狂
電話が鳴った。
こんな夜遅くに誰だよ…と思いながら俺が電話に出る事からこの話は始まった。
「はい、RALLYです。」
「おい、お前んトコに●●子、居ないか?」
「はぁ???」
「はぁ?じゃねーよ、●●子、かくまってるんじゃねーだろーな!つってんだよ!」
「サッパリ状況が見えませんが、つーか、アナタどちらさん?」
「●●子は俺のオンナなんだよ!てめー、かくまってたら殺すぞ!?」
「ん?おもしれーじゃねーか!今すぐ来い!とっとと来い!
殺してもらおうじゃねーか!」
「えっ???・・・なんだ?つー事はかくまってるって事かぁ?やっぱりぶっ殺す!!」
何だよ、その「やっぱり」ってーのは・・・
「いや…君が何言ってるんだかやっぱり・・・
じゃなくて、サッパリ解らんが、●●子って何の事だ?」
「俺はな、今日ムショから出てきたんだよ、したら居ねーんだよ!
お前、●●子の知り合いなんだろ?だったら居場所知ってるだろーが!!」
無茶苦茶な理論だな…つーか、コイツ馬鹿???
「えーと…俺が知り合いだから、かくまってると言う事???
他に心当たりは当たったのか???」
「お前が●●子の電話帳の一番上だったからな、一番可能性高いだろーが!!」
「ぎゃははははははははは!どーゆー理論だ!!」
「てんめぇ…何がおかしい…ぶっ殺すぞ!!!!!」
「だから、はよぶっ殺しに来いって言ってるだろーが!!
つーか、お前は誰なんだ!!ワケわかんねーヤツだな…」
「俺はテル(仮名)っつーモンだ、今日ムショから出てきたら●●子がいねーんだよ!!
おめーだろ?かくまってるのは?」
それ…さっき聞いたよ…ボケ老●か?コイツ???
「しらねーよ…つーか、来るのか来ないのかどっちなんだ!ハッキリせーよ…」
「●●子は本当に居ないのか?」
「居ねーよ!」
「本当だな?」
「本当だよ、つーか、おめー今何処に居るんだ?サッサとこんかい!」
プツッ…
あ?切りやがった…
あーこわかったぁ、俺は気が小さいんだから、勘弁してくれよ・・・