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インターネットの活用と落とし穴

  2007/10/31

インターネットの発達により随分便利な世の中になりました。
何かを調査する際は「まずはネットで」と言う人が大半ではないでしょうか。

 実際、不動産に関しても地価や家賃、法改正の調査なんてものはキーボードを“パチポチ”と簡単に叩けば瞬時にディスプレイ上に得たい情報が表示されます。
よってインターネットの、もっと言うとパソコンの使い方を知らないということは大袈裟かもしれませんが大きなハンディとなるでしょう。

 なんといっても調査に要する時間が大幅に短縮され、なおかつ大きな手間を煩わせないで済みます。以前は地価や家賃を調べるのにわざわざ不動産業者を訪ねたり、最新の税制を知るためにわざわざ税理士さんに電話したり、自分だけではなくその相手までもが負担を強いられます。

 そう考えると「あぁ、インターネットとはなんてすばらしいんだ!」という感嘆の声があちこちから聞こえてきそうですね。

 さて、そんな便利な代物のインターネットですが100%信用してしまうと思わぬ“落とし穴”にハマってしまいます。

 例えば、地価や家賃を調べる際にはインターネット上の各不動産会社のサイトに載っている「物件情報」を閲覧することになると思いますが、それらはあくまでも希望価格です。売買の場合は“売却希望価格”、賃貸の場合は“募集家賃”なんです。
どういうことかと言うと『まだ成約には至っていない価格』ということなんです。実際は買主や借主から“値引交渉”をされるケースが多く、実際の成約になる価格は売却希望価格や募集家賃に比べて低くなってしまいます
そうするとその“成約価格”はどうやって知ったらいいかと言うと、取引の当事者か仲介人となる不動産業者に聞くしかないということになります。
但し、わざわざ当事者を探し出して聞くわけにも行かないので、現実的には仲介人として実務をやっている「不動産業者」に聞くのが数も多くやってることだし一番いい方法かと思います。

 それと、税制なんかをインターネットで調べると、たくさんの税理士事務所のサイトが検索画面に現れます。問題は上位に現れるサイトだからといって、そのサイトがちゃんと更新されていて“最新になっている保証はない”ということです。そのままそのサイトの税制情報を鵜呑みにしてしまい、それが去年のものだったりすると最悪です。少なくとも「国税庁」など公的機関のサイトを閲覧したいところです。気を付けてください。

 あと、インターネットというものの特長をよく考えれば分かると思うんですが、インターネット上の情報というのは誰もが見ることが出来るうえに、誰もが書き込むことが出来ます
なかには、故意または過失によって間違った情報だって混在し得るでしょうし、ひょっとしたら悪意によって書き込まれた情報すらあるかもしれません。

 インターネットの世界は「情報の洪水」で溢れています。よって情報は単に閲覧するだけでなくそれらを正しく取捨選択するという意識が必要です。
これは意外に大変な作業で、取捨選択の判断をするために考える結構な時間と集中力が要ります。
「せっかく家にいながら楽に情報を拾えると思ったのに、これでは足で拾うより大変だ」と感じる人も多いのではないでしょうか。

 結局はいくらインターネットが“今世紀最強の文明の利器”と言えども、そこに結果や結論を求めてはいけないということです。
インターネットは便利だけどあくまでも結論を導き出すためのいくつかある手段のうちの1つであり、そこにあるのはただ単に結論を導き出すためのデータ(情報)の1つにすぎないということを肝に銘じて使った方がよさそうですよ。

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