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熱海海上花火大会
 この録音は、1998.8.4に行われた熱海海上花火大会の模様を収録したもの。夏を代表する音源として誰でも思い浮かべるのがこの花火。
特に、熱海の花火は残響が素晴らしいことで有名である。規模だけで捕らえると、長岡、大曲などにはかなわないが、響では一味違うのが、この花火大会の特徴だ。
 録音は、大月ホテル前の浜辺。風向きが変ると波も入る位置からのオンマイク収録。ここで注意しなくてはならないのは、マイクの向け方。真正面に向けると失敗するので、向きを甘くするのがポイント
 更に、花火の美しさや大きさを歓声から表すという録音にすると、後で聞いて楽しい。
この日は、あいにくの小雨模様であったが、見ごたえ十分であった。  
この後も何回か現地で録音したが、この日が一番良かった。結局何が違うかというと、火薬の種類とスポンサーで決まるようだ。
使用マイクは、AT822で行った。
各地の蒸気機関車
 SLの夏休みを特集したのが、このアルバム。2000年夏の話題は、磐越西線でのD51とC57の31年ぶりの再会。そして、大井川鉄道のC5644復活20周年記念運転であろう。
 このアルバムでは、計6編成を収録。形式による音の違いなど、聞いていてとても楽しい内容となった。
 今回もう一つの路線として、秩父鉄道も紹介した。首都圏にあって、あまり目立たない存在であるが、今年から緑の12系客車で沿線を走っている様子をスケッチした。
大井川鉄道のC56はC10との重連運転。素晴らしい汽笛を私達に披露してくれた。さすがは大井川鉄道、録音している者に大サービス年季が違うというものだ。
 この夏の思い出である。
創隊50周年 富士総合火力演習
 今年で、創隊50周年を迎える恒例の富士総合火力演習が、9月3日から静岡県の東富士演習場で行われた。
 初日を飾るに相応しい快晴の天気。早朝から富士の裾野を大砲の音が鳴り響いていた。
今回は、録音のポイントを射撃のスピード感を出す事に絞った。
多少、瞬間の正確さに欠けても本物の迫力に出来るだけ迫る録音にしたかった。結果は狙いどおりの成果を得ることとなった。
各展示を見ても、それぞれにサービスされた内容。前半は、50年の歴史を振り返る。休憩時間の音楽演奏はチャイフスキーの1812年で、空砲だが120mm迫撃砲4門が撃ちまくる。
 後段は、実にリズミカルな展開。これまでより分かりやすい進行であった。中でも印象的なのが、90式戦車8両による同時射撃。これは凄い。次の瞬間、会場から大きなどよめきが起こった。
音の風景 10月号 21世紀へ贈る
 これは、音の風景からの第一弾CDである。
ここで紹介しているのは、C57180を福島県側と新潟県側で聞き比べるという構成。
全13トラックの内容で、今年の運行最終日の様子を追加し、沿線の方々にお配りする為に21世紀へ贈るというサブタイトルをつけた。前半は、更科信号所内の様子と磐梯町駅から紹介する。
 後半は、新潟県は鹿瀬町周辺の様子をこの秋から聞く事にする。
今回は特に鹿瀬町の小学生のみんなに聞いてもらおうと思った。それは人と自然が創りだす絶妙な音の響を将来に渡り残してほしいと思ったからである。今の子供達の30年後に、この素晴らしい環境があり続けられることを願ってのことだ。
 先日、子供達から感想文が届いた。思っても見なかった新鮮な反応に、本当に送ってよかったと思う。そろそろSLの旅も、終えんのようだ。

音の風景 ある日の出来事
 このある日の出来事は、システムを選ばずに誰にでも聞いていただける内容のものである。
収録については、野鳥編・屋外での演奏編・そしてセミナー編となっている。
 まず野鳥には、八ヶ岳・丹沢周辺の様子から聞いていただこう。私のようにその場の様子を聞く録音は難しい。個体を聞かせる録音は数多いが、全体を捕らえる優秀録音は少ない。そんな動機からはじめたわけだが、録音そのものとしてはまだ未完成の分野である。マトリクスで再生すると実に自然な感じになる。
 楽器の演奏は、東京近郊の遊園地での出来事からである。この録音はMDで行った。録音機としての実力はあるのだが、なにしろ使いにくいので困ったが雰囲気を美味く伝える聞いていて楽しくなる出来だ。これもマトリクス向きだ。最後は、長岡先生のセミナーからのある日だ。黙って聞いていたい。近未来を展望する話など、大変貴重な記録である。
 このアルバムは、アクセスカウンタープレゼントなどに製作したCDである。
しまなみ海道 多田羅大橋 幻想組曲ネハン
 この録音は、2001.3.3のもの。ここは、愛媛県と広島県の県境にあたる
大三島と生口島に掛かる斜張橋では、世界一を誇る多田羅大橋である。
本州と四国を結ぶ第3のルートとして話題になったここ、しまなみ海道の橋の一つ、多田羅大橋に何があるのか?・・・。それは主塔の下で聞くフラッターエコー現象の不思議な残響なのだ。
鳴き竜現象では、日光東照宮が有名であるが、ここで聞く音はその比ではない。まず、手を叩き確認してみると腰を抜かすほど素晴らしい音だった。この日は、夜に入り、雨になっての録音になってしまい、長時間の滞在ができなかったが、持参した道具を使いひと時を満喫した。
 僅かな時間の録音の中から、よさそうな場面を取り出し、現代曲風にまとめたのが、「幻想組曲ネハン」である。
車が目の前を通過すると、突然の衝撃から一気に幻想の世界へ埋没する。しかし、残念なことにネハンの世界への誘いは、10分間だけなことだ・・・。