Singles

 シングル盤の紹介のページです。以下は目次で、その後が盤の紹介になっています。

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Charles Allen
 Winterman/God Blessed Our Love
 We've Got Love Part Ⅰ/Part Ⅱ
Arthur Alexsander
 Every Day I Have To Cry Some/Everybody Needs Somebody To Love
Kip Anderson
 I'm Out Of Love/You'ii Lose A Good Thing
The Ballads
 God Bless Our Love/My Baby Knows How To Love Her Man
Reuben Bell
 Kiss Tomorrow Goodbye/Making Love To Funky Music
Latimore Brown
 Yak-A-Poo/I Wish I Felt This Way At Home
James Carr
 Let Me Be Right (Don't Want To Be Wrong)/Bring Her Back
Vernon Garrett
 I'm At The Crossroad Part Ⅰ/Part Ⅱ
Willie Charles Gray
 I've Really Got Something To Be Proud Of/Don't Look Like Another Happy Day
Big John Hamilton
 The Train/Big Bad John
 How Much Can A Man Take/Big Funny
Willie Johnson
 Between The Line/It's Got To Be Tonight
 Left-Over Love/I Can't See Myself
Major Lance
 You're Everything I Need/(Instrumental)
Calvin Leavy
 It Hurts Me Too/I've Got Trouble
Frank Lucas
 Good Thing Man/I Want My Mule Back
Barbara Lynn
 (I Cried At) Laura's Wedding/You Better Stop
Curtis Mayfield
 Only You Babe/Party Night
Bobby McClure
 Doing It Rite On Time/She's Miss Wonderful
The Newcomers
 That's When You Know Your Woman Wants To Be Free/Do Yourself A Favor
Bobby Patterson
 T.C.B. Or T.Y.A./What A Wonderful Night For Love
 If I Hadn't Slipped Up And Got Caught/I Got To Get Over
 Right Place, Wrong Time/I Got A Suspicion
Joe Perkins
 Hungry For Your Love/Try Love
Peggy Scott
 Keepin' My Eye On You/Killing My Heart Again
Special Delivery
 Oh Let Me Know It(Pt.1)/(Pt.2)
Swamp Dogg
 Sailty Dog/Com On And Dance With Me
Howard Tate
 My Soul's Got A Hole In It/It's Too Late
Tommy Tate
 I Remember/School Of Lifet
 If You Ain't Man Enough/I'm So Satisfied
Ko Ko Taylor
 I Got To What It Takes/What Kind Of Man Is This
Oscar Weathers
 The Spoiler/You Wants To Play
Johnny Williams
 Slow Motion (Part 1)/Shall We Gather By The Water
Al Wilson
 Do What You Gotta Do/Now I Know What Love Is
Ruby Winters
 Guess Who/Sweetheart Things
O.V.Wright
 Without You/Rhymes

Review

Charles Allen
Winterman/God Blessed Our Love
(Dash 5017)
We've Got Love Part Ⅰ/Part Ⅱ (Greedy G113)

 Charles Allenは、1975年にTK傘下のDashから出したシングルが最初のもののようです。ただし、キャリアは随分とありそうな感じで、長くGospelを歌っていたというような雰囲気です。
 Dashではヒット狙いのA面も悪くはないのですが、バラードのB面が抜群で、Al Greenの"God Blessed Our Love"を、ディープに歌い上げてくれました。
 その後、1977年に出したGreedyからのシングルはテンポの速いものでしたが、以前の"Winterman"も悪い出来ではなかったように、こちらの作品ではより軽快でありながらディープな解釈を聴かせてくれます。
 その後の消息は不明ですが、残された実質3曲の作品は、いずれも水準以上のものでした。

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Arthur Alexander
Every Day I Have To Cry Some/Everybody Needs Somebody To Love
(Buddah BDA-492)

 1960年代から70年代にかけて南部で活動したArthur Alexanderにはいくつかの小ヒットがあり、"Every Day I Have To Cry Some"もその中に含まれます。軽快なアップテンポの作品で、それでいてSoulを感じさせる作品でした。
 大きなヒットで当てるようなことはありませんでしたが、1960年代には"You Better Move On"のヒットでFame Studioの知名度を高めたなど、当時のSouthern Soul Sceneの中で記憶されるような活動も残しています。

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Kip Anderson
I'm Out Of Love/You'ii Lose A Good Thing
(Excello 2288)

 Barbara Lynnの"You'll Lose A Good Thing"は多くにカヴァーされましたが、その中でも目立ったものの一つがKip Andersonのものでした。
 オリジナルでは少し強がっているところを意図して出していましたが、Kipのヴァージョンはずいぶんと重たく沈んだカラーです。もっとも、それがKipの持ち味でしたから、作品が耳に残ったわけです。

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The Ballads
God Bless Our Love/My Baby Knows How To Love Her Man
(Venture VE615)

 1960年代から70年代にかけて活動したスウィート系のグループです。
 グループの名前の通りバラードに定評があったのですが、中でも"God Bless Our Love"は人気の高い曲だといえるでしょう。

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Reuben Bell
Kiss Tomorrow Goodbye/Making Love To Funky Music
(Alarm AM2118)

 1960年代から活動していたReuben Bellですが、ヒットといえるのは1972年にDeLuxeから出した"I Hear You Knocking (It's Too Late)"ぐらいのようです。
 しかし、コツコツとシングルは出しており、中では1977年にAlarmから出された"Kiss Tomorrow Goodbye"がていねいに歌われたバラードで、耳に残る作品でしょう。

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Latimore Brown
Yak-A-Poo/I Wish I Felt This Way At Home
(Renegade 101)

 1960年代にSound Stage 7などに優れた作品を多く残してきたLatimore Brownの、最後に出したシングルにあたるものかもしれません。
 ここでの聴きものはB面のバラードの"I Wish I Felt This Way At Home"で、Sound Stage 7時代の傑作に匹敵するディープな歌心は健在でした。

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James Carr
Let Me Be Right (Don't Want To Be Wrong)/Bring Her Back
(River City RC-1940)

 1970年のMalacoからのシングル以来、音信がなかったJames Carrが1977年に出したシングルです。
 1970年代以降のJamesは時流の変化の中で精神のバランスを崩してしまい、1990年代に入るまでほとんど普通の活動が出来ませんでしたが、このシングルはその中でわずかに精神状態が普通に近かったときに作られたものだったといえるでしょう。
 そういった危うい時期の作品でありながら、Roosevelt Jamerisonという信頼できる後見人がいたことで、充分に聴き応えのあるシングルが作られました。とくに"Let Me Be Right"はJames Carr健在を印象づける仕上がりでした。

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Vernon Garrett
I'm At The Crossroad Part Ⅰ/Part Ⅱ
(ICA-003)

 1960年代からシングルを出し続けていたVernon Garrettには、大ヒットはないもののある程度は売れたという作品が少なくないことで、コンスタントなレコーディングが可能だったのでしょう。
 1977年のICAからのシングルもいささかは売れた作品ですが、ここでも質も悪くありません。
 スムーズなアップ・テンポのナンバーで、耳にすぐに馴染んだ作品でした。

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Willie Charles Gray
I've Really Got Something To Be Proud Of/Don't Look Like Another Happy Day
(SSS Int'l S.S.S.701)

 Willie Charles Grayについてはよくわかりません。ただ、歌いっぷりなどから判断すれば南部を拠点のシンガーだろうと推測できます。
 NashvilleのSSS Int'lからのシングルですが、1960年代後半のものでしょうか。"I've Really Got Something To Be Proud Of"が重厚な作りのバラードでした。

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Big John Hamilton
The Train/Big Bad John
(Minaret MIN124)
How Much Can A Man Take/Big Fanny (Minaret MIN136)

 NashvilleのMinaretから、いくつかのヒットを出していたのがBig John Hamiltonで、1960年代後半のSouthern Soul Sceneでは知名度は高かったといえるでしょう。ただ、当時にアルバムが出されることがなかったので、CD化が遅れていたシンガーでしたが、現在では単独アルバムも出されるに至っています。
 HamiltonのMinaretでのデビュー・ヒットが"The Train"でしたが、これはブルージーな作品で、Hamiltonが充分なBlues 'N' Soulを持っていることを知らしめる作品でした。
 そして、バラードで評価が高いのが"How Much Can A Man Take"でしょう。じっくりと歌い込まれたというタイプの作品で、これもまたHamiltonの本質がよく出された作品だと思います。

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Willie Johnson
Between The Line/It's Got To Be Tonight
(Cat 1979)
Left-Over Love/I Can't See Myself (Future Stars FS-1009)

 Sir Shambling's Website = http://www.sirshambling.com/artists/W/willie_johnson.htm の情報によれば、Georgia出身のシンガーで、1960年代後半から1980年代初めにかけて数枚のシングルを出しています。たしかに枚数は少ないのですが、それと質は関係ありません。
 Catからのシングルは1972年のもので、B面の"Try Love"がClarence Reid と Willie Clarkeのコンビが書いたバラードの中でも上位の作品といわれています。それはWillie Johnsonの歌唱によるところも大きいでしょう。
 Clarence Carter の Future Stars からのシングルは、その次の作品でしたが、こちらは1975年の発売で、3年ほどのブランクが生じています。しかし、力量はますます充実しており、Clarence Carterの作品をカヴァーした"I Can't See Myself"は、オリジナルをはるかに凌ぐディープな味わいのバラードになっていました。

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Major Lance
You're Everything I Need/(Instrumental)
(Osiris OSI-001)

 1960年代に人気があったMajor Lanceも、だんだんとヒットを出せなくなってしまいました。
 しかしながら、レコード上ではテンポのある作品に聞くべきものも残しており、1975年にOsirisから出したシングルはFrederick Knightの書いた味わいのある作品でした。

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Calvin Leavy
It Hurts Me Too/I've Got Trouble
(Soul Beat SB-110)

 Calvin Leavyの1973年のシングルで、Soul Beatからの作品を集めてP-Vineがアルバムを作ったのですが、ここの作品だけは、権利をT.K.Proが持っていたために収録できなかったものです。
 多くにカヴァーされている"It Hurts Me Too"は、その中で抜きん出ているということはありませんが、いかにもCalvinらしい解釈をしていて優れていると思います。
 B面の"I've Got Trouble"はGospelナンバーで、こういったカップリングもSoulの時代らしいなぁと感じさせられます。

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Frank Lucas
Good Thing Man/I Want My Mule Back
(ICA 001)

 プロデューサーのAl BellがICAレーベルをスタートさせたのが1975年でしたが、そこから最初のシングルを出したのがFrank Lucasでした。
 どういう経歴であるのかはわかりませんが、最初のシングルということはなんらかの期待があったのでしょう。
 大きくヒットするということはありませんでしたが、"Good Thing Man"はチャートには何と26週間も載っていたという売れ方でしたので、ICAに順調なスタートをもたらしたことは間違いありません。
 作品はミディアムのダンサーですが、何となく体が動いてくるといった感じの曲調が売れ続けた要因だろうと思います。

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Barbara Lynn
(I Cried At) Laura's Wedding/You Better Stop
(Jamie J-1260)

 Barbara Lynnの代表曲は、もちろん大ヒットした"You'll Lose A Good Thing"ですが、それに並ぶようなバラードの傑作はいくつかみられます。
 "(I Cried At) Laura's Wedding"もそういった失恋バラードの1つで、LP化がなされなかったために何とかシングルで耳にしたものでした。

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Curtis Mayfield
Only You Babe/Party Night
(日本コロムビア YK-68-DA)

 ニュー・ソウルの影響を受けて以来のCurtis Mayfieldの作品は頭でっかちになったきらいがありましたが、そういった中でも素直な作品は散見されました。
 中でも1976年の"Only You Babe"が、Curtisらしい甘さも出されていたスウィートのシングルでした。

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Bobby McClure
Doing It Rite On Time/She's Miss Wonderful
(Hi-2321)

 Hiと契約したBobby McClureの移籍第1弾でした。
 Bobbyはアップ・テンポに良さを発揮できるシンガーでしたが、ここのA面もその特色がよく活かされた作品でした。
 レーベルとしてのHiはヒット曲も少なくなって、勢いとしては明らかに下降線をたどっていたのですが、そんな時期ではありながら"Doing It Rite On Time"は相当の出来の作品でした。

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The Newcomers
That's When You Know Your Woman Wants To Be Free/Do Yourself A Favor
(Mercury 74011)

 STAXで期待の若手グループだった彼らが、STAXの倒産後に移ったMercuryで放った最初のシングルです。
 両サイドともしっかりしたコーラスを聴かせてくれますが、B面の方がよりしっかりしたコーラスでしょうか。もっとも、少し甘口でスマートなA面も捨て難いですね。
 ただ、この作品以降はあまり情報を聞かなくなりました。ですので、70年代後半には解散してしまったのかなぁと思います。

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Bobby Patterson
T.C.B. Or T.Y.A./What A Wonderful Night For Love
(Jetstar JS-114)
If I Hadn't Slipped Up And Got Caught/I Got To Get Over(Granite G536)
Right Place, Wrong Time/I Got A Suspicion(All Platinum AP-2371)

 Bobby Pattersonが、Jewel傘下のJetstarで頭角を現してきたのが1960年代後半でした。それから70年代半ばまでがレコーディングだけでなくプロデュースも任されるなど、いちばんの充実期だったといえるでしょう。しかし、その後のマイナーの時代での作品も、質的にはJetstar時代に劣るものではありませんでした。
 シンガーだけでなく、音楽でマルチな才能を発揮していましたが、作品としてはファンク調のものは、今ひとつだった感があります。アップテンポが下手なわけではないのですが、ファンクの作品での切れはあまり見られませんでした。
 しかし、バラードは1960年代のものであってもまとまっており、"What A Wonderful Night For Love"あたりはそういった作品の一つといえるでしょう。けれども、バラードがさらに充実したのはJetstar以降ではないかと思います。"If I Hadn't Slipped Up And Got Caught"や"Right Place, Wrong Time"あたりでの深みは、Bobbyのバラードの中で甲乙つけがたい味わいではないでしょうか。
 個人的な好みでは"Right Place, Wrong Time"がベストなのですが、僅差のトップといったところですね。

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Joe Perkins
Hungry For Your Love/Try Love
(Blue City BCR-220)

 Joe Perkinsの経歴はよくわかりませんが、Sir Shambling's Website = http://www.sirshambling.com/artists/J/joe_perkins.htm の情報によれば最初の録音は1957年で、最後のシングルが1974年の、このBlue Cityからのものになるそうです。
 Rhythm & Blues時代からのシンガーとすれば、甘口ですが非常にSoulfulな唱法を聴かせてくれますから、より早くから知られていてもよさそうな気がしますが、なかなかうまくはいかないものです。
 Blue Cityのシングルは、どうやらHiで録音されたもののようで、とくにバラードの"Try Love"がていねいに歌われて、素晴らしい味わいを感じさせてくれました。

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Peggy Scott
Keepin' My Eye On You/Killing My Heart Again
(Mercury 73952)

 1960年代にJo Jo Bensonとのデュエットで人気を博していたPeggy Scottが、Jimmy Lewisと組んでPeggy-Scott-Adamsとして復活したのは90年代ですが、その間にもシングルは何枚か出されていました。
 とくに70年代後半にMercuryでシングルを出した頃は、ハードさが売り物だったヴォーカルに味わいも加わって、"Keepin' My Eye On You"のような聴かせるミディアムを作っています。

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Special Delivery
Oh Let Me Know It (Pt.1)/(Pt.2)
(Shield 6307)

 Special Deliveryというと、どうしても一時グループに所属していたTerry Huffが話題となってしまいますが、Terry Huffが抜けた後でも聴かせる作品は残しています。
 とくに、再出発後の最初のシングルと思われる"Oh Let Me Know It"は、スウィート系のグループとして充分な力を持っていたことを証しした作品といえます。
 ただ、アルバムではそういった部分が捉えられていたとはいえないのが残念でした。

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Swamp Dogg
Salty Dog/come On And Dance With Me
(アトミック・アート VIP-2738)

 1960年代後半から南部でプロデューサーとして質のいいアルバムを制作してきたSwamp Doggですが、自身のレコードも出していました。ただ、シンガーとしてはアヴェレージですが、サントリーがソルティドッグのCMソングに彼を使ったのは名前の故でしょう。
 ダンス・ナンバーですが、当時のディスコ・スタイルではなくオーソドックスなタイプで、、出来が悪くないのが特徴でしょう。明らかにCMソングの方が質が上でした。

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Howard Tate
My Soul's Got A Hole In It/It's Too Late
(Turntable T-1018)

 Howard TateがLloyd PriceのTurntableにいた時代のシングルで、アルバムの"Reaction"に両面とも収められています。
 この時代の作品としてはいちばん質が良かったかなと思われる作品のカップリングで、バラードでTitus Turnerがオリジナルの"My Soul's Got A Hole In It"がTurntable時代の代表作といえるでしょう。

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Tommy Tate
I Remember/School Of Lifet
(Koko KOA-2112)
If You Ain't Man Enough/I'm So Satisfied (Koko KO-727)

 KokoといえばLuther IngramとTommy Tateのためのレーベルと言ってよく、Tommy Tateは大きく売れることはなかったものの作品の質は高く、ライターとしても充実した仕事を行っています。
 作品としてはアップ・テンポのものが抜群で、Koko前期のものとしては1972年の"I Remember"がベストでしょう。Luther Ingramのカヴァーも相当にいいのですが、オリジナルはその上をいっていました。
 70年代半ばに活動を休止したKokoの再開後にも、1977年に"If You Ain't Man Enough"という、やはりアップの傑作を残しています。
 まさに甲乙つけ難いという両者で、どちらがより質が高いかと問われても、「両方」としか答えようがないシングルでした。

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Ko Ko Taylor
I Got To What It Takes/What Kind Of Man Is This
(Checker 1092)

 1960年代にいくつかのヒットを放ったKo Ko Taylorですが、女性ブルース・シンガーとしてはやや大味であったように思います。しかし、パワーはありましたので、そこをうまく活かして作られた作品はなかなか聴かせるところを持っていました。
 そんな中でも"I Got To What It Takes"は彼女の力唱型のところを活かしたスロー・ナンバーで、さすがにWillie Dixonの仕事だったと思わせる1曲です。

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Oscer Weathers
The Spoiler/You Wants To Play
(Hi 5N-2315)

 1960年代後半から1970年代前半にかけて、コツコツとディープなシングルを出し続けていたSoul Singerは少なくなく、そういった中で人気を得ていったSingerもあるのですが、やがて消えていってしまったSingerの方ははるかに多く、Oscar WeathersもそういったSingerの一人でした。
 しかし、実力は充分にあったシンガーの一人であったことは間違いなく、PhiladelphiaのTop and Bottomで充実した作品を出しています。
 このシングルもその中の一枚ですが、聴きものはバラードの"You Wants To Play"です。

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Johnny Williams
Slow Motion (Part 1)/Shall We Gather By The Water
(Philadelphia International ZS7-3518)

 1960年代からChicagoで活動していたJohnny Williamsが、Phillyで録音しヒットさせたのが"Slow Motion"で、1972年のことでした。
 Phillyでは自分たちのサウンドの活性化のために、他流試合的な録音を行いながら自分たちの音を作り上げてきましたが、この"Slow Motion"もノーザン的な雰囲気を意識したサウンドで、それを出せるシンガーとしてJohnny Williamsを選んだのではないかと思います。
 これがJohnny Williamsの唯一といっていいヒットでしたが、それが質の高いノーザン・ダンサーでした。

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Al Wilson
Do What You Gotta Do/Now I Know What Love Is
(東芝EMI LR-1865)

1968年の1月に「R&B ベスト・ヒッツ・シリーズ」の1枚として国内盤が出されていたシングルです。邦題はA面が「愛を信じて」、B面が「恋の味」でした。1967年のAl自身にとっては2作目のシングルで、いささかのヒットを記録した作品でした。
 "Do What You Gotta Do"はポップなところも持った作品でしたが、しっかりと歌われたバラード・タイプのナンバーで、ただ、後続のヒットには恵まれなかったようです。
 B面はモータウン・サウンドを意識したところもあるミディアムで、やはりA面の方が出来は上でしょう。
 しかし、こういった案外と悪くなかった小ヒットを持っているシンガーも少なくはないんでしょうね。

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Ruby Winters
Guess Who/Sweetheart Things
(Diamond D-269)

 B面の"Sweetheart Things"がEddie Hintonの作品なので、南部での制作だろうと思います。
 出来のいいのはA面のバラードの"Guess Who"で、オリジナルは1959年のJesse Beldinなのですが、すっかりソウル・バラードに変身しています。
 ていねいな歌い方をしていますが、それも作品の雰囲気にうまく合ったようです。

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O.V.Wright
Without You/Rhymes
(Hi 5N-2315)

 いよいよHiに移籍してきたO.V.の、Hiで最初のシングルで、1976年に出されています。
 "Without You"がO.V.らしいバラードで、ただ、当初はLP化されなかったものですから何とかシングルを手に入れたというわけですが、現在はCD化されて聴かれるようになったわけですから、便利になりました。

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(C)2008 Solomon Yi