折々の文章


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クリスマスの季節 −328−
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干物 千葉県勝浦市

 勝浦中央海水浴場

 勝浦港









 朝市







 この間、長女と二女が生まれ
 長男が九歳で病死した
 肺炎を患い
 殆ど快癒したが
 静養のため千葉県勝浦へ遣ったところ
 付き添いの祖父の母親が伝染病にかかり
 急遽、長男と帰京
 母親はほどなく全快したが
 長男は肺炎を再発して急死した

        …………祖父の肖像より


ナオちゃんは漁師の家に預かってもらったそうです
漁師は親切だった」が
勝浦について言い伝えられた母の記憶

刺し網を手入れしていた小父さんも小母さんもお爺さんも
お婆さんの手押し車にオマケを入れてあげた小母さんも
天麩羅を揚げていた小父さんも
車を預かってくれた土産物店のお姉さんも
張りのある声と自然な響きで和ませてくれました
東京圏での私は
スーパーもコンビニも
丼チェーンも百貨店も珈琲チェーンも
訓練され義務づけられた挨拶に荒涼と殺伐を感じてしまい
黙礼だけのほうが有り難いと思っています
緑を根絶やしにした市街で
冷風乾燥機を多用したため
トーキョーのヒトは心も干物に変えてしまった



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