Frank Sinatra
"Swing and Dance with Frank Sinatra"
 
(ソニー SRCS9220)

 1950年に発売された"Sing and Dance with Frank Sinatra"はGeorge Siravoがアレンジと指揮を担当していましたが、その他にGeorge Siravoが関わった曲の都合18曲をCD化したものです。

1.Saturday Night (Is The Loneliest Night In The Week)
2.All Of Me
3.I've Got A Crush On You
4.The Hucklebuck
5.It All Depends On You
6.Bye Bye Baby
7.All Of Me
8.Should I
9.You Do Something To Me
10.Lover
11.When You're Smiling (The Whole World Smiles With Me)
12.It's Only A Paper Moon
13.My Blue Heaven
14.The Continental
15.Meet Me At The Copa
16.Nevertheless (I'm In Love With You)
17.There's Something Missing
18.Farewell, Farewell To Love

 これらのうち1~3・5~7がアメリカでは未発表だったということですが、いずれも別テイクということのようで、これらは1946~1951年の間の収録のようです。
 さて、1950年頃のSinatraというのは調子がかなり悪かったようです。いろいろとトラブルも重なってということのようですが、そこからの再起をかけてというようなアルバムが"Sing and Dance with Frank Sinatra"だったそうです。
 結果はといえば、Sinatraが心地よくSwingするアルバムが生まれたというわけですが、それらとは違う時期に録られた作品も、George Siravoが関わっているものということで、全18曲に違和感がありません。編集されてリイシューされるアルバムで、こういった一体感を持たせているのも特筆していいでしょう。
 Swingする作品が多い中でバラード曲が3曲含まれています。3・16・17で、この中では"I've Got A Crush On You"がいちばん情感が豊かに思えます。
 一方、リズム・ナンバーですが、こういった楽曲がSinatraの好みだったのだろうと思います。どの作品も乗りがよく、巧いシンガーというだけではないSinatraの器の大きさがわかるのではないでしょうか。
 とくに好みの曲というのは耳に馴染みのものになってしまい勝ちですが、興味深いのは"All Of Me"でしょうか。2曲目と7曲目に収められて、アレンジなど全く違うのですが、いずれもが質が高いというのが驚きです。

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(C)2006 Solomon Yi