サキグロツメタガイはその和名の通り,殻頂部が黒いのが特徴です。ツメタガイも少し黒くなりますが,サキグロほど顕著ではありません。
また、写真でもわかりますが,ツメタガイ螺層は茶色なのに対し、サキグロの青みがかった灰色になるのも見分ける特徴です。
殻の内側もツメタガイは白色ですが,サキグロは灰紫色になります。死殻でもよほど古くならない限りその違いがわかります。
殻の形は,写真では角度によってわかりにくいことがありますが,サキグロは,タニシに似ていて,やや細長くなります。タマガイ科の中では一番高くなる種だと思います。ツメタガイはまんじゅう型で,大形の個体で螺層がややもりあがることがありますが,細長いという印象はありません。
これも写真ではわかりにくいかも知れませんが,ツメタガイは成長すると殻が厚く重くなります。サキグロはタニシほどではないですが,薄質の殻です。
おまけですが,肉はツメタガイは硬く食べにくいですが、サキグロは軟らかく食べやすいです。
中国では,養殖貝類には肉食性のゆえ有害とされていますが,「其肉味鮮美,可食」とされています。
駆除をかねてぜひ試食してみてください。