Linda Ronstadt "Greatest Hits, Volume Two"
 (ワーナー 18P2-2732)


 1970年代を代表するアメリカの女性ヴォーカリストの一人としてLinda Ronstadtの名を挙げても異議は少ないのではないでしょうか。

1.It's So Easy
2.I Can't Let Go
3.Hurt So Bad
4.Blue Bayou
5.How Do I Make You
6.Back In The U.S.A.
7.Ooh Baby Baby
8.Poor Poor Pitiful Me
9.Tumbling Dice
10.Just One Look
11.Someone To Lay Down Beside Me

 ベストの第2集に採られているのは、いちばん古いものが1976年録音の11曲目で、これは"Hasten Down The Wind"に収められていました。1977年のものは1・4・8・9の4曲で、"Simple Dreams"に収められていたもの、1978年は6・7・10で、これらは"Living In The U.S.A."に入っていました。残った2・3・5は"Mad Love"に収録されたもので、1979年の録音でした。
 これらのうち"It's So Easy"はBuddy Hollyの作品。"Blue Bayou"はRoy Orbisonの作品というように、オールディーズを取り上げることが少なからずあったことが彼女のレコーディングの特徴でしょうか。
 歌自体はさほど上手くはないでしょう。スローの"Blue Bayou"などでは音の揺れもあります。ただ、それだから悪いということではなく、この曲などはそれが手作りの味わいを感じさせるものになっています。このあたりは素朴さは元来がCountry畑から来たこととも関係があるかもしれません。
 もっとも、いちばん似合うのはやはりリズムのある作品でしょう。ミディアム~アップぐらいの速さがいちばん合うようで、"It's So Easy"などはそういった作品です。ただ、"Tumbling Dice"あたりに重量感を持たせるわけにはいかなかったでしょう。

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(C)2006 Solomon Yi