折々の文章


────────────────────────────
クリスマスの季節 −99−
────────────────────────────
  
夏休みの花





















清水公園 花ファンタジア


 ※


休日の私はお昼や午後に所用がある時、短時間で往復できる公
園に出かけます。葛飾、川口、市川、松戸、野田などの公園は、
食品スーパーに立ち寄っても午前十一時には帰宅できます。

我が家周辺にも緑はあります。早朝、走りながら見ていますが、
痛みを知る機会が勝(まさ)ってしまいます。

週に一度は樹木や草花を見ないと落ち着きません。関東地方の
原風景は植物です。

豊かさ感が、普遍的な植物園ではなく、無辺的な動物園に位置
した訳が今一つ解りません。単に成り行き……、だったのでは
ないのかな〜? 大切なものを見極め、育て、引き継ぐ必要を
認識できずに、建設も破壊も、産業化も空洞化も刹那刹那の最
善を尽くす、曰く「技術一番! 曰く「経済一番! 曰く「歴
史的偉業! 曰く「史上の英傑!

暮らしの軸足を植物園に移すことが可能なら、自分の車は手放
したいです。歩行中も走行中も、より速く、より大きくなる車
列に圧迫感を覚えます。東京圏の交通事情を踏まえますと、な
ぜ大型化するのか解りません。

島嶼では技術力も経済規模も、無辺動物園で暮らすストレスの
果実ではないですか? 産業活動全体が、足許の暮らしから逸
(そ)れてしまい、檻に縛られた動物の、反復運動に思えてしま
います。自己目的とも、自己原因とも呼べるかもしれません。




次頁へ
前頁へ
クリスマスの季節1へ
折々の文章、始まりへ
折々の文章、下書きへ