
日時| 2001年10月15日(月)〜20日(土) | 午前10時〜午後6時 土曜は午後4時まで 会場 | 草土舎本店アートサロン | 〒101-0052 千代田区神田小川町1−7 Tel 03-3294-6411 FAX 03-3294-6415 都営新宿線 小川町駅 営団千代田線 新御茶ノ水駅 B6出口前 ![]() 作品 | 親や祖父母の世代の日本画 | 保坂紀子 亀を捧げ持つ史子ちゃん M10 保坂紀子 何を見ているのかな M10 冨永勝子 牡丹 F10 冨永勝子 白いシクラメン F4 みやま恵 ポニーテール F8 みやま恵 お気に入りのパジャマ M15 海保節 月下美人 F10 寺門千治 見つめて F12 水谷青峰 冬日(とうじつ) F10 水谷青峰 夕映(ゆうえい) F10 猪井房 つづみ F8 安藤富 ナイル河 F12 安藤富 せいこ F12 安藤富 奥入瀬 F15 子や孫の世代の作品 山中由菜 想う (高二時代 油絵) F20 山中由菜 想う2 (高二時代 油絵) F20 山中由菜 習作〜sa-sa〜 (2001年 油絵) F6 今裕子 導き (高三時代 油絵) F20 早川桃代 男 (1999年 油絵) SM 宮島明子 歌う (1999年 油絵) F15 宮島明子 固まる (2000年 油絵) F15 新槙英美子 共生〜日〜 (2001年 日本画) F10 新槙英美子 共生〜月〜 (2001年 日本画) F10 須藤和之 浴光 (2001年 日本画) F20 宮渕奈津子 一日の終わりに(2001年 日本画) F20 萩原まい子 路地 (2001年 日本画) F20 会場風景 第三回募集要項 今回は富の絵の「せいこ」から、友人の美大生何人かに 頼んでもらい、現在の作品や美高生時代の人物画も借り 受け、会場に展示することに決めました。当初は、富の 通っている日本画教室の皆さんに一人一点、肖像、また は肖像に準じる人物を描いてもらい、便箋一、二枚の文 章を添えていただくようにお願いしたのですが、八月末 でも完成作一点、下書き一点、構想段階の計三点しか集 まらず、とても開催できる状態ではありませんでした。 額縁店の壁面は、無限に広い訳ではありません。はじめ から風景や静物の、過年度の作品まで広げておけば、開 催はもっと容易だったと思います。では、何を以って選 別するのでしょう? ひたすらお願いする方が爽やかで す。では、なぜ絵画展を開くのでしょう? その答えは 散歩者の夢想MLのサイトの頁に載せておきます。 思わぬ副産物があります。日本画へのこだわりが吹っ切 れました。日本画でも洋画でもなくただの絵画展、絵と の関わりを、生涯の歓びとしている人々が開く展覧会。 まだ理屈っぽい。大よそ四十年から六十年ほど里帰りし て、紆余曲折を重ねながら準備する「高校の卒業制作展 ないし大学の文化祭」──。ここまで来るのに、なんと まあ、長い道のりを要したのでしょう。絵と生活の関わ りは、ヘタな要約を添えるより、「随想 橡の木の葉」 の文芸社刊、またはサイト版をご覧下さい。 親や祖父母の世代の日本画と、子や孫の世代の油絵が交 信できるでしょうか。一方通行で(影響されるのは高年 の側で)しかも実際に描いている人に限られるかも知れ ませんが、子や孫の世代から与えられる刺激が、魅力的 かつ「啓発的」であったとしても、不思議はないと思い ます。 親や祖父母の世代の作品で、サイトに載せた画像は、出 品者ご本人から寄せられた写真(紙焼き)を使用してい ます。子や孫の世代の作品は、ご本人の希望を確認でき た場合に限り、お名前と画像をご紹介することにしてい ます。美大生はもとより美高生も、制作した作品の完成 度を、厳しく批評される経験を、幾度も重ねてきたので はありますまいか。中学生時代までの得意を越え、次第 に成長していく過程を想い返してみますと、爽やかな秋 の陽と、ひたむきに描かれた作品に接する歓びを、共有 できるように思われます。 日本画は 膠(にかわ)を使うの? 岩が絵の具? それ ホント? 程度の知識しか持ち合わせのない係は現在、 日本画という言葉に、画材に拠る分類以上の色合いを見 出せないでいます。それは今、油絵的な絵という表現が 浮かんでこないのと同じだと思います。 81−20=0 81歳の新作の額縁は、仕掛りの写真 で草土舎にお願いすることになり、サロンへの持込みは 開催初日の朝になります。理由は多少違いますが、20 歳からも「時間がない」の呟きが漏れ聞こえ、それを聞 いた81歳、憂い顔が俄かに明るく…… 展示の様子(草原に朝の食卓掲示板、およびニフティの フォーラム等に書き込んだ発言をまとめておきます) 床に作品と説明カードを並べ終え、一服していた午後三 時頃、午前中に作品を運び入れた美大生4人が再びサロ ンを覗きに来ました。すぐに草土舎のMさんも上がって きて6人で談笑、Mさんが作品を壁に掛け始めた頃合を 見計らって私曰く「そろそろ逃げ出してよいですね」 帰る前に、鬼が笑う来年の準備を、Aさんに話しておき ました。返事は即座! 草土舎の最寄り駅で、帰りの電車を待っていたとき、都 心一等地へバイトに向かう美大生の一人とホームで出会 いましたが、Bさん曰く「Aさんは若いから走れるので すよ」 ・・・えっ! だって・・・? 電車が来るまでのほんの僅かでしたが、まさか、そのよ うな答えが同じ学生から返って来るとは! 改めて認識 させられました、美大生、必ずしも、自分を若いと認識 している人だけではないことを。ですが私には、やはり Bさんは、皆と同世代の学生に見えています。 別れを告げ、電車に乗ってから、Bさんの作品を改めて 想い返してみました。 作品の写真は現物とは別物です。「問題」を避けるため 親や祖父母の世代の作品は、皆さん各自が写した紙焼き を使っています。学生の作品の写真は、名前入りでの掲 載を望まない3点を除き、展示前のサロンで私がまとめ て写しました。まあ、私の写真の出来は先ずお粗末でし ょうから、草土舎の展示中に撮り直すかもしれません。 学生の作品は、額縁なしか、各自の手作りの額縁です。 金とかプラチナの岩絵の具について触れたとき、彼女ら 曰く「我々の使えない画材なのだ」 よい刺激になったのでしょう、二十四時少し前に、長文 の電子メールが届きました。 ……慣れないものでハプニングが多々ありましたが、あ の後無事飾り終えました。……○○さんには数年前の壁 画や卒制を覚えて頂いていたことに驚きながらも正直感 動しました。自分の作品が誰かの記憶の中に存在してい たことが本当にうれしくて、あぁ、私がやってきたこと はちゃんと繋がっている。そのことが今の自分に(以下 割愛)……… この展覧会は、茫漠としてはおりますが、書き物と連携 した、遠く遥かな世界を想いながら開催していますので、 なんとか三回目に繋げたいです。 循環運動 81歳の新作は10月14日20時現在、ま だ顔と指と椅子の脚と茶碗とテーブルの表面に手を入れ なければなりません。構想から現在まで、時間は十分す ぎるほどあったのですが、絵そのものを描く意欲が湧か なかったことが第一の関門でした。しかし開催日が迫っ たここ数日は集中力も体力も蘇り、活発に描きはじめ、 ホッとした矢先、伏兵が控えていました。 流れに任せる弾力性が低下、画布の変化についていけず、 翌朝になると記憶が一段古い方針に逆戻り、さらに部分 部分の描写にのめり込んでしまい、部分に筆を加えれば 加えるほど全体が崩れ、塗っては洗い流す循環運動が始 まっています。未完成でも仕掛りでも、私は完成作同様 に評価できますが、一目で調和の乱れがわかる画布では、 さすがに本人も納得できないのでしょう、この状態では いつになっても筆を置けません。その焦燥感! 戦いな のです、81歳の素人にとって描くとは。 この展覧会の宣伝文 生活と歩みを一にする表現活動、 という考えから生まれたとても小さな展覧会を、10月 15日から20日まで、神田小川町の草土舎本店アート サロンで開きます。展覧会のきっかけは連載した随想で した。親や祖父母の世代の出品者は61歳〜81歳。作 品の画像はサイトに掲載。絵の好きな人も読書好きも、 お気軽にお越し下さい。 美術より美食 草土舎の並びには「YMCA」レストラ ン、淡路町交差点を北に歩くと、明治17年創業「近江 屋洋菓子店」のショートケーキ、須田町の交差点には、 弘化三年創業「万惣」のフルーツパーラー、万世橋の袂 「肉の万世」の1階には精肉売り場、ビアホールは…… 等々、お帰りの飲食やお土産にも不自由しませんので、 是非どうぞ。 係 | 散歩者の夢想メーリングリスト(注) | u7l8vs@nifty.com 注) 神田の商人の自伝(明治〜昭和15年/抄録) その娘が60年連れ添った伴侶晩年の記録 商家の写真集(大正〜昭和30年代) 問屋暮らしの回想(折々の写真/神田川) スペイン旅行記、鉄塔の聳える村(七道河村)など 「美と生活」を主題にした表現を試みています この展覧会の名前は当MLで連載した随想の題名です URLは次の通り http://www02.so-net.ne.jp/~reverie/ http://homepage2.nifty.com/reverie/ 次の場所でも検索できます Yahoo! JAPAN → ホーム > 芸術と人文 > 人文 > 哲学 > 個人 Google Web Directory → Japanese > アート > 文学 > 個人作品 (C)Copyright 2001 SHIMADA, Ichiro. All rights reserved. | ||||