センセ
嫌いなセンセ、私の場合はいましたです。苦手とは違うなあ〜。大人はミンナ立派と思い込んでいた頃ですから、軽蔑という感覚とも違ったなあ〜。避けたい、逃げ出したい、会いたくない、そんなセンセを嫌いという言葉でくくっています。
嫌いな子はいたのかなあ〜。嫌われていた子の時代はあったですね〜、センセから。多分、そうではなかったのでしょうが、小五までは、嫌われていると思っていた時代、長かったです。
当時は久しく、虚弱だった兄が同じ小学校で人気があって、母もその小学校からいろんな役を頼まれ、講堂で三味線を演奏したこともあったそうで(最近、知りました)、その母が私の孤立に気づいたのは、小四の学期末。センセ、母に言ったそうです。
「○○君には何も申し上げることはないです。ほんとうによくやります」と。いえ、お勉強ではなく、皆が嫌がる事、例えばお掃除を、よくやったという意味でした。
そう、女の子はお掃除の分担を終え、男の子はふざけてサボっていた時、校庭に出て遊びたかった私一人で残り部分を掃除したのに、オンナの子がセンセに「男の子、サボってる」と告げ口をしたのでしょう、突然現われたセンセ、ほかの男の子には目もくれず、つかつか歩み寄って来て、私を皆の前で難詰しましたです。生憎、お人好しでなかった私は、さっさと帰って・・・、不登校ではないんです、登校を拒絶したんです。
私、できる子じゃなかったです。教室で指されると、発育不全もあったのでしょう、呂律がまわらず立ち往生。その時の屈辱感、穴がなくても目の前真っ暗。そんな時のセンセの、ある種の表情が厭で嫌いで、センセという存在そのものが苦手でした。難詰された時の気持ち、憎しみじゃなくて悲しみでした。
このお話、書くたびに哀しくなります。でもね、小六の女のセンセ、サッパリしてカラッとして、エガッタナー。