折々の文章


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クリスマスの季節 −234−
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厚司(あつし) 茨城県結城(ゆうき)市






































祖父の結城紬です↑
武骨で作業衣そのもの
今は先ず見かけない生地の厚さ
左袖口から上前の裾にかけてボテボテと血の跡
祖父は接客も片付けも結城紬
何着かを代わる代わるに

 創業九年目の年
 大正十二年----

 当時は売上帳を記入しなかったので年商は不明だが
 銀行当座通帳を調べると入金高は六十八万円に達していた
 店員も十人余りいたので
 祖父が自ら裁断機を握る必要はなく
 長年着馴れた襤褸の厚司(アツシ)を脱いで
 結城の着物に着替え
 白金の時計を買い
 酒を飲むことも覚えた ……自伝抄録より




 結城紬原料商 紬糸店



 紬糸




 織元にて














以前も結城市を訪れましたが
立ち読みの観光案内とは勝手が違い
観光地図の必要を感じたまま行く先を変えてしまいました
今回も様子が判らず ←範囲は狭いのですが道は遊歩に不向き
給油所で教えてもらい何とか ←益子の給油所には観光地図も

ある紬糸店では
高年の奥様が後継者難を口に

ある織元では
お母さまでしょうか高年の婦人が応対してくれましたが
暫くしてご主人が現われ街についての雑談へ

馬喰町や横山町や浅草橋の今も
神田川沿いで貸ビル業へ転じた問屋の今も
神田明神も
一時寂れた浅草も大体はご存知でした
私は観光客として
桐生や佐原や真壁や川越や栃木市の印象をお話しました
桐生についてはよくご存知でした
真壁の最近については
番頭さんでしょう一緒に頷いておられました

 新宿は真似られないですな
 ただ、傷んだ建物が多いからな〜



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