折々の文章


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クリスマスの季節 −261−
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レース 栃木県日光市

日光田母沢(たもざわ)御用邸記念公園





































三十年前の出張で ←当時は新分野の起業に従事
はじめて欧州に出かけたときは
モスクワ経由でコペンハーゲンに降り立ちました
モスクワまでの機内はガラガラ
モスクワからは異国の旅客が多数派

欧州旅行の予備知識はありませんでした
コペンハーゲンの飛行場の知識も白紙でした
人影は少なかったです
旅行鞄を受け取って
入国手続きは何処なんだろうと気にしながら
数人の流れに従い
トボトボ歩きましたところ外の道路に出てしまった!
密入国?

翌朝から私は行方不明に
ロンドンからの駐在員との ←私よりずっと年長
宿での待ち合わせに失敗したのです
私が記入欄を確かめもしないで
宿帳に名→姓と署名したための混乱です
その時から
できるだけですが
名前を記す折は
姓は全部大文字
カンマを挿入 ←しない時も
名は頭文字以外、全部小文字で
姓→名の順に書いています

行方不明が晴れた数日後
駐在員と市内を歩いていた折
離れた区画で高年の婦人が
杖を振り上げ怒鳴っていました
通行人が宥(なだ)めている様子でしたが
駐在員は私に止まって!と命じ
暫くその声を聴いていました

怒っているのは我々に対してです
公道を笑顔で歩いていたのが
侮辱したと誤解されたようです
気をつけましょう

その時からです
相手の言葉に耳を傾ける折 ←会話の多くはそう
おかしくもないのに
笑い顔が現われてしまう習性に ←私は意識しないと今もそう
嫌悪を感じるようになったのは

さらに進みますと
建物で囲われた敷地に入っていました
当時の勤め先の
本業はデンマークの会社とも関係があり
コペンハーゲンに通じていた駐在員から
敷地が王室の宮殿であると知らされました

旧日光田母沢御用邸では
カミサンと娘のお土産に
お印を模様と刺繍(ししゅう)で表わした
レースのハンカチを買いました
ハマナスとゴヨウツツジのハンカチを各一枚
詰め合せた小箱です



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