クリスマスの季節
その164
大学二年のゼミ(前期ゼミ)は「管理会計」でした。商人の子は商学部、商学部は簿記学校の親玉、簿記と会計の違いは言葉の綾、程度の認識で学部を専攻しゼミを選択したのですから、教官もさぞ迷惑だったと思いますよ。

簿記も管理会計も、少しも興味が湧きませんでした。今でも、なぜ文科系資質が大学へ行くのかよく解りません。大学入試を、就職試験の予備試験と位置付けますと納得できますが、それですと、学費と養育費の負担が大き過ぎます。資格取得のためなら、あるいは技術系は、悉く専門学校の名前でよいのでは? 人生に高卒、大卒、大学院卒の違いを設けて、何の利益になるのかなあ〜?

前期ゼミの教官に許しを得て、出かけたのが最初の海外旅行です。帰国後に出席したゼミで、報告を求められ話したことが、夜、どんな所に立ち寄ったなどと我ながら実にクダラナカッタ。

帰国後、気持ちは大学から離れていました。空虚感、疎外感、劣等感、そんなものがゴチャゴチャ押し寄せ、大学が疎(うと)ましくなったのです。通い続けたのは単に見栄。退学の選択は、両親のためにも、耐えられなかったですから。
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