻子が入り混じっても良いだろう。

・タンヤオの複合役は、せいぜい平和のみだと言う事がハッキリ解る。
・清一色の値が0.00なのは少数第3位以下の値のためで、
 タンヤオ清一色の可能性がほとんど無いと言う事を示している。
・三色同刻がタンヤオになるケースは一番高いが、これは三色同刻自体の確率が低過ぎるため問題にならない。

以上のような事がこの表から解るはずだ。