折々の文章


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クリスマスの季節 −342−
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需給
千代田区の東神田から
中央区の日本橋馬喰町、東日本橋、日本橋富沢町、
日本橋久松町、日本橋浜町、日本橋人形町へかけても
共同住宅の建設現場に出合います














 馬喰町の大通りでも

 浅草橋交差点すぐでも

 共同住宅建築の波




 神田川 秋葉原方向




共同住宅のほかに使い道が思いつかない繊維街も
泡期には賃貸の事務所ビル建築を前提に、例えば
前々頁の「上の路地」の奥、僅か十数坪も地上げ業者の標的に
金額は推定二億数千万円、誤差数%以内

地上げのお金も出処を溯(さかのぼ)れば金融機関
不動産の売上金を
会員権に、事務所ビルに、マンション一棟に、航空機に
さらに投資するよう促したのも金融機関
それが悪夢ではなく現実でした

当時は廃業する繊維業者も
金融機関が提供した採算計画に夢を見出し
誘われるままにお金を借り
賃貸の事務所ビルを建てていました
例えば、縁者の今は入居者探しと返済の重荷で
不安の日々を送っています

今の共同住宅建築の波には
お金以外にも疑問が湧きます
問屋街も事務所街も共同住宅の比率が高まり
下町の住宅も郊外の住宅も中高層化が進みますと
緑を根こそぎにした
新線沿線の町づくりは必要なんだろうかと

住環境が一層ガタガタになります
ソモソモ中高層住宅は子育てに向きません

疲弊する余地もなくなった緑
瓦礫の含み資産の膨張
財産価値下落の懸念
共同住宅建て替え時の煩わしさなど
未来の子までババを引きます




 足許 雨の日の南天




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