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折々の文章 |
──────────────────────────── クリスマスの季節 −119− ──────────────────────────── 今日から九月です。 関宿水閘門(せきやどすいこうもん)の写真を探しましたところ、 やはりありませんでした。意識して撮らなかったと記憶してい ます。樹の間の水閘門で代用しました。 制度を変えても変わらないものがあります。県境や市境を取り 払う暮らしの美学を、子が解るように表現して下さい。大人は 解らなくても然程(さほど)困りません。子を介して希望を育む でしょうから。 同じ入り口ですが、江戸川と隅田川では稠密(ちゅうみつ)の度 合いが違っています。利根川と江戸川の分派点は殺風景なほど 広くスカスカ。脳裏に浮かぶのは、洪水の幻影と銚子までの水 の流れ。はじめてのスキーは奥利根から板を担いで出かけた大 穴スキー場。それから半世紀経ちましたが、私は一度も奥利根 〜銚子港往復の漕艇を経験していません。江戸川の関宿〜東京 湾さえも。 趣向を凝らした手作りの筏(いかだ)競争が報道されます。材料 や筏は再利用されるのだろうか? 一方、技術を駆使した舟艇 で、家庭泊をお願いしながら利根川を往復する子らの夏休みの 行事は、私はまだ見た記憶がありません。島嶼の観光資源のこ れが現実。寂しいのは、景色ゆえではなかったです。 |